2012年1月24日火曜日

封印された 原爆報告書 今こそ、入市被爆者、遠隔地被爆者の教訓を生かせ! + 原爆投下 いかされなかった極秘情報






封印された原爆報告書 投稿者 gataro-clone

原爆投下 活(い)かされなかった極秘情報 投稿者 gataro-clone

『NHKスペシャル 封印された原爆報告書 2010年8月6日放送
アメリカ国立公文書館のGHQ機密資料の中に、181冊、1万ページに及ぶ原爆被害の調査報告書が眠っている。子供たちが学校のどこで、どのように亡くなったのか詳しく調べたもの。200人を超す被爆者を解剖し、放射線による影響を分析したもの…。いずれも原爆被害の実態を生々しく伝える内容だ。報告書をまとめたのは、総勢1300人に上る日本の調査団。国を代表する医師や科学者らが参加した。調査は、終戦直後から2年にわたって行われたが、その結果はすべて、原爆の“効果”を知りたがっていたアメリカへと渡されていたのだ。



66年前、広島に原爆が落ちた日に、広島にいなかったけれど、
それから何日か後に、広島に入って放射線にさらされ被ばくした人たち、「入市被ばく者」を、
日本政府は長い間、「そんなことはありえない。」との学者の意見を支持し、何の救済もせず切り捨ててきたそうだ。

症状も何もかも、原爆投下当日広島にいて被ばくした人と同じだったのに、原爆が落ちた日、広島にいなかった
被爆者と認めず、救済しなかった。

国の方針で戦争に巻き込まれ、何の罪もない市民が被ばしたのに、
その戦争の被害者たちの最低限の救済さえしなかった国、ニッポン。
今もしない政府。

その上、被ばく後の被爆者に対し、人権無視した調査研究結果は、
患者救済のための研究ではなく、
原爆の効果を知りたがっていたアメリカに渡されていたという。

入市被ばくにより、原爆が落ちた日に、広島にいた人と同じ症状が出てきたひとりの若い医学生が、
その時の自分の症状を詳細に記録していたのにもかかわらず、
それが、被ばく者の症状と同じであるにもかかわらず、
国は、それを認めず「被爆者」として認めず切り捨ててきたそうだ。

今朝もNHKの朝のニュースで「遠隔地被爆者」についてとりあげていた。

爆心地から遠くにいながら、
原爆投下後に周辺地域で降った
放射能を含んだ「黒い雨」を浴びて、被ばくした人たちや
周辺地域で放射線に汚染されたと思われる川の水を飲み、畑の野菜を食べて、「発熱や、髪の毛が抜ける、鼻血が続く」という症状がありながら、
66年間被爆者として認められず、救済されないままであることを伝えていた。

今朝の朝日新聞にも「原爆症基準 遠い決着」という記事が載っている。
国は申請却下連発 不信積もる被爆者 認定「門前払い」に憤り と見出しにある。
ぜひ読んで見てほしい。
「入市被爆者や遠隔地被爆者は、浴びた放射線の量が低いと見るのが学会の通説」だそうだ。

「実際体で経験した生の人間の声より、実際の経験もないような机上の理論だけの学者の説が強調されるのは
今、まさに脳脊髄液減少症患者に繰り返されようとしていることと同じことだ。

時代が変わっても何もかわらない、
国の愚かさと、人命軽視の学者の愚かさに愕然とする。

今ならだれでも疑わないことだろう。
放射能が放射されたその時そこにいなくても、
後日、その放射線の強い場に行けばそれで被ばくすることを。

爆心地から遠くでも、
風にのり、雨で落ちた放射線に汚染された野菜や水を食べたり飲んだりして、内部被ばくすることがあることを。

今ならだれでも疑わないことだろう。
遠隔地にいても、
放射性物質が流れてきた時、雨が降ってそこが局地的に放射能が強い場所ができることを。

原発から遠い地域でも、
原発事故後の風向き、天候、雨の有無などで、遠隔地でも放射能が拡散するのは
今ならだれもが知っていることだ。

当時、黒い雨を浴びて被ばくした人たちの言葉に、嘘はなかったはずだ。
当時、遠隔地にいて被ばくしたり、
後日広島に入って、被ばくした人たちの証言にも嘘はなかったはずだ。

それなのに、66年前の当時の人たちの真実の声は
経験もない学者の意見に打ち消されてきた。

当時の学者の意見が都合がいいと思いこんだ国によって、
66年間切り捨てられてきた。
66年たって、科学が進歩し、
当時相手にされてこなかった、経験者たちの声の真実味が、証明されつつある。

いつだって、人間を悪魔に変えるのはお金の魔力だ。
いつだって、人間の心から、正義を奪うのもお金の魔力だ。

でも、本当は、それが目先のことであり長い目で見て少しも得にはならないことには気づけない。、

人間が人間の苦しみを理解し、人間が人間に救いの手を差し伸べることの大切さを思いだしてほしい。
それは救済される一部の人たちのためだけではない。 
それはやがて社会全体の人たち救うことにつながることに、早く気づいてほしい。

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国は、のちに「黒い雨が降った一部の地域」にいた人たちの被ばくを認めるが、
その認められた地域は全体のごく一部だった。

