2011年8月3日水曜日

意図的に消された内部被曝の事実



放射線が飛ぶ距離=飛程(ひてい)
・分子切断(生体細胞の分子を切る)
・放射性物質は分子切断のたびにエネルギーを失う
・分子切断と飛程(飛ぶ距離)は密接に関係
・被曝の強さは、一粒の放射性物質(微粒子)を構成している原子の数で決まる


・原子の種類によってα線主に出す、β線を主に出すものがある
・核分裂で出来た放射線物質は殆どβ線を出している
・γ線はこのプロセスでは主な放射線ではないβ線にくっついて出てくる


・地面に放射線性のほこりが積もってそこから放射線が出ている
・1mの高さでのβ線とγ線では、両方がほぼ同じ値でも、地面まで測定器を下ろすとβ線の線量が高くなる



1) 外部被曝 内部被曝
http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/d1/d2/minnotepad/folder/326127/img_326127_4499309_0?20110703233854


<外部被曝>
空気中で飛ぶ距離: 距離が飛ばないから 放射能が弱いのではない
α (アルファ)線 45mm 飛ぶ
β (ベータ)線  1m~10m 飛ぶ
γ (ガンマ)線  遠くまで飛ぶ


・外から飛んでくるものから離れたら外部被曝はしない


<内部被曝> 
体内で飛ぶ距離: 体の中に入ると、体の中でどの方向どんな放射線が出ても、すべて体の組織を壊していく
α(アルファ)線 40マイクロメートル(10万個の分子切断をする)
β(ベータ)線  1cm



2) ICRPモデルの限界について
・臓器全体でどれだけ被曝線量を受けたかのエネルギー計算、外部被曝のみ
http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/d1/d2/minnotepad/folder/326127/img_326127_4499309_1?20110703233854


3)日本の現状
・ICRPをモデルにしているのは、大問題である
・原子力発電で電力を売ることで社会的な利益があって、一部の人が犠牲になったも構わないことが盛り込まれている


vnc02_科学的真実を獲得するためのサバイバル



・物理の分野は正常に機能している 事実に対して非常に忠実、身分によって発見の価値を左右されない 事実の前にひざまずく


・科学の分野は、事実を率直に言う者は昇進しない、学会で発表すると政府筋、企業筋が寄って、たかって、袋叩き、研究費は与えない。政治が絡んでいる研究は、莫大な研究費が出る仕組み


vnc03_新生児甲状腺機能低下症と原子力発電量の相関



・発電所から常時放射線物質が漏れている量と、お母さんの内部被曝から新生児への内部被曝へ繋がっていく量が比例している
・メカニズムとしてお母さんが放射線ヨウ素を物質としてとり入れたあと、内部被曝してそれが新生児の甲状腺に集まり内部被曝する、それが新生児の脳の障害になる


http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/d1/d2/minnotepad/folder/326127/img_326127_4499309_2?20110703233854

 

vnc04_被曝40年後の健康被害 -- 継続的診断は行政の責務



・α線が飛ぶ長さは、45mm、それは、白紙の厚み40マイクロメートルとほぼ同じ。
つまり、この白紙の片面に密着している放射線の原子からまっすぐ打ち出されたとして、このココの中(40マイクロメートル)で10万個の分子切断をして、この厚み幅のみしか飛ばない。
・原子のサイズは1マイクロメートルの1/1000ぐらいの大きさ


・大変深刻なことで、内部被曝の実質の量は分かりにくい
・ホールボディカンターで計る時、鉛の部屋に人を入れて、その人から出てくるγ線を計る、目安になるが被曝をかなり過小評価している、だが発射元があるということが分かる
外部被曝の数%しか内部被曝がないと偉い先生方が言っているがそれは間違いである
・母乳の検査もγ線で計っている
・尿検査(老若男女)で内部被曝の証拠として捉えることができる

<郡山の集会前後での質問されたこと>
・甲状腺の腫れ
・女性は、卵巣の右側がはれている
・元々喘息を持った気管支が弱い子供が乾いた咳をしだした
・あるお母さんはある日突然喉枯れて声が出なくなった。
放射線のない環境の人々と福島の人達と比較対象することで放射線がどんな風に、放射線環境下の人々が健康不良になっているか判断できる

                           vnc05_プルトニウム -- α線核種による内部被曝の重篤性









<福島3号炉 プルサーマル>
プルサーマルとは、プルトニウムを積極的に核燃料としてウランと混る方式


・ウラン235 4% 濃縮  ウラン238 96% 
・ここに核分裂で発生した中性子がウラン238にあたるとプルトニウムを作り出す
・1,2号炉にもプルトニウムがたくさんある、放出されるとウラン以上に危険がある
・プルトニウムはα線が主体 γ線もある。
・プルトニウムは2万4千年が半減期
・物理的な差では、プルトニウムとウランを同じ量で比較すると、ウラン235 一発を出しもう一発出す間に、プルトニウムは3万発弱のα線を発する、毒性が高い
・福島の原子炉の状態は、非常に危機的な状態であるにも関わらず、炉心がメルトダンしている状態で再臨界が起きなかったのは、チェルノブイリのようにならなかったのは、非常にラッキーなことです。
このような状態(事故)を作り出したという「安全神話」の責任は大変重い


                      vnc06_雨、風、夏 ... 内部被曝から子供を守るためにできること。
<マスク>
・スギ花粉は、粒子の大きさは30~40マイクロメートル
・放射能の埃は、1マイクロメートル以下
・スギ花粉のマスクで1マイクロメートルまでぎりぎり防御できるかな?、内部被曝を防ぐのは、マスクの下にガーゼをするとか、完璧でないがやらないよりましです

