2011年8月31日水曜日


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子どもたちの声 書籍化に向けての募集(タイトル未定)

我が子の「放射能っていつなくなるの」という素朴な疑問に親として答えてあげれなかった。。。
そこから私のこのプロジェクトが始まりました。

子どもって、実は色んなことを知っていて、色んなことを考え、怒り、悲しみ、沢山の感情をもっているに違いない。

一番の被害者はなんの罪もない、利害関係もない子どもたち。

その子どもたちの声がどこにも届けられないのは、やっぱりおかしい。

きちんと子どもの目線に立って、子どもの声を吸い上げ、発する場を作ってあげるのも大人として、親として大切な役目の1つだと考えます。

後世に残す大事な大事な心の叫びとして、1冊の本にしたいと思います。
書籍化に向けて、まだまだ子どもたちの声を募集したいと思います。

子どもたちの直筆であれば、どんな形でも結構です。
作文・手紙・箇条書き・絵など。

小さなお子様が書いた絵などは、保護者さまからの解説などもあると助かります。

年齢も問いません。
小さなお子様や、小学生だけではなく、中学生も高校生も書いてみませんか?
どうぞよろしくお願いします。

募集締め切りは2011年11月末日(後日変更の可能性有り)

あて先
960-6621 福島県福島市町庭坂原ノ内14 あんざい果樹園様方
「子どもたちの声」と封筒に一言添えて 西片宛て
書籍化にあたり、確認事項などがありますので、保護者様の連絡先(電話番号)も添えていただきますようお願いいたします。

責任者:西片嘉奈子 090-6554-3017

ネットワークでつくる放射能汚染地図3


20110828 ネットワークでつくる放射能汚染地図... 投稿者 PMG5


20110828 ネットワークでつくる放射能汚染地図... 投稿者 PMG5



福島第1原発 40代の男性作業員 急性白血病で死亡


福島第1原発:作業員、線量計の警報無視 ベータ線被ばく

 東京電力の20代の男性社員2人が福島第1原発で汚染水浄化システムの部品交換中にベータ線に被ばくした問題で、東電は30日、現場にいた社員3人が線量計の警報を無視して作業を続けていたと発表した。放射線管理員は同行していなかった。
 東電によると20代の社員2人は30代男性社員と一緒に28日、淡水化装置のフィルターを交換するため、部品の一部を水中から出し、新しい部品を挿入する作業をしていた。
 ベータ線被ばく量15ミリシーベルトで線量計の警報が鳴ったが、残っていた作業がわずかだったため、一緒にいた30代社員とともに最後まで作業を続けたという。30代社員の被ばく量は1.1ミリシーベルトだった。【林田七恵】
毎日新聞 2011年8月31日 1時27分


東京電力は30日、福島第1原発の復旧作業に当たっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。この作業員の被ばく線量は0・5ミリシーベルトで、東電は「医師の診断によると作業と死亡の因果関係はない」と説明している。
 東電によると、男性は8月上旬から1週間、放射線管理などの業務に従事。体調不良を訴え診察を受けたが、その後死亡した。内部被ばくはゼロだった。就労前の健康診断では問題がなかったという。16日に元請け企業から東電に連絡があった。
 東電によると、急性白血病に関する厚生労働省の労災認定基準は年間5ミリシーベルト以上の被ばく、1年間の潜伏期間などがある。この男性の福島第1原発での作業は、基準に達しないという。
 同原発の作業に従事する以前の職歴については分かっていないが、東電は「これ以上調査する予定はない」としている。
 (共同通信)
東電によると、男性は8月上旬から1週間、放射線管理などの業務に従事。
体調不良を訴え診察を受けたが、その後死亡した。内部被ばくはゼロだった。
就労前の健康診断では問題がなかったという。16日に元請け企業から東電に
連絡があった。

東電によると、急性白血病に関する厚生労働省の労災認定基準は年間5ミリシーベルト
以上の被ばく、1年間の潜伏期間などがある。この男性の福島第1原発での作業は、
基準に達しないという。同原発の作業に従事する以前の職歴については分かって
いないが、東電は「これ以上調査する予定はない」としている。





東電作業員3人、福島原発でベータ線被曝

東京電力は29日、福島第一原子力発電所の作業員3人が計画外のベータ線被曝ひばくをしたと発表した。

 3人はいずれも東電社員の男性で、28日朝、汚染水処理装置で浄化した水の塩分を取り除く装置のフィルターを交換する作業をしていた。
(2011年8月30日10時17分  読売新聞)

急性白血病:福島第1原発作業員が死亡 東電が発表

 東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。外部被ばく量が0.5ミリシーベルト、内部被ばく量は0ミリシーベルトで、松本純一原子力・立地本部長代理は「医師の診断で、福島での作業との因果関係はない」と説明した。
 東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。【林田七恵】
 2011年8月30日


過去の記事
毎日新聞 2011年6月15日 東京朝刊新聞記事

クローズアップ2011:内部被ばく 東電、甘い計算法主張

福島第1原発1号機原子炉建屋の1階で圧力計を設置する作業員ら=2011年6月3日、東京電力提供
福島第1原発1号機原子炉建屋の1階で圧力計を設置する作業員ら=2011年6月3日、東京電力提供