広島市が国とは別に調査した「実際に黒い雨が降った地域」は国の指定した地域の5倍から6倍だったそうだ。

自分たちの過ちで戦争を引き起こし、
何の罪もない国民を巻き込み、被ばくさせておきながら、
救済するどころか、被爆者としての認定基準を狭め、真の多くの被爆者たちを切り捨てようとする。

その過ちの本質は、 
今、脳脊髄液減少症患者にしようとしていることと、何ら変わらない。

66年前の日本と、何も変わらない。

また、過ちを繰り返すのか?
おろかな人たちよ、目を覚ましてほしい。自分たちのしていることの罪深さに、気づいてほしい。

 被ばく国として、
その苦しみを、決して繰り返してはならないはずなのに、
何よりも、国民の命と健康を優先するべきなのに、

それとは逆の方向に突き進み、弱者の人命よりもお金のことを第一に考える人たち。

過ちを
水俣病で繰り返し、原発で繰り返し、

脳脊髄液減少症で、繰り返し、
交通事故被害者の生の声より、実際の経験のない学者たちの意見を
診断基準に取り入れて、また狭めようとしている。


今もこうして、私たち患者は、愚かな国のおろかな人たちに苦しめられている。
過ちの本質は66年前と同じだ。

脳脊髄液減少症患者が苦しみ抜いているのを見て見ぬふりし、
厚生労働省脳脊髄液減少症研究班を立ち上げたかた3年待ってと、患者をぬかよろこびさせて油断させ、
実は、最初から「こんな病気あるわけない」との考えに凝り固まった、否定派医師ばかりで構成された公的研究班メンバーで
実際には患者の救済につながるには程遠い状況の、研究に身の入らぬままの状態で3年が経過した。

国会で指摘されて、損保がらみの医師が研究班から去り、 
研究申請延長し、
今まで3年分のたまりにたまった宿題をこの1年でおわそうとしても無理があったよ。

否定派医師ばかりで占められた研究班が3年も、ぐうたらしてサボって、
さらに患者を苦しめていたのを
 おまかせでのんびり見逃してきた国を 私は許さない。

そんなところへこの震災と原発事故。

いつだって、何があったって、
自分の国の、国民の命や健康を
一番に大切に思い、一番に迅速に救済する国になってほしいのに

すぐ人間は、過去の教訓を忘れてしまう。

お願いだから。
過去の過ちは繰り返さないでほしい。
過去から教訓を学んで、これからに生かしてほしい。
お願いだから。

***************

8月4日、ニュースZEROでも、ご自身も被ばく体験ある
94歳の肥田医師のお話があった。
(動画もどなたかUPしてほしい。)
 肥田医師関連記事のブログ)(次第にだるくなって働けなくなるのは、なんだか脳脊髄液漏れを見逃された患者の経過に似ている。
あることが起こってすぐさま症状が出る人たちは因果関係が認められて救済されて、時間とともに、だんだんとさまざまな症状が出てくる人たちは
自分の体が自分で自然発生した病だろうと切り捨てられる様は、脳脊髄液減少症患者と重なる。)

原爆体験者がどんどん高齢化していく。
体験者の声をどんどん取材し、記録し、ひとりでも多くの人たちに聞かせてほしいと思った。

原発推進派の人たちと、脳脊髄液減少症の否定派の人たちに
私は共通点を感じている。
それは、「目先の利益」にとらわれ、結果的に「人の命を軽視」をしていること。

しかも、脳脊髄液減少症の場合も、おそるべきことに、
人の命を救うべき医師が、その「人命軽視」の片棒をかつごうとしている。
なんと恐ろしいことだ。

原発推進派がものすごいパワーで、「安全神話」を広げ
今もものすごいパワーで原発反対派をおさえこもうとやっきになっているのと同じように、

脳脊髄液減少症の反対派の人たちも、
「そんな事故後遺症の存在を認めたくない、認めざるを得なくなったら、なんとかなるべく多くの人たちがあてはまらないようにしたい。」との下心と
恐るべき「人命軽視」の思考のもと動いている。

ものすごいエネルギーで脳脊髄液減少症を闇に葬ろうと多大なエネルギーを使い、
ただでさえ病んでいる脳脊髄液減少症患者たちと
ただでさえ疲れきっている治療に取り組む医師たちを苦しめている。

恐ろしいことだ。
いつ自分の愛する人が、自分が、この事故後遺症を負うかもわからないのに。

私たち患者は間違ったことを言っていない。
人々の命と健康を守るために、「助けてほしい。」と
あたりまえのことを言っているだけだ。

過去の「人命軽視」を繰り返させてはならない。

社会をよりよい方向へ導かなければならない。
私たちの子孫のためにも。

原発事故のあった年の、今年の原爆の日 は
今までになく、特別な思いで迎えている。

戦争のないという平和だけでなく、
油断すると人々の中にすぐ巣くう、「利益優先、人命軽視」のおろかな考えのない、真の意味での社会の平和を
8月6日の朝に、私は心から願う。


広島平和記念式典の生中継を見た。
広島市長の平和宣言に「体験者の言葉」が組み込まれたのは、よかったと思う。
きれいごとではなく、
体験者たちの声を、ありのままに伝えