2011年10月6日木曜日

福島の女子高校生の手紙~国に殺される


福島の女子高校生の手紙~国に殺される

福島県南相馬市の女子高校生の手紙がネット上で公開されていた。
559■真実
助けてください
福島県南相馬市の
女子高校生です
わたしは友達を津波で
なくしました
私の友達は
両親をなくしました
私の無二の大親友は
南相馬でガソリンが
ないため避難できずにいます
電話やメールでしか
励ますことしかできません
親友は今も放射能の恐怖と
戦ってます
だけどもう、諦めてました
まだ16なのに
死を覚悟してるんです
じわじわと死を感じててるんです
もし助かったとしても
この先放射能の恐怖と
隣り合せなんです
政治家も国家も
マスコミも専門家も
原発上層部も全てが敵です
嘘つきです
テレビでは原発のことが
放送されなくなりつつあります
同じ津波の映像や
マスコミの心ない
インタビュー
口先だけの哀悼の意
被災を『天罰』と言った政治家
政治家はお給料でも
貯金でも叩いて助けて下さい
彼らの贅沢をやめて
被災者を生きさせて下さい
命令ばかりしないで、
安全な場所から見てないで、
現地で身体をはって助けてください
私達は・・・見捨てられました
おそらく福島は隔離されます
完全に見捨てられます
国に殺されます
私達、被災地の人間は
この先ずっと
被災者を見捨てた国を、
許さないし恨み続けます
これを見てくれた人に
伝えたいです
いつ自分の大切な人が
いなくなるかわからないです
今隣で笑ってる人が
急にいなくなることを
考えてみてください
そしてその人を
今よりもっと大切にして下さい
今、青春時代をすごす
学校が遺体安置所になってます
体育や部活をやった
体育館にはもう二度と
動かない人達が横たわってます
どうしたら真実を
一人でも多くの人に
伝えられるのか・・・
一人でも見て貰えれば幸いです
考えた末、勝手ながら
この場をお借りしました
ごめんなさい、そして
ありがとうございます
大人よりも若い高校生の方がはるかに現実を、真実を見ていると言える。政府やマスコミの「安全デマ」を信じ、ACの「ぽぽぽぽ~ん」のCMを見て喜んでいるような大人たちより、彼女の方がはるかに知恵がある。
南相馬市は、一部が計画的避難区域になるが、彼女がいる場所や学校はどうなるのだろう。彼女や彼女の友人、同級生たち、若い人たちや子供たちを助けてほしい。
せめて子供たちだけでもすぐに疎開させなければならなかったのに、何も対策を取らない政府。「国に殺されます」という彼女の言葉が重い。
上の手紙は、転載自由とのことだ。

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