食品安全委員会:放射性物質の食品健康影響評価について 、ウランもプルトニウムも発がんリスクになりえない?


ウランもプルトニウムも発がんリスクになりえない?

放射性物質の食品健康影響評価について



※ 放射性物質の食品健康影響評価については、
7月26日の第9回「放射性物質の食品健康影響評価に関する
ワーキンググループ」において、
評価書案がとりまとめられ、同日の食品安全委員会へ報告されました。
その後、
パブリックコメント(7月29日~8月27日)を経て、
本日(10月27日)の食品安全委員会において評価書を確定し、





 量が十分であれば、経口摂取されたり吸引されたウランは
その化学的毒性により危険となりうる。
水銀やカドミウム、および他の重金属イオンと同様に、
過剰なウラニル[3]イオンは腎機能を低下させる
(すなわち腎臓に影響する)。
高濃度では腎臓は損傷を受け、ひどいときには、腎不全が引き起こされる。
一般的な医学的および科学的に一致した意見では、
高度に摂取された場合、
ウランは放射線学的な問題に先行して化学的毒性が問題となるだろう。
ウランは弱放射性であるため、
いったん体内に取り込まれると器官は放射線被曝もするが、
主要な健康に対する影響は体機能に対するその化学作用に関係している。
動物実験では、非常に幼い個体にウランが餌に与えられたとき、
成体よりも多くのウランが血液中に吸収されることがわかっている。
ウランに対する被曝が
人間の胎児の発達に影響するかどうかも知られていない。
非常に高い投与量のウランを含んだ飲料水を
餌として与えられた動物について
死産の増加と先天性欠損症(奇形)が報告されている[5]



P140





「同意無き」プルトニウム人体実験など、放射能・放射線人体実験関連
<< 作成日時 : 2006/08/22 22:12 >>
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今日は、放射性核種をこっそりぶちこんだ「プルトニウム人体実験」の関わりで、クラレンス=ラシュバウ(Lushbaugh 、Clarence)で調べてみたが、なるほどねえ....
Lushbaugh Clarence
この方、人体実験医と言われている、結構危なそうな方なんだが、
“ICRPのエライサンだったりもした”
のですねえ.....
どーりで、
“ICRPに立ち向かう批判勢力ECCR”
が出てくるわけです。
(あそこまで権威ICRPに戦闘的に食らいつく場合、過去に余程の事があったと考えるのが普通なんだけど、表面的なトンデモで片付けたらダメですね)
でまあ、この方のやったことがDOEのオレアリー女史や、アルバカーキ=トリビューンのアイリーン=ウェルサム女史によって、公開されました。
http://www.eh.doe.gov/ohre/roadmap/histories/0453/0453toc.html
ラシュバウ@人体実験医でICRPのエライサンだった方は、2000年にアルツハイマーでおなくなりになりました。
ここらへん、DOEの「放射線(放射能?)人体実験」公開の、
Human Radiation Experiments
にあります。
ゆっくり訳して読むと、すっごくおもろいので、URL紹介しておきますね。

中でも、プルトニウム化合物代謝を調べているのは、
“放射線(放射能?)人体実験リスト”

“Plutonium Injection Studies DURING 1945 TO 1947(プルトニウム注射研究:1945~1947)”
くらいしかなく、この実験関連の和訳本(「プルトニウム人体実験」とか「プルトニウムファイル」)とか見ると、この研究結果のみが、プルトニウム代謝についての唯一のデータらしく、プルトニウム内部被曝においては、このデータを元に被曝線量の計算がなされているようです。(もし、プルトニウム代謝研究が長足の進歩を、ここ十数年で遂げていたならば、このデータはゴミ箱行きになるでしょうが)
ところがこれは、「肺への酸化プルトニウム吸入」ではなく、「プルトニウムの硝酸化合物、プルトニウムのクエン酸化合物を注射した」という研究で、再処理工場とかでちょくちょく起きる「酸化プルトニウムの吸引」の話とは違うのです。
酸化プルトニウムが肺に付着した場合の代謝について、いい資料があれば良いのですがねえ.....