<雨>
・雨の中には、放射性物質が非常に濃く凝縮されている
・全国どこにいても雨に打たれないようにするのがとても大事です
・たとえば、一マイクロメートルの微粒子が原子炉の100m上まで吹き上げた時で4m毎秒1500km飛ぶ、落ちるスピードより風のスピードが1000倍高いので飛ばされる率が高い

<風>
・雨に乗っても自然にも、放射線物質は地面に降り注ぐ
・雨が降った後は降り注いだ放射線物質がそこにいるが、乾燥して水分が蒸発した後は、風などで埃としてどこまでも舞い上がり飛んでいく
・風の強いときは子供を外で遊ばせるのは避けたほうがよい

<付着被曝>
・皮膚からも吸収される     
・粒子の粒によって違うのですが、皮膚の汗の穴などから、そういうところにはまり込むサイズだと、中までいく可能性がある
・皮膚、毛髪、毛根からも吸収される
・帽子を被らないで頭皮に放射性物質が付いた状態では、皮膚の至近距離から放射線が発射されるので、ベータ線の影響も出てくる
・吸収されるというルート以外でも、埃、雨が長時間付着するのは避けたほうが良い
・子供さんたちは、帽子、薄い長袖で直接埃が肌に付かないようにするのが大事



                       vnc07 いまだに捨て場の決まらない校庭の汚染土について

<内部被曝も外部被曝でも>
・幼いほど体の成長が激しいということは細胞の分裂がしきりに起こり増殖している、私たち(大人)と違い桁違いの影響が出る

http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/d1/d2/minnotepad/folder/326127/img_326127_4499309_3?20110703233854

<学校の校庭>
・除染だけの対象なら即刻やる、雨が降り注げば再度やる、何度もやる
・汚染の1/3はゴミにある、3月の測定でしたら、5cm深さの表面を取利除けば汚染は1/5になる

<原子炉の爆発に対して法律でどれだけ検討されていたかというと>
・小学生の原子力発電所の事故に対する避難マニュアル、これは率直にいうと地震と全く同じである
・放射線の埃が、降り注いでくる、放射線がボンボン当たることに、それを子供達にどのようにプロテクトして浴びさせないようにするかのこの考え方がまるっきりない
・子供の数だけの、マスク、帽子、雨合羽などを防御のために用意する、そんな考え方は皆無でした
「安全神話」は原子炉の中、作り方の問題だけではなく、あからさまに、住民無視、人権無視
・やれ放射性物質をどっかにもっていけないだという、そんなことにこだわって、住民の防護ができないのなら、政府自身にはどういう価値があるかの問題になる
・土をひっくり返すことは、長期的に考えると利益にない
・人の生活場面からどれだけ放射性物質を取り除くかが大事なこと

「基本的には、東電が振りまいた放射線汚染は、土の入れ替えその他、東電がすべてをやるべき
原理的な意味で、まさに、30年 60年規模で汚染が残っていく物を、
誰(東電)が「安全神話」を作り、応急処置そのものを「海水を入れたら炉がダメになる」待てで 大破綻するような状況にもっていたのか」


                    vnc08_ICRP勧告値が優先するもの(危険と安心のすり替えトリック)

http://www.youtube.com/watch?v=4G6Xl4AxXn8


原爆を投下したアメリカ政府が核爆弾の威力の凄まじさにビックリした
この核爆弾を使って世界をコントロール(核戦略)する時に、放射線で長時間健康破壊する、この放射線の効果を消し去ろうとした、間違った核兵器像を作ろうとした


その為に、内部被曝を完璧に否定するということを科学的な操作でした
これはアメリカの エネルギー省(前進原子力委員)の科学者が携わっていて 日本の科学者もバックアップした歴史がある


<手段 1>
・枕崎台風、1945年原爆投下のあと6週間後9月17日に起きた、これを利用した
台風の状況:
広島はデルタ地帯の入り口で堤防決壊して、被爆地一円が床上1m浸水、風、濁流で放射能の埃が洗い流された
台風が去った後で辛うじてわずか残る、しがみついていた放射線量を、複雑な計算をして見せてこれだけしかなかったことにした。本当の高い値は言わなかった。


<手段 2>
原子雲(きのこ雲)が広がったのは直径20km以上(いびつな形)だのに、爆心地から2km以上の人々は放射線を浴びていない人達なんだという間違った姿を強制した


・ところが、放射線の存在証明がきのこ雲である、隠すことは出来ないのです


被爆者の体の調査をABCC(原爆障害調査委員会、アメリカ)がし、被爆者の治療は一切しないで、サンプルだけ取った。悪名高いものなんです、こういう間違った被曝の世界で、実際に被曝していた人達を切り捨てる、2重の苦しみ与えてきたのが実態


この二つの世界でICRPの基準が作られた、それが、原子力発電所の世界、医学の教育で使われる、病院で使われる、物凄い問題をはらんで尚ICRPが君臨している

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