 ◇厚労相「内部被ばく100ミリシーベルト限度」

 東京電力福島第1原発で、限度を超えた被ばくをする作業員が相次いでいる。特に放射性物質を体内に取り込む内部被ばくが深刻だ。細川律夫厚生労働相は14日、内部被ばくが100ミリシーベルトを超えた人を作業から外すよう東電に指示したが、被ばく量の算定を巡って東電と厚労省が対立、作業員の安全を優先した対策が遅れた。作業の長期化が避けられない中、被ばくの実態把握さえおぼつかない現状は、東電が工程表で公約した復旧作業にも影響しかねない。

 ◇根拠薄い「政治判断」

 「東電は当初、内部被ばく線量を甘い方法で計算していた」。厚労省の幹部は憤る。
 福島第1原発の作業員から緊急時の上限の250ミリシーベルトを超える被ばくをしたとみられる2人の存在が発覚した5月30日には、内部被ばくの線量は不明だった。線量計算を巡り厚労省は、同原発で最初に水素爆発があった3月12日を起算点にするよう東電に求めた。しかし、東電側は「いつ内部被ばくしたかは不明。3月末まで作業したなら震災当日と月末の中間の3月21日前後を起算点にすべきだ」などと主張した。
 内部被ばくは「ホールボディーカウンター」という機器を使い、ある時点の線量を測った上で過去にさかのぼって総量を積算する。さかのぼる期間が長いほど積算線量は高くなるため、東電側の計算では厚労省より積算線量が低くなる。厚労省労働基準局の職員は「厳しく計算するよう説得したが向こうも譲らず、にらみ合いが続いた」と証言する。
 ただ、東電の測定値は「暫定値」で、最終的な線量は放射線医学総合研究所(放医研)が精密に検査し算出する。放医研は厚労省と同じ起算点を用いて6月10日、2人の内部被ばくを590~540ミリシーベルト、外部被ばくと合わせて678~643ミリシーベルトで確定させた。
 東電も最終的には放医研に合わせて計算し直して13日に同省へ報告、新たに6人の上限超えが判明した。
 一方、細川厚労相が「内部被ばくの限度は100ミリシーベルト」と指示したのは根拠の薄い「政治判断」だった。
 最初の上限超え発覚後、厚労省は同様の作業をしていた約130人の内部被ばく線量を測るよう東電に指示し、6月3日に報告させた。この時点では新たな上限超えはいなかったが、100ミリシーベルト超が3人いた。当時は線量計算を巡り東電と争っていた時期で、厚労省は「100ミリシーベルト超の3人も最終的に上限超えの可能性が高い」と判断、作業から外すよう指示していた。
 その後、東電が計算し直した13日の報告を同省は「実態に近い」と評価。この報告では新たな上限超え6人のほか、200ミリシーベルト超の作業員が6人いたため、この6人も念のため作業から外すよう事務レベルで指示した。
 しかし、細川厚労相は「100ミリシーベルト超」で作業から外した3日の指示にこだわり、事務レベルの指示を変更した。基準が後退したと受け取られるのを恐れたとも見えるが、労基局の高崎真一・計画課長は「東電の対応が遅れがちな点も踏まえた政治判断」と説明した。【井上英介】

 ◇基準高すぎる

 元原発作業員が東電に損害賠償を求めた訴訟で原告代理人を務めた鈴木篤弁護士は「原告は年間70ミリシーベルトの外部被ばくで多発性骨髄腫が労災認定されたが、5ミリシーベルトで白血病が労災認定されたケースもある。今回の内部被ばくには絶句するしかない」と話す。その上で「100ミリシーベルトという基準は高すぎる。そもそも、内部被ばくの基準がなかったのは大問題だ」と指摘している。

 ◇3月の作業員、2割未検査

 被ばく線量が250ミリシーベルトを超えた作業員8人は、事故発生直後に構内で作業していた。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「発生から1週間はマスク着用の徹底や空気中の放射線測定ができていなかった」と説明する。
 最初に250ミリシーベルトを超えたことが判明した2人は、3、4号機の中央制御室の運転員で、3月11日はマスクを着けていなかった。新たに判明した6人について東電は「マスク着用の指示は出した」としているが、現場でどの程度徹底されていたかは不明だ。
 現状把握も追いついていない。放射性物質がピークだった3月に同原発で作業していた3726人のうち、内部被ばく量が判明しているのは約6割の2367人。残る1359人の半分は検査すら受けていない。
 測定器(ホールボディーカウンター)はわずか4台しかない。東電は「よそから運ぶにも専門業者に依頼したり設置場所の補強工事が必要で時間がかかっている」と釈明する。
 現場から約20キロ離れた前線基地の「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)で車両の除染作業に携わる下請け会社の男性(28)は「内部被ばくの基準を設けるのは当然だが、それ以前に検査の環境を整えるべきだ」と訴える。ホールボディーカウンターが足りないためなかなか検査を受けられず、作業員の不満がくすぶっているという。
 東電は5月に見直した工程表に「作業環境の改善」を盛り込んだ。休憩所の増設など一部は着手しているが、「上限超え」が増える中、作業に支障が出る恐れもある。
 松本本部長代理は会見で「作業員が足りなくなる事態にはならない」と強調した。経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「作業員が足りなくなれば、他の電力会社などの協力で人材を確保しながら、工程に支障がないよう努めたい」と話す。小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子核工学)は、「東電や政府はメンツをかけて工程表通りに復旧を進めようとしているが、作業員の人命や健康を軽視している」と憤る。【岡田英、久野華代、袴田貴行、河内敏康】
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 ■福島第1原発での限度を超えた被ばくを巡る動き■
4月27日 50代女性社員が法定の限度(女性は3カ月で5ミリシーベルト)を超える17.55ミリシーベルトの被ばくと東電が発表
5月 1日 40代女性社員が7.49ミリシーベルトの被ばくと東電が発表
  30日 30代と40代の男性社員が、緊急時被ばく限度の250ミリシーベルトを超える被ばくの可能性があると東電が発表
6月 7日 厚生労働省が労働安全衛生法に基づき福島第1原発に立ち入り調査
  10日 放射線医学総合研究所の評価で30代社員の被ばく量は678ミリシーベルト、40代社員は643ミリシーベルトと判明。経済産業省原子力安全・保安院が東電を厳重注意。厚労省が是正勧告
  13日 新たに6人が250ミリシーベルトを超えた可能性があると厚労省が発表
  14日 細川律夫厚労相が、内部被ばくが100ミリシーベルトを超えた作業員は作業から外すよう東電に指示






 2011年5月14日の毎日

東京電力福島第1原発事故の復旧作業で、作業員の安全確保のルールや手順がなし崩し的に緩和されていることが、作業員らの証言で分かった。放射性物質が体に付着する「身体汚染」をした場合、体を洗う「除染」で完全に落とさなければならなかったが、今は完全に除染できなくても体のどこに付着しているかを示す「確認証」があれば作業に戻ることができるという。他にも多くの規制が緩んでいるため、作業員らは不安を訴え、専門家は懸念を示している。
 同原発構内の放射線量は高く、水素爆発した3号機の原子炉建屋付近には毎時900ミリシーベルトと高い放射線を出すがれきが見つかっている。通常、1日の作業で1ミリシーベルトを超す被ばくが見込まれる場合、元請け会社は作業員の予想被ばく線量を記した作業計画書を労働基準監督署に届け出て受領印をもらい、東電に写しを提出する。この際、元請けによっては、下請けにも写しを「特別許可書」として渡すルールがあるが、この特別許可書も現在なくなっているという。
 ある下請け作業員は通常渡される特別許可書をもらわず作業し、約2時間半で1.3ミリシーベルト浴びた。他の作業員ら計約10人で構内拠点の免震重要棟に戻り、防護服を脱いでスクリーニング(検査)したところ、それぞれ首や後頭部に身体汚染が確認された。
 約20キロ離れた拠点施設のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)で専用の特殊シャンプーで洗ったが、作業員のうち3人は除染できず、いわき市の東電施設でもう一度洗ったものの、やはり落ちなかった。
 このため3人は、体の絵とともに汚染部位などが記載されている「確認証」を東電から発行され、作業に復帰したという。確認証があれば、復帰後のスクリーニングで汚染が検出されても問題視されないが、作業員は「除染しないまま作業に戻れば通常なら始末書もの」と疑問視する。
 また、身体汚染をした場合、作業員の所属する会社は、作業経緯や内容、汚染の状態などを報告書にまとめて元請けに提出し、元請けは東電に連絡することになっているが、いまだ報告書は提出されず、汚染を知る元請けや東電から提出も求められていないという。
 作業員は「東電も元請けも『この現場で汚染しない方がおかしい』との考えでしょう」と述べ、緊急時のためルールがなし崩しになっていると指摘。「原発を何とかしたいとの気持ちから(作業員の)みんなも『汚染しても仕方がない』という雰囲気だが、正直、不安はある」と語った。
 東電広報部は確認証について「(検査で)高い数値が出た人に異常がないことを示すものだが、いずれにせよ落ちるまで除染している」と説明。特別許可書(東電側では作業計画書)などについては「コピーを受領するだけ」とし、基本的に作業員と元請けとの問題との立場を示した。【町田徳丈、市川明代、日下部聡】
 2011年5月14日


2011年8月28日日曜日

福島第一原発労働者の実態を撮影:小原一真(独ZDF)

ヨウ素剤飲むべきだった ネット上の福島県の子どもの甲状腺検査結果を原子力安全委員会が、すべて削除


【隠蔽工作】ネット上の福島県の子どもの甲状腺検査結果を原子力安全委員会が、すべて削除




原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 

識者が指摘

関連トピックス

東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を
空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、
健康被害を予防する安定ヨウ素剤を
飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた
放射線事故医療研究会で指摘された。
今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。
しかし研究会では、
原子力安全委員会の助言組織メンバー、
鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が
当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、
安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から
内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、
少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
放射性ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺被曝では放射性ヨウ素の中では
比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、
広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は
半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。
理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果
放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、
約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり)

原発事故の放出セシウム、原爆の168倍 保安院公表

関連トピックス


経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原子力発電所事故と
、広島に投下された原子爆弾で大気中に放出された放射性物質の種類別の量を
まとめた資料を公表した。
単純計算すると、
原発事故の放出量はセシウム137が原爆の168.5倍、
ヨウ素131が2.5倍にあたる。
資料は、衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会の求めに応じ作成。
今年6月に保安院が公表した福島第一原発事故の炉心解析による試算値と、
2000年に国連科学委員会がまとめた広島原爆の試算値を
放射性物質ごとに一覧にした。
半減期が約30年と長いセシウム137で比べると、
原発事故が1万5千テラベクレル(テラは1兆)、
原爆が89テラベクレル。放射能汚染がそれだけ長期化する可能性を示している。
保安院は「原爆は熱線、爆風、中性子線による影響があり、
原発事故とは性質が大きく違う。影響を
放出量で単純に比較するのは合理的でない」としている。
2011年8月22日

