2011年8月28日日曜日

福島原発再臨界していた事を米NRC証明!瓦礫焼却で放射能再拡散!8/21(字幕)




島原発再臨界していた事を米NRC証明!瓦礫焼却で放射能再拡散!8/21ガンダーセン

福島原発再臨界していた事を米NRC証明!瓦礫焼却で放射能再拡散!8/21
<日本語訳: Junebloke>

前回のビデオの後で、いくつか新たな情報がありましたので、それを皆さんにご報告したく思います。
まず、最初は、「ロシア・トゥデイ」でコメントが放送され、いくつかのブログでも話題になった話で、福島第一原発の敷地に亀裂ができてそこから煙や蒸気が出ている可能性についてです。その原因として、原子炉の核燃料がメルトスルーして格納容器から出て、地下水に接触したからではないかといわれています。
私は「ロシア・トゥデイ」からこの件のコメントを求められましたが断りました。それを肯定するにせよ否定するにせよ、信頼できる技術的なデータが不十分であり、その様な状況になっている可能性はありますが、結論をだせるだけの技術的なデータがまだないと思いました。
ただ興味深いのは、地面から水蒸気が噴き出すという衝撃的な話の陰に、もっと更に重要な問題が隠れてしまったことです。その問題のほうは裏づけを取ろうと思えばできるでしょう。

まずひとつ目は、先週カリフォルニアから届いた別の報告です。研究者グループが大気中で放射性硫黄35を検出しました。
報道は硫黄35が、カリフォルニアで検出されたことに重点を置きましたが、この報告書には、報道がニュースにしなかったはるかに重要なことが含まれています。
それは【硫黄35がどの様に生まれたか?】なのです。

福島原発事故に話を戻しましょう。海水に中性子がぶつかると硫黄ができます。海水中のナトリウム原子核に中性子がぶつかると、別の原子”硫黄”に変わります。これが硫黄がつくられるメカニズムです。
しかし、報告書によれば、カリフォルニアで検出された量の硫黄をつくるには、1平方メートル当り/4,000億個の中性子が必要です。これは膨大な数の中性子です。誰もその中性子はどこから来たのか聞きませんでした。
このカリフォルニアの報告書は、私が4月3日にビデオ報告した内容を立証するものだと思います。そこには福島の原子炉が完全には停止していないと思わせる証拠が十分にありました。思い出してください。津波が襲ったとき、原子炉は1時間停止していました。制御棒が原子炉に挿入され、あらゆる臨界反応を停止させたのです。
しかしながら、その後再臨界が起きたようです。カルフォルニアの新データが、私の4月のビデオ報告を立証していると思います。原子炉停止の後で、再臨界が継続していたのです。

次に、重要な出来事が2週間ほど前にありました。米国原子力規制委員会の会議が開かれ、NRCスタッフが理事たちに福島の状況を説明しました。その議事録へのリンクをこのビデオのページに出しました。
NRCスタッフが語る最初の60ページでは、福島第一原発燃料プールにあまり問題がないとされています。その会議には電話での参加者があり、とても重要な質問をしました。これからそれを読み上げます。

質問者はシャディス氏、ニューイングランド・コアリション(原発の安全性を研究する米国NPO)の方です。こう発言しました。

「保管プールの核燃料が損傷していないという発言を聞き驚いています。報道によれば、1cmを超える核燃料破片が保管プールから1マイル(約1.6km)以上離れたところで見つかっています。これが最初の質問です。この食い違いを説明してもらえますか?」by Mr.Shadis

シャディス氏が示しているのは、核燃料保管プールが無傷なら、プルトニウムが1、2マイル(約1.6~3.2km)離れたところから見つかったのはどの様にして起ったのか?なのです。 原子力規制委員会のこの回答は、控えめに言っても気がかりなものでした。

グローブ氏の発言として、議事録の61ページこうあります。

「発見データが報じられている破片のほとんどは、複数の原子炉から来たものです。」 by Mr.Grove

2ページ後の63ページで、ホラハン氏がこう発言しています。

「敷地内のさまざまな形状で散乱している放射性物質がどこから来たかは、複数の燃料保管プールよりも複数の原子炉から発生していると思われます。」  by Mr.Hoahan

