放射線副読本が!!いるかちゃん ~ 子どもを守れ@福島市さんのブログより


いるかちゃん ~ 子どもを守れ@福島市さんのブログから


放射線等に関する副読本の作成について:文部科学省


副読本のかなから『高校生のための放射線副読本』について、各ページに添削とコメントをします。

まずは、全体に関して、
原子力推進の立場から原子力発電を削除したら、このような副読本になると思われます。

東京電力福島第一原子力発電所の事故がなければ、このような副読本もアリだったかもしれません。しかしながら、原発事故は起きてしまいました。原発事故のことではなく、放射能汚染が収束するには数十年では無理でしょう。現在の子どもたちは、生涯に渡って放射能と共存するしかなくなってしまいました。故に、放射能から身を守る術を身につけなければなりません。これは、読み書きソロバンよりも優先する必須の学習項目です。文部科学省は、現実を真摯に受け止め実効的な副読本を作成すべきです。新教科を作っても良いかもしれません。


放射線等に関する副読本の作成について:文部科学省
小学校児童用 (PDF:1343KB) 
小学校教師用解説書1/2 (PDF:1450KB) 
小学校教師用解説書2/2 (PDF:945KB) 
中学校生徒用1/2 (PDF:1044KB) 
中学校生徒用2/2 (PDF:711KB) 
中学校教師用解説書1/3 (PDF:1270KB) 
中学校教師用解説書2/3 (PDF:1113KB) 
中学校教師用解説書3/3 (PDF:696KB) 
高等学校生徒用1/2 (PDF:1017KB) 
高等学校生徒用2/2 (PDF:1014KB) 
高等学校教師用解説書1/3 (PDF:1467KB) 
高等学校教師用解説書2/3 (PDF:1133KB) 
高等学校教師用解説書3/3 (PDF:737KB) 
が、あります。


00
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問題ありません。

01
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放射線でも間違いとは言えないかもしれませんが、この場合は放射能でしょうね。

放射線による外部被ばくから大きな影響を受けるのは、限られた地域です。
放射性物質による内部被ばくの影響は、全国的な問題です。

放射線防護などという言葉は事実を矮小化する用語となってしまいました。必要なのは放射能防護(放射性物質防護も含む)です。


02
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問題ありません。

03
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CTによる医療被ばくも健康に影響があります。
リスクアンドベネフィットを考慮して、医師と相談してください。

04
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間違いはありません。

プルトニウム(原子番号94)などの超ウラン元素は、自然界には(全くといっていいくらい)存在しません。
生物の進化の過程で対応していませんから、注意が必要です。

05
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間違いはありません。

じゃが芋の発芽抑制にも利用されますから、放射線は生物にいろいろな影響を与えます。

06
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間違いはありません。

放射線(電離放射線)と光や電波を同列に扱うような表は誤解を招きます。

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問題ありません。

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問題ありません。

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間違っています。または、重大な誤解を招く図解です。

この図解では、すべてが外部被ばくのように見えてしまいます。

高いベクレル値の放射性物質からの放射線によって、外部被ばくします。
低いベクレル値の放射性物質を摂取することによって、内部被ばくします。
どちらも、被ばく量はシーベルトで表示します。

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(;б。б)ゞ ゴメンネェ...わたしの認識が間違えていたのでしょうか?

副読本の「実効半減期」を「生物学的半減期」と考えていました。
副読本が正しいのかもしれません。

表に関して、
プルトニウムが入っていないのは理解に苦しみます。禁句なのでしょうか?