放出放射能57万テラベクレル 原子力研究機構が試算


関連トピックス



日本原子力研究開発機構は22日、
東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された
放射性物質の総量は57万テラベクレル(テラは1兆倍)とする解析結果をまとめ、
原子力安全委員会に報告した。
新たな観測データなどをもとに再計算した結果、
ヨウ素が13万テラベクレル、
セシウムがヨウ素換算で44万テラベクレルになった。
従来の見積もり(63万テラベクレル)より1割程度少ないが、
同機構の茅野政道・副部門長は「誤差の範囲内と考えられる」としている。
  • 福島の子ども、半数近くが甲状腺被曝 

           政府調査で判明

    関連トピックス

    写真:子どもの甲状腺の検査について国の原子力被災者生活支援チームが開いた説明会=17日午後6時41分、福島県いわき市内、西堀岳路撮影拡大子どもの甲状腺の検査について国の原子力被災者生活支援チームが開いた説明会=17日午後6時41分、福島県いわき市内、西堀岳路撮影











    東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐり、政府の原子力災害対策本部は17日、
    福島県の子ども約1150人を対象にした甲状腺の内部被曝(ひばく)検査で、
    45%で被曝が確認されていたことを明らかにした。17日、
    同県いわき市で開かれた説明会で発表した。
    すぐに医療措置が必要な値ではないと判断されているが、
    低い線量の被曝は不明な点も多く、長期的に見守る必要がある。
    検査は3月24~30日、いわき市と川俣町、
    飯舘村で0~15歳の子どもを対象に実施した。
    原子力安全委員会が当時、精密検査が必要だと決めた基準は
    甲状腺被曝線量が毎時0.20マイクロシーベルト以上。
    1150人のうち、条件が整い測定できた1080人は全員、
    0.10マイクロシーベルト以下だった。
    この日、説明会には、検査を受けた子どもの保護者ら約50人が参加した。
    対策本部原子力被災者生活支援チームの福島靖正医療班長は
    「問題となるレベルではない」と説明した。
    全体の55%の子は検出限界も含み測定値が「0」だった。
    「0」超では、0.01マイクロシーベルトが26%いた。
    0.02マイクロシーベルトが11%で、最高は0.10マイクロシーベルトだった。
    3月の検査時に、その場で「健康に影響はない」とする結果が保護者らに伝えられた。
    ただし数値は通知されず、説明を求める声が上がっていた。
    対策本部は、当時18歳以下の県内の子ども36万人について、
    福島県が一生涯続ける予定の甲状腺の超音波検査への協力を呼びかけている。
    (林義則、大岩ゆり)

    住民検査で初の1ミリシーベルト超検出 

           南相馬の男性

    関連トピックス

    2011年8月13日
    福島県南相馬市が住民の内部被曝(ひばく)を調べたところ、
    60代の男性1人から1ミリシーベルトを超える数値が検出されたことが分かった。
    市立総合病院が13日発表した。
    住民の検査で1ミリシーベルト以上の内部被曝が明らかになったのは初めて。
    今回はホールボディーカウンターと呼ばれる機器を使い、
    体内に取り込まれた放射性セシウムなどによる将来にわたる被曝量を評価した。
    放射性物質の量が半分になる期間は、
    セシウム137では尿や便などに混じって排泄(はいせつ)される分も考えると
    0~1歳児で9日間、31歳以上で89日。
    放射性物質は現時点では相当減っていると見られている。
    調査は放射線量が高い地区で暮らしている16歳以上の569人と、
    原発事故時に市内に在校していた6~15歳の小中学生330人が対象。
    同病院によると、1.02ミリシーベルトが測定された60代男性は3月12日、
    水を確保するために山中に滞在していたという。
    小中学生の検査では2人から最大0.41ミリシーベルトが
    検出された以外は全員が測定可能な数値を下回っていた。
    16歳以上では98%にあたる561人が0.5ミリシーベルト未満だった。
    桜井勝延市長は「1ミリシーベルトを超えた人は
    事故当日の外出状況の影響が大きい。ほかの人の数値は
    想像よりかなり少ない量で、安心できるレベルだ」と話した。
    放射線影響研究所顧問の錬石(ねりいし)和男さんは
    「一般の人が年間に浴びる線量限度(1ミリシーベルト)を少し超えた程度で、
    身体影響はほとんど問題にならない。
    がんの発生や染色体の異常が現れる数字ではない」と話している。
    (木原貴之、鈴木彩子)

    呆れて、コメントできない。
    問題ない発言の輩には、同じ線量の放射線エレキバンを貼ってやろう!
    もしくは、マイクロチップのように身体に埋め込んでやろう!

    フクシマは、激怒した。
    必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。




福島原発再臨界していた事を米NRC証明!瓦礫焼却で放射能再拡散!8/21(字幕)




島原発再臨界していた事を米NRC証明!瓦礫焼却で放射能再拡散!8/21ガンダーセン

福島原発再臨界していた事を米NRC証明!瓦礫焼却で放射能再拡散!8/21
<日本語訳: Junebloke>

前回のビデオの後で、いくつか新たな情報がありましたので、それを皆さんにご報告したく思います。
まず、最初は、「ロシア・トゥデイ」でコメントが放送され、いくつかのブログでも話題になった話で、福島第一原発の敷地に亀裂ができてそこから煙や蒸気が出ている可能性についてです。その原因として、原子炉の核燃料がメルトスルーして格納容器から出て、地下水に接触したからではないかといわれています。
私は「ロシア・トゥデイ」からこの件のコメントを求められましたが断りました。それを肯定するにせよ否定するにせよ、信頼できる技術的なデータが不十分であり、その様な状況になっている可能性はありますが、結論をだせるだけの技術的なデータがまだないと思いました。
ただ興味深いのは、地面から水蒸気が噴き出すという衝撃的な話の陰に、もっと更に重要な問題が隠れてしまったことです。その問題のほうは裏づけを取ろうと思えばできるでしょう。

まずひとつ目は、先週カリフォルニアから届いた別の報告です。研究者グループが大気中で放射性硫黄35を検出しました。
報道は硫黄35が、カリフォルニアで検出されたことに重点を置きましたが、この報告書には、報道がニュースにしなかったはるかに重要なことが含まれています。
それは【硫黄35がどの様に生まれたか?】なのです。

福島原発事故に話を戻しましょう。海水に中性子がぶつかると硫黄ができます。海水中のナトリウム原子核に中性子がぶつかると、別の原子”硫黄”に変わります。これが硫黄がつくられるメカニズムです。
しかし、報告書によれば、カリフォルニアで検出された量の硫黄をつくるには、1平方メートル当り/4,000億個の中性子が必要です。これは膨大な数の中性子です。誰もその中性子はどこから来たのか聞きませんでした。
このカリフォルニアの報告書は、私が4月3日にビデオ報告した内容を立証するものだと思います。そこには福島の原子炉が完全には停止していないと思わせる証拠が十分にありました。思い出してください。津波が襲ったとき、原子炉は1時間停止していました。制御棒が原子炉に挿入され、あらゆる臨界反応を停止させたのです。
しかしながら、その後再臨界が起きたようです。カルフォルニアの新データが、私の4月のビデオ報告を立証していると思います。原子炉停止の後で、再臨界が継続していたのです。

次に、重要な出来事が2週間ほど前にありました。米国原子力規制委員会の会議が開かれ、NRCスタッフが理事たちに福島の状況を説明しました。その議事録へのリンクをこのビデオのページに出しました。
NRCスタッフが語る最初の60ページでは、福島第一原発燃料プールにあまり問題がないとされています。その会議には電話での参加者があり、とても重要な質問をしました。これからそれを読み上げます。

質問者はシャディス氏、ニューイングランド・コアリション(原発の安全性を研究する米国NPO)の方です。こう発言しました。

「保管プールの核燃料が損傷していないという発言を聞き驚いています。報道によれば、1cmを超える核燃料破片が保管プールから1マイル(約1.6km)以上離れたところで見つかっています。これが最初の質問です。この食い違いを説明してもらえますか?」by Mr.Shadis

シャディス氏が示しているのは、核燃料保管プールが無傷なら、プルトニウムが1、2マイル(約1.6~3.2km)離れたところから見つかったのはどの様にして起ったのか?なのです。 原子力規制委員会のこの回答は、控えめに言っても気がかりなものでした。

グローブ氏の発言として、議事録の61ページこうあります。

「発見データが報じられている破片のほとんどは、複数の原子炉から来たものです。」 by Mr.Grove

2ページ後の63ページで、ホラハン氏がこう発言しています。

「敷地内のさまざまな形状で散乱している放射性物質がどこから来たかは、複数の燃料保管プールよりも複数の原子炉から発生していると思われます。」  by Mr.Hoahan

私の考えでは、保管プール核燃料がプルトニウムを放出したとする仮説よりも、これはより問題が大きいのです。
私の4月26日のビデオ報告を思い出してください。3号機の保管プール核燃料が「即発臨界」を起こしたのではないか、とお話ししました。それを裏づけるデータもたくさんあります。
原発建屋側面に炎が発生、爆発による噴煙が高く立ち上ったこと。この爆発により原発から1、2マイル離れた敷地外にプルトニウムが飛散したと私は仮定しました。
原子力規制委員会が考えているのはそれより深刻な状況です。原子炉が壊れ、格納容器も壊れ、そこからプルトニウムが敷地外に放出されたというのです。
私にはこの解釈が理解できませんし、率直に言って正しいとは思えません。やはり私は核燃料保管プールが、プルトニウム飛散の原因だと信じております。しかしながら、もし私が間違っていて、核燃料保管プールからでないならば、原子力規制委員会の解釈では、実際ははるかに恐ろしい事態だったのです。
もし原子炉が壊れ、格納容器も壊れてプルトニウムが放出されたのなら、私たちはアメリカの原子炉の設計を真剣に見直す必要があります。