食品からの被曝「生涯100ミリシーベルト」安全委答申



食品からの被曝(ひばく)による影響を検討していた食品安全委員会は27日、「健康影響が見いだされるのは、生涯の累積でおおよそ100ミリシーベルト以上」とする評価をまとめ、小宮山洋子厚生労働相に答申した。厚生労働省は、緊急対応として使われてきた現在の暫定基準を見直し、新基準案を年明けまでにまとめる見通しだ。
「生涯累積100ミリシーベルト」(原発事故由来ではない自然放射線などを除く)は、新たな正式基準をつくる根拠になる。これまで同委員会は、食品だけでなく環境からの外部被曝も含めて100ミリシーベルトだと解説してきた。
しかし同日の記者会見でこれまでの説明を訂正。外部被曝は所管外だとして、「外部被曝がほとんどなく、汚染された食品からだけ被曝する状態」を前提にして考えた値だと解説。「内部と外部の合計ではない」と述べ、食品による内部被曝だけで100ミリシーベルトという意味だと強調した。しかし福島県など外部の放射線量が高い地域は現実にはある。外部被曝分をどう考えるのかという問題は、厚労省などに判断を委ねる意向を示した。
厚労省は、東京電力福島第一原発事故による放射性物質を含んだ食品を1年間摂取した場合の被曝線量を、全年齢平均で約0.1ミリシーベルトと推計している。このままの状態で0歳児が100歳まで生きたとしても、生涯10ミリシーベルト程度という計算になる。
従来の暫定基準は、食品からの被曝を放射性物質全体で年間17ミリシーベルトを超えないようにするという大枠から、1キロあたりの基準を算定した。放射性セシウムなら野菜や肉類で1キロあたり500ベクレル。この物差しで農水産物の出荷停止措置がとられた。国際放射線防護委員会(ICRP)の換算式によると、成人が1キロあたり500ベクレルのセシウム137を含む食品を200グラム、365日食べ続けると、内部被曝は約0.5ミリシーベルトに相当する。
小宮山厚労相は新基準について「安全性を確保する必要があり、(暫定基準よりも)厳しくなる」との見通しを示す。ただ検討作業は簡単ではない。生涯累積なので年齢によっても差が出る。子どもは大人より放射線の影響を受けやすい可能性がある、と答申は指摘した。厚労省は31日、薬事・食品衛生審議会を開き、食品安全委の答申を報告する。(小林未来)

ニュース争論:食品の放射線規制値 稲葉次郎氏/富永国比古氏

東京電力福島第1原発事故は早期収束の見通しが立たず、放射性物質による食品汚染への不安が続いている。食品の規制値はいまだ「暫定」のままで、政府が今後設定する規制値次第では農産物の流通にも影響が出かねない。食の安全と健康をどう守るべきか。稲葉次郎・国際放射線防護委員会(ICRP)元委員と、福島県郡山市の開業医・富永国比古氏に聞いた。【立会人・小島正美編集委員、写真・山本晋】
◆内部被ばく、もっと調べよ--元ICRP委員・稲葉次郎氏
◆規制だけでは解決しない--開業医・富永国比古氏

 ◇生涯累積値どうみる

立会人 放射性物質の健康への影響を評価していた食品安全委員会は7月下旬、規制の目安を「生涯累積で100ミリシーベルト」(自然放射線と医療被ばくは除く)とする評価書案をまとめ、近く厚生労働省に答申します。同省は暫定規制値の見直し作業に入りますが、食品安全委の評価をどう見ますか。
稲葉 これまでの研究結果から考えて、100ミリシーベルトという数値自体は妥当でしょう。問題は100ミリシーベルトをどのように年間に割り当てるかです。人生を100年として、1年間で1ミリシーベルトという割り当て方だと厳しすぎて現実的ではないように感じます。厚労省は緊急時の被ばく状況と通常の被ばく状況が異なることを認識し、事故が収束するまでの数年間を柔軟に考えれば、現行の規制値とそう違わない程度に両立可能だと思います。
富永 100ミリシーベルトは広島・長崎の原爆の一度の被爆から得られた数値で、なぜ生涯の累積値としたのか理由がはっきりしません。「累積値」というと、放射線の害がどんどん蓄積していくようなイメージを与えますが、放射線には半減期があり、体内からの排出もあります。生物は放射線で傷ついた遺伝子を自ら修復し、壊れた細胞を排除する作用を活発に行っています。その適応機能を考えると、100ミリシーベルトより高くてもよい気がします。食品安全委員会は、これ以下なら影響がないという境目(閾(しきい)値)はないという考え(LNT仮説)に立ちながら、実際は「閾値」とも解釈できる数値を出したのは、説明不足の印象がぬぐえません。
立会人 100ミリシーベルトは食品や空気からの内部被ばくと、外からの外部被ばくの合計です。外部被ばくの多い福島県の住民はどうなるのでしょうか。
稲葉 確かに福島県では外部被ばく量が高いので、その分、内部被ばく線量を低く抑えねばならなくなります。その意味では規制値を厳しくして、食品からの放射性物質の摂取を少なくする必要がありますが、あまりにも厳しい規制値だと福島産の農産物の供給が難しくなります。今後、除染によって外部被ばく量が少なくなることを考慮しながら、福島産農産物の流通が滞らないよう、線量を上手に割り当てる手さばきが必要になりますね。
富永 福島県に住む私たちは、これから何十年も放射能と付き合っていかねばならない。「福島産を食べるな」と言う学者もいますが、有機農産物を作る私の友人は本当に傷ついています。規制値を厳しくするだけでは解決策になりません。むしろ規制値以下ならば「福島産を食べよう」という激励メッセージがほしいです。

 ◇被ばくの影響と対応

立会人 内部被ばくの方が危ないという専門家がいる一方、低線量なら健康に良いという見方もあります。
稲葉 ネズミにプルトニウムを吸入させたり、トリチウムを投与するような内部被ばく実験が数多く行われてきました。しかし、内部被ばくによる障害が外部被ばくより大きいというデータは得られていません。体の中に入った放射性物質は放射線を出し続け、細胞を傷つけます。しかし、外から来た放射線でも、同様に細胞を傷つけます。どれだけ放射線を受けたかが重要で、人体への影響を表す単位のシーベルトが同じ数値なら、内部、外部とも同じ影響を及ぼすというのが国際的に認知された考え方です。
富永 低い放射線が生物に有用な効果をもたらすという「ホルミシス効果」は、多くの学術論文で確かめられつつあります。臨床的には、がんや自己免疫疾患などに効果があったという報告もあります。原発推進か脱原発か、という政治的問題とは切り離して、この研究を推進してほしい。
稲葉 細胞や動物実験では確かに、低線量で一時的に元気になる現象があることは否定しません。しかし、長期の被ばくでも健康に良いかははっきりせず、ホルミシス効果に期待するのは疑問です。低い線量でも影響があるという前提で、合理的に対策をとっていくことが大切だと思います。
立会人 体内に入った放射性物質の影響を減らす方法はありますか。
稲葉 ネズミにいろいろなものを食べさせ、どれだけ除去できるかの実験も試みましたが、劇的な効果をもたらす方法はありません。ただ、カリウムやカルシウムはセシウムやストロンチウムの代謝を促進するので、カリウムやカルシウム、食物繊維などの豊富な緑黄色野菜や果物、海藻を多く取るように心がけることが大事です。禁煙や適度な運動、食べ過ぎない、など一般的ながん予防策も効果的でしょう。
富永 被ばくしたわれわれが一番心配しているのは、がんになるかどうかです。がんの予防や治療には、減塩、減糖、カロリー制限を心がけ、新鮮な野菜や果物、穀類や大豆、海藻の摂取など栄養学的アプローチがかなり有効だと思います。これは一般的な健康維持にもなります。

 ◇被災地福島への視点

立会人 今後、原発事故の被災地への視点で何が重要でしょうか。
富永 私のクリニックには人工妊娠中絶を希望する女性も来ますが、現状の汚染レベルなら、その必要はないと説明しています。福島県内の女性が婚約を破棄されるなど人間関係が分断されるという深刻な現実があります。過度の不安から、うつ状態になる人もいます。他者の心の痛みにじっと耳を傾けること、臨床心理士などによるメンタルケアの充実が求められています。
稲葉 世界中で核爆発実験が行われていた1960年代当時、政府は一般家庭の日常食を集めて放射能を測り、数値を公表していました。一般市民の放射性セシウムの体内量の測定と線量推定も行われていました。分からないことが不安の最大の原因なので、一般市民の体内被ばくをもっと調べた方がよいでしょう。
富永 われわれの願いは、原発事故の早期収束と、根拠のない福島に対する差別をやめてほしいということです。原発事故は大きな苦痛と怒りをもたらしましたが、それに立ち向かう「知恵」も与えられていると信じたい。
■聞いて一言

 ◇問われるリスク管理 こまめな情報公開を

食品の規制値が厳しいほど消費者にとっては安心だが、いたずらに厳格な規制は農産物の供給を阻害しかねず、その難しさを2人の話から改めて感じた。「生涯で累積100ミリシーベルト」という規制の目安を緊急時と平常時にどう分けて考えるかなど、国のリスク管理がまさに問われている。消費者も風評に惑わされず冷静な対応が求められるだけに、政府や自治体は体内被ばくの情報などを分かりやすく、こまめに公開する必要がある。人間関係まで分断されつつある福島県の苦境を聞くと、原発事故の罪の大きさを改めて感じる。福島の人たちだけにリスクを負わせないための取り組みが求められている。(小島)
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■人物略歴

 ◇いなば・じろう

39年生まれ。東京農工大農学部卒。元放射線医学総合研究所研究総務官。国際原子力機関(IAEA)に出向。ICRP第2専門委員も務めた。
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■人物略歴

 ◇とみなが・くにひこ

49年生まれ。岩手医科大医学部卒、米国ロマリンダ大大学院博士課程修了。福島県郡山市で「
」開業。
毎日新聞 2011年10月17日 東京朝刊

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