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問題ありません。

『人類は、地球誕生以来、』は、『生物は、地球誕生以来、』のほうが良いでしょうね。

雑談(コラムでもいいけど):
干ししいたけのカリウム40が、700ベクレルと大きいですね。高いセシウム汚染が散見されるのは当然ですね。干し昆布(昆布もか?)も要注意食品かもしれません。
なお、セシウムはカリウムと誤認されて人間を含めた生物に取り込まれます。ストロンチウムはカルシウムと誤認されて取り込まれます。

調べてみよう:
『周期表』をタテにみてみて

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内部被ばくに関する記述が不足しています。

外部被ばくでは、ほぼガンマ線が問題になります。
内部被ばくでは、ガンマ線だけでなくベータ線やアルファ線の影響を受けます。内部被ばくでの健康被害が大きくなるのは、体を通り抜けることができないベータ線やアルファ線の影響が大きいことが原因です。紙やアルミ箔で遮断できる放射線は、むしろ危険な放射線です。

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誤解を招く表現が多いです。

ここで紹介されている調査は、すべて外部被ばくによる影響です。健康影響が大きい内部被ばくに関しては言及されていません。ICRPなどは、内部被ばくを無視しています。ECRRの勧告などは、内部被ばくを重視しています。

ICRPの記述に関して、
一度に100ミリシーベルト
1年間に100ミリシーベルト
蓄積して(生涯で)100ミリシーベルト
と、異なる期間を注意喚起することなく使用するために混乱に拍車を掛けています。どの期間であっても100ミリシーベルトあたり 0.5% がガンで死亡します。1年目に100ミリシーベルト、2年目に100ミリシーベルトの被ばくをすれば、1% がガンで死亡します。

低い線量やゆっくりと放射線を受ける場合について、急激に受けた場合と比べて2分の1になるそうですね。
放射線量は、距離の2乗に反比例します。内部被ばくでは、放射性物質と細胞やDNAとの距離が極端に短くなりますから極端に強い放射線を浴びることになります。ICRPのリスクモデルが数十倍か数百倍の誤差が生じる可能性があることを示唆していると言えます。


遺伝的影響に関しては、被ばく1世より被ばく2世のほうがリスクが高いという意見もあります。被ばく3世以降に関しては、データが不足していると考えられます。(チェルノブイリ原発事故から25年しか経過していません)

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放射線から身を守るにはに関して
放射線の量は、放射性物質からの距離の2乗に反比例します。
一箇所のみに放射性物質がある場合には、放射性物質から距離をとるのは有効です。
あちこちに放射性物質がある場合には、放射性物質から距離をとるのは事実上不可能ですから、避難することが有効です。


放射線による健康被害は、ガンだけではありません。
心臓疾患をはじめとして、いろいろな疾患を引き起こすと考えられます。

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医療での使用に関して
リスアンドベネフィットに照らして、放射線を利用する方が良い場合も多いと考えられます。しかし、乱用はすべきではありません。
放射線は、殺菌やガン治療にも有効です。生物や細胞を殺す力があります。

害虫駆除での使用に関して
不妊虫放飼法に関しては、知識がありませんでした。放射線による遺伝障害を利用した方法のようですね。

品種改良での使用に関して
放射線は突然変異を誘発すると考えられます。好ましい突然変異は進化です。好ましくない突然変異は奇形などです。

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放射線の利用全体に関して

放射線は、厳格に管理された環境で使用する必要があります。野放しに放射性物質が存在している現在の状況は危険です。

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平常時であれば問題ありません。

現実に多量の放射性物質が広範に飛散してしまった現状では、環境モニタリングも食品のモニタリングも圧倒的に不足しています。充実を望みます。

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非常時における放射性物質に対する防護に関して
時間あたり 0.5マイクロシーベルトを超えるような地域は、”非常時”と同等の防護が必要です。

避難や退避の考え方に関して
今回の東京電力福島第一原子力発電所事故では、政府が情報を隠匿してしまいました。そして、無批判にテレビやラジオで誤った情報を流してしまいました。事故から半年以上経過した現在でも、政府やマスコミは極端に楽観的な情報を流しています。
政府や教師、新聞やテレビを過信することなく自分自身で調べる習慣が必要です。インターネットなどを通して、ICRPの勧告やECRRの勧告の多くを日本語で読むことができます。少し難解かと思いますが、マスコミから垂れ流されている情報が違っていることは理解できるはずです。
インターネットからの情報であっても、マスコミからの情報であっても、学校からの情報であっても、正しいこともあれば間違っていることもあります。

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問題ありません。

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