私の考えでは、保管プール核燃料がプルトニウムを放出したとする仮説よりも、これはより問題が大きいのです。
私の4月26日のビデオ報告を思い出してください。3号機の保管プール核燃料が「即発臨界」を起こしたのではないか、とお話ししました。それを裏づけるデータもたくさんあります。
原発建屋側面に炎が発生、爆発による噴煙が高く立ち上ったこと。この爆発により原発から1、2マイル離れた敷地外にプルトニウムが飛散したと私は仮定しました。
原子力規制委員会が考えているのはそれより深刻な状況です。原子炉が壊れ、格納容器も壊れ、そこからプルトニウムが敷地外に放出されたというのです。
私にはこの解釈が理解できませんし、率直に言って正しいとは思えません。やはり私は核燃料保管プールが、プルトニウム飛散の原因だと信じております。しかしながら、もし私が間違っていて、核燃料保管プールからでないならば、原子力規制委員会の解釈では、実際ははるかに恐ろしい事態だったのです。
もし原子炉が壊れ、格納容器も壊れてプルトニウムが放出されたのなら、私たちはアメリカの原子炉の設計を真剣に見直す必要があります。

次に手短にお話ししたいのは、1号機にかぶせる鉄骨製テントがほぼ完成したことです。このテントにより多くの問題が解決するわけではありませんが、2つの問題を解決します。
テントの目的は、原発建屋内の線量を下げることです。テント内の放射性物質はどこかに逃がさないと行けません。でなければ濃度が高まって、致命的なレベルになります。ですから、放射性物質は排気塔で排気しなければなりませんこれは作業員にとっては良いことで、放射性物質をもっと高い位置で空中に放出できるからです。周辺地域にとっても良いことです。
しかし、福島原発の放射性物質放出の問題解決にはなりません。1号機に鉄骨製テントが覆っても問題は解決しません。セシウム降下を敷地から遠ざけるだけです。作業員にとってセシウム量は重要ですが、地球規模で私たちが浴びるセシウム量が減るのではありません。

この事が最後の指摘事項に繋がります。東北日本のセシウム降下は大量です。日本政府は、放射能汚染瓦礫を焼却許可しようとしています。キロ当たりの放射線濃度が8,000ベクレル以下ならです。
これは1kg当たり原子核崩壊数が毎秒8,000個です。日本政府はその焼却許可をしようとしています。アメリカであれば、放射性廃棄物として処分して何千年も地中に埋めなければなりません。ところが、日本政府は8,000ベクレル以下なら焼却許可を与えるというのです。
それだけではなく、もっと当惑させることがあります。放射能汚染瓦礫を他の瓦礫と混ぜる許可をしようとしています。たとえば1つのサンプルが24,000ベクレルで他の2つが未汚染ならば、全部足して3で割ると平均8,000ベクレルになり、焼却許可されます。


これを行なえば、深刻な問題が生じます。まずひとつは、福島原発が放出し既に地面に落ちた放射性物質を再び空気中に拡散させることになります。故意に!福島の周辺市町村の除染が済んだ学校周辺や校庭に、瓦礫の焼却で再びセシウムが降ってきます。
別の地域の放射能の雲が、日本に災いをもたらし、瓦礫を燃やす地域は、今は汚染がない状態または少ない状態でも再汚染され線量が高くなるでしょう。
その放射能の雲は、日本だけに留まっているわけではなく、もちろん太平洋を越えて太平洋北西部にも届きます。汚染瓦礫の焼却許可は、まるで福島原発事故の再現です。地面に落ちた汚染物質をもう一度空気中に舞い上げることです。


また、地面に落ちた放射性物質が川に入り、海に流れているという福島から比較的離れた地域のデータもあります。福島原発そのものに注目が集まっている間に、実際に今は、遠くはなれた川が汚染され、海が汚染されているのです。

日本は問題を抱えています。厳しい問題です。その厳しい問題を解決する為には、まず厳しい問題があることを認識しなければいけません。日本政府が大きな問題を無視し続けるなら、実際は問題を長引かせ、結果、最初からきちんと対処するより費用が多くかかるでしょう。まず、日本人は問題を認める必要があります。それは深刻であると。
問題解決には、多額の費用がかかることも認めなければいけません。しかし、問題は解決可能です。もし、解決すべき深刻な問題があるとの認識から始めれば!

ありがとうございました。




福島原発は制御不能状態!メルトアウトし地下水を放射能水蒸気に8/18 Paul Gunter氏

福島原発は制御不能状態!メルトアウトし地下水を放射能水蒸気に8/18 出演ゲスト:Paul Gunter氏 ロシア・トゥディより。

司会者:
福島原発事故ニュースが、米国の新聞の一面から消えても、実際はフクシマは継続中です。
事故は現在も悪い状態です。
日本の議会で、7月末に特別参考人として東京大学の児玉教授が新たに放射能数値の証言をしました。