次に手短にお話ししたいのは、1号機にかぶせる鉄骨製テントがほぼ完成したことです。このテントにより多くの問題が解決するわけではありませんが、2つの問題を解決します。
テントの目的は、原発建屋内の線量を下げることです。テント内の放射性物質はどこかに逃がさないと行けません。でなければ濃度が高まって、致命的なレベルになります。ですから、放射性物質は排気塔で排気しなければなりませんこれは作業員にとっては良いことで、放射性物質をもっと高い位置で空中に放出できるからです。周辺地域にとっても良いことです。
しかし、福島原発の放射性物質放出の問題解決にはなりません。1号機に鉄骨製テントが覆っても問題は解決しません。セシウム降下を敷地から遠ざけるだけです。作業員にとってセシウム量は重要ですが、地球規模で私たちが浴びるセシウム量が減るのではありません。

この事が最後の指摘事項に繋がります。東北日本のセシウム降下は大量です。日本政府は、放射能汚染瓦礫を焼却許可しようとしています。キロ当たりの放射線濃度が8,000ベクレル以下ならです。
これは1kg当たり原子核崩壊数が毎秒8,000個です。日本政府はその焼却許可をしようとしています。アメリカであれば、放射性廃棄物として処分して何千年も地中に埋めなければなりません。ところが、日本政府は8,000ベクレル以下なら焼却許可を与えるというのです。
それだけではなく、もっと当惑させることがあります。放射能汚染瓦礫を他の瓦礫と混ぜる許可をしようとしています。たとえば1つのサンプルが24,000ベクレルで他の2つが未汚染ならば、全部足して3で割ると平均8,000ベクレルになり、焼却許可されます。


これを行なえば、深刻な問題が生じます。まずひとつは、福島原発が放出し既に地面に落ちた放射性物質を再び空気中に拡散させることになります。故意に!福島の周辺市町村の除染が済んだ学校周辺や校庭に、瓦礫の焼却で再びセシウムが降ってきます。
別の地域の放射能の雲が、日本に災いをもたらし、瓦礫を燃やす地域は、今は汚染がない状態または少ない状態でも再汚染され線量が高くなるでしょう。
その放射能の雲は、日本だけに留まっているわけではなく、もちろん太平洋を越えて太平洋北西部にも届きます。汚染瓦礫の焼却許可は、まるで福島原発事故の再現です。地面に落ちた汚染物質をもう一度空気中に舞い上げることです。


また、地面に落ちた放射性物質が川に入り、海に流れているという福島から比較的離れた地域のデータもあります。福島原発そのものに注目が集まっている間に、実際に今は、遠くはなれた川が汚染され、海が汚染されているのです。

日本は問題を抱えています。厳しい問題です。その厳しい問題を解決する為には、まず厳しい問題があることを認識しなければいけません。日本政府が大きな問題を無視し続けるなら、実際は問題を長引かせ、結果、最初からきちんと対処するより費用が多くかかるでしょう。まず、日本人は問題を認める必要があります。それは深刻であると。
問題解決には、多額の費用がかかることも認めなければいけません。しかし、問題は解決可能です。もし、解決すべき深刻な問題があるとの認識から始めれば!

ありがとうございました。




福島原発は制御不能状態!メルトアウトし地下水を放射能水蒸気に8/18 Paul Gunter氏

福島原発は制御不能状態!メルトアウトし地下水を放射能水蒸気に8/18 出演ゲスト:Paul Gunter氏 ロシア・トゥディより。

司会者:
福島原発事故ニュースが、米国の新聞の一面から消えても、実際はフクシマは継続中です。
事故は現在も悪い状態です。
日本の議会で、7月末に特別参考人として東京大学の児玉教授が新たに放射能数値の証言をしました。

【福島で、なんと広島の原爆放射能の29・6倍の放射能が放出されているのです!】

司会者:
この証言の他に、福島原発のメルトダウンした燃料が地面に溶けだして、この付近の地面の一部が地割れして、熱い水蒸気が噴き出してひどい状態を継続させていると言う報告もあります。
今月初めに、ある匿名のフクシマ事故処理の作業員がその友人に送ったEメールを入手しました。

フクシマ作業員のメール:
「沢山の亀裂が地面にあり、すごい蒸気がそこから立ち上ってきている。ここは水蒸気の煙がすご過ぎて、周りが見えない!核燃料の反応現象が地下で起っているみたいだ!今、みんなで退避中です。風向きに気をつけなければ!」 

司会者:
なにがフクシマで起っているのでしょうか?
なぜ、マスコミはさらに深刻になりつつある原発事故の現状を完全に無視しているのでしょうか?
その回答をこの方に頂きたく思います。Beyond Nuclear(反核・反原発独立系団体)のPaul Gunter氏です。

司会者:ほんとに嫌なことにまだフクシマ事故は継続中ですね。

Gunter:今日で160日になりますね!

司会者:
私の東京の日本人の友人が、この件で心配し始めています。沢山の地割れがあり、すごい蒸気が地面から立ち上っている。これは私の知識では、ジェーン・フォンダの映画 ”チャイナ・シンドローム” のようですね。
原子炉の核燃料がメルトダウンして、地面に突き抜けて地下水脈に接触する。

Gunter:
その通りですね。これは大変憂慮すべき事ですね。
3つの原子炉がメルトダウンしたのは周知の事ですが、格納容器も破損しましたが、現在の状況は、核燃料炉心がメルトダウンし、格納容器から溶け落ちて、建屋コンクリート基礎部分に到達し、地面まで落ちてきて、地下水に当たり、熱い蒸気を作り出している!
既報でご存知のように、作業員が原発建屋外部周辺で計測した値は、10シーベルト/hでした。

司会:つまり、10,000ミリシーベルト/hですね。

Gunter:
別の言い方で、100万ミリREMです。
500REMは致死量です。これは1000REMで、地割れから立ち上っててきているのです!
この放射線は、致命的なものなのです。

司会:お聞きしますが、どのくらいのミリREMが、医療Ⅹ線の値なのですか?

Gunter:
米国の年間許容放射線量は、100ミリREM/年です。
今回のものは、100万ミリREM/毎時なのです。

司会:わぉー!

Gunter:
この致死量の放射線が、地割れから出てきているのです。
彼らは、この原発事故を封じ込めようと原発建屋をおおう鉄骨製テントを建設予定です。これは桁外れの寸法のものです。
しかし今は、原発建屋周辺の地割れから放射性水蒸気が立ち上ってきているのです。
ですから、福島原発事故は制御不能状態で、明らかに想像した以上にさらに深刻になっています。
     
実は、米国NRCは7/28に、福島原発から1.5マイル先で、原子炉から爆発で放出された核燃料の破片の発見を、基本的に認めているのです。これは建屋上階の核燃料保管プールの爆発からのものではないのです。
これが今、非常に憂慮すべきことなのです。

<日本語訳:Junebloke>





7月5日 Le Monde.fr / AFP (仏ルモンド紙ウェブサイト)

福島第一原発から60キロ離れた福島市内で、基準値の4倍に上る放射線量が計測されたことを同市内の市民団体が発表した。福島市の住民からなる同団体は、子供と妊婦を対象にした避難措置を求めている。

30万人の人口を抱える福島市内で行われた放射線計測では、1キロ当たり46540ベクレルの放射性セシウムが計測された。日本におけるセシウムの基準値は1キロあたり10000ベクレルである。同市民団体によれば、この数値は、1986年のチェルノブイリ原発事故でソビエト当局が住民避難を決定した際の放射線基準値を超えているという。

「進む土壌汚染」
福島市内の別の場所で3回行われた放射線計測でも、1キロあたり16290ベクレルから19220ベクレルという基準値を超える数値が計測された。放射線被曝の専門家である神戸大学の山内教授は「市内の土壌汚染が進んでいる」と警鐘を鳴らす。同教授によれば、「土で遊ぶ子供達は高濃度の放射性物質で遊んでいるようなもの」で、出来るだけ早急な避難が必要だという。

原発事故以降、合計16万人の近隣住民が避難を余儀なくされ、そのうち約半分は一時帰宅することができたが、原発周辺20キロ圏内に住んでいた住民達は未だに自宅に戻れないままだ。東日本を襲った巨大地震と津波により発生した福島第一原発事故は、すでに大気と海、そして福島の土壌に重大な放射性物質放出をもたらしている。

"A Fukushima, des taux de radioactivité quatre fois supérieurs à la limite" 05/07/2011 Le Monde.fr


2011年8月27日土曜日

福島原発 2011 0527 IAEA 撮影 福島原発

チェルノブイリ・ハート

碌々(ろくろく)さんのブログより
2011年06月16日 (木) | Edit |
自民党の石原伸晃幹事長は6月14日の記者会見で、東京電力福島
第1原発事故を踏まえた原子力政策の見直しについて「あれだけ大
きなアクシデントがあったので、集団ヒステリー状態になるのは心
情としては分かる」と述べた。「反原発は簡単だ。脱原発というの
も簡単だ。しかし生活を考えたときどういう選択肢があるのか示さ
なければいけない」とも指摘した。

それが、ツイッターでは

“「反原発は集団ヒステリー!」とほざいた石原自民幹事長は、一
族郎党(石原慎太郎、良純、その嫁、その子供、その孫etc、全員
!)引き連れて、福島原発3号炉前にでも引越せばイイ!原発は安
全なんでしょ?放射能は危なくないんでしょ?「放射能は危ない!
」なんて、単なるヒステリーなんでしょ?”

といったツィートになってリツィートされ続け、ツイッター上を駆
け巡った。

石原伸晃さんの「集団ヒステリー状態」というのも、誤解を生みや
すい表現だし、「反原発は簡単だ。脱原発というのも簡単だ。」と
いう表現も不適切な言葉だが「反原発は集団ヒステリー!」とは言
っていない。

ツイッターは一回にツィートできる文字数が140字なので、言葉を
選んだり削除しなければならない時があるが、上記のようなツィー
トにはこまってしまう。

「反原発は簡単だ。脱原発というのも簡単だ。」というのは、「言
葉だけで反原発、脱原発というのは簡単だ。」という意味なのでし
ょう。

反原発も脱原発も実現させるには決して簡単なことではないですか
らね。


さて、今回ご紹介するのは2004年に米アカデミー賞短編ドキュ
メンタリー賞を受賞した映画「チェルノブイリ・ハート」(マリア
ン・デレオ監督、ウクライナ、米国合作)です。

2006年には「東京ビデオフェスティバル」で優秀賞を受賞しま
したが、私を始め、日本人のだあれも気づかなかったのではないか
なあ~。この作品、この夏8月に全国の映画館で上映される動きが
あります。

チェルノブイリ・ハートとは、「チェルノブイリの心臓」という意
味。チェルノブイリ原発事故後、心臓に欠陥を持つ子どもが多く生
まれるようになりました。ウクライナでは「チェルノブイリの心臓」
と呼ばれた。

chernobylheart01

英語版(字幕なし)はYouTubeにUPされていますのでご覧になるこ
とができます。

HBO - Chernobyl Heart (1/3) 9:57


HBO - Chernobyl Heart (2/3) 9:59


HBO - Chernobyl Heart (3/3) 8:44



【抄訳】

シーン1:テロップ

世界最悪の原子力事故が1986年4月26日に起きた。
ウクライナ北部のチェルノブイリ原子力発電所が爆発を起こし、
190トンの放射線ウランと黒鉛が大気中にばらまかれた。

60万人のリクビダートル(事故処理作業者)が徴収され、大量の放
射能にさらされた。

事故以来、1万3千人のリクビダートルが亡くなっている。
チェルノブイリの人々は広島原爆の90倍の放射能にさらされた。
40万人以上が避難し、2千以上の村が解体された。
しかしチェルノブイリの被害を最も受けたのは子どもたちだった。


シーン2:チェルノブイリ立入禁止区域

防護服とマスクをつけて、チェルノブイリ原発30km圏内の立入禁止
区域へ。

今でも放射線量は非常に高い。アイルランド、ダブリンの通常の環
境放射線量の1000倍。

実は事故で大気中に放出された放射能は3%。残りはまだ石棺の中に
ある。石棺は劣化が進んでおり、危険性が叫ばれている。

「次なるチェルノブイリはチェルノブイリ自身」と言われている。
(筆者注:しかし次なるチェルノブイリは福島になってしまった)


シーン3:ベラルーシの首都ミンスクの甲状腺病院

甲状腺がんの子どもたち

チェルノブイリ事故後、ゴメリ(ベラルーシの高濃度汚染地域)の
甲状腺がんの発生率は事故前に比べて1万倍に増えた。


シーン4:ミンスク郊外にあるベラルーシ最大の精神病院

知的障害や身体障害をもつ子どもたち

チェルノブイリ事故後、先天性出生異常が2.5倍増加した。

シーン5:ミンスクの孤児院

奇形の子どもたち
チェルノブイリ事故前はなかった施設。


シーン6:チェルノブイリから240kmの汚染地域の村

セシウム137で汚染されている。

「放射能は心配だけど、どうしろって言うの?
みんなまだ生きてるわ。
ほら、こんなに長生きしてるじゃない。
死んじゃいないけど、骨が痛いわね。
来てくれてありがとう」


シーン7:体内被曝の測定

チェルノブイリから200kmの汚染地域の村で、ベラルーシ放射線研
究所の科学者2名が学童の体内放射性セシウムレベルを測定した。
106名の学童のうち、45名が70以上という危険な体内被曝レベル。


シーン8:精神病院

知的障害や身体障害のある子どもたち。
手足に障害のある男の子
「大きくなったら医者になりたい。子どもを助けたいから」

チェルノブイリから80kmのゴメリは人口70万人。
危険限度とされるレベルの40倍以上のセシウムで汚染されている。


シーン9:ミンスクの孤児院

水頭症の子どもが増えている。


シーン10:ゴメリ市民産科病院

医師によると、健常な赤ちゃんが生まれる率は15〜20%。
免疫系が弱く、生後病気になる子が多い。
ベラルーシの乳児死亡率はヨーロッパ平均の3倍。


シーン11:ゴメリの新生児集中治療室

遺伝子に損傷をもつ子どもたち


シーン12:ゴメリの小児科病院

心臓に疾患をもつ子どもたち
心臓手術を待つ子どもたちは7千人。
手術をしなければ死んでしまう。


シーン13:ミンスクの小児科病院

心臓外科病棟

アメリカのボランティア医師チームが重い心臓病(=チェルノブイ
リハート)を持つ子どもたちの手術を行っている。
チームは13名の子どもの心臓手術を行った。

手術を受けられるのは年300名以下。
手術待ちの子どもの大半は2〜5年以内に亡くなってしまう。


シーン14:テロップ

国連の推計によれば汚染地域で生活している人は600万人。
1986年、チェルノブイリ原発の爆発により、放射能の雲がウクライ
ナ北部、ベラルーシ、ロシアへと運ばれた。

高い放射線レベルがスウェーデン、イギリスのウェールズ、アイル
ランド、ギリシャ、アラスカでも記録された。
ベラルーシは国土の99%が汚染されている。

抄訳は「バナナフィッシュ日和」さんからコピペさせて頂きました。
ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

Chernobyl_Heart02


「チェルノブイリからフクシマへ」マリアン・デレオ監督がフクシ
マを取材し、記録映画を作る計画が持ち上がりました。フクシマを
第2のチェルノブイリにしてはならない。・・・・・

マリアン・デレオ監督が、フクシマ原発周辺取材に向けて

読書会に爆破予告? 多様性をめぐり分断深まるアメリカの今 2023年6月27日 LGBTQ アメリカ

  読書会に爆破予告? 多様性をめぐり分断深まるアメリカの今 アメリカ各地で広がっている、ある読書会。 子どもたちに多様性への理解を深めてもらいたい。そんな思いから始まりました。 しかし今、こうした読書会が爆破予告や反対デモで、中止に追い込まれる事態が相次いでいるといいます。 い...