【福島で、なんと広島の原爆放射能の29・6倍の放射能が放出されているのです!】

司会者:
この証言の他に、福島原発のメルトダウンした燃料が地面に溶けだして、この付近の地面の一部が地割れして、熱い水蒸気が噴き出してひどい状態を継続させていると言う報告もあります。
今月初めに、ある匿名のフクシマ事故処理の作業員がその友人に送ったEメールを入手しました。

フクシマ作業員のメール:
「沢山の亀裂が地面にあり、すごい蒸気がそこから立ち上ってきている。ここは水蒸気の煙がすご過ぎて、周りが見えない!核燃料の反応現象が地下で起っているみたいだ!今、みんなで退避中です。風向きに気をつけなければ!」 

司会者:
なにがフクシマで起っているのでしょうか?
なぜ、マスコミはさらに深刻になりつつある原発事故の現状を完全に無視しているのでしょうか?
その回答をこの方に頂きたく思います。Beyond Nuclear(反核・反原発独立系団体)のPaul Gunter氏です。

司会者:ほんとに嫌なことにまだフクシマ事故は継続中ですね。

Gunter:今日で160日になりますね!

司会者:
私の東京の日本人の友人が、この件で心配し始めています。沢山の地割れがあり、すごい蒸気が地面から立ち上っている。これは私の知識では、ジェーン・フォンダの映画 ”チャイナ・シンドローム” のようですね。
原子炉の核燃料がメルトダウンして、地面に突き抜けて地下水脈に接触する。

Gunter:
その通りですね。これは大変憂慮すべき事ですね。
3つの原子炉がメルトダウンしたのは周知の事ですが、格納容器も破損しましたが、現在の状況は、核燃料炉心がメルトダウンし、格納容器から溶け落ちて、建屋コンクリート基礎部分に到達し、地面まで落ちてきて、地下水に当たり、熱い蒸気を作り出している!
既報でご存知のように、作業員が原発建屋外部周辺で計測した値は、10シーベルト/hでした。

司会:つまり、10,000ミリシーベルト/hですね。

Gunter:
別の言い方で、100万ミリREMです。
500REMは致死量です。これは1000REMで、地割れから立ち上っててきているのです!
この放射線は、致命的なものなのです。

司会:お聞きしますが、どのくらいのミリREMが、医療Ⅹ線の値なのですか?

Gunter:
米国の年間許容放射線量は、100ミリREM/年です。
今回のものは、100万ミリREM/毎時なのです。

司会:わぉー!

Gunter:
この致死量の放射線が、地割れから出てきているのです。
彼らは、この原発事故を封じ込めようと原発建屋をおおう鉄骨製テントを建設予定です。これは桁外れの寸法のものです。
しかし今は、原発建屋周辺の地割れから放射性水蒸気が立ち上ってきているのです。
ですから、福島原発事故は制御不能状態で、明らかに想像した以上にさらに深刻になっています。
     
実は、米国NRCは7/28に、福島原発から1.5マイル先で、原子炉から爆発で放出された核燃料の破片の発見を、基本的に認めているのです。これは建屋上階の核燃料保管プールの爆発からのものではないのです。
これが今、非常に憂慮すべきことなのです。

<日本語訳:Junebloke>





7月5日 Le Monde.fr / AFP (仏ルモンド紙ウェブサイト)

福島第一原発から60キロ離れた福島市内で、基準値の4倍に上る放射線量が計測されたことを同市内の市民団体が発表した。福島市の住民からなる同団体は、子供と妊婦を対象にした避難措置を求めている。

30万人の人口を抱える福島市内で行われた放射線計測では、1キロ当たり46540ベクレルの放射性セシウムが計測された。日本におけるセシウムの基準値は1キロあたり10000ベクレルである。同市民団体によれば、この数値は、1986年のチェルノブイリ原発事故でソビエト当局が住民避難を決定した際の放射線基準値を超えているという。

「進む土壌汚染」
福島市内の別の場所で3回行われた放射線計測でも、1キロあたり16290ベクレルから19220ベクレルという基準値を超える数値が計測された。放射線被曝の専門家である神戸大学の山内教授は「市内の土壌汚染が進んでいる」と警鐘を鳴らす。同教授によれば、「土で遊ぶ子供達は高濃度の放射性物質で遊んでいるようなもの」で、出来るだけ早急な避難が必要だという。

原発事故以降、合計16万人の近隣住民が避難を余儀なくされ、そのうち約半分は一時帰宅することができたが、原発周辺20キロ圏内に住んでいた住民達は未だに自宅に戻れないままだ。東日本を襲った巨大地震と津波により発生した福島第一原発事故は、すでに大気と海、そして福島の土壌に重大な放射性物質放出をもたらしている。

"A Fukushima, des taux de radioactivité quatre fois supérieurs à la limite" 05/07/2011 Le Monde.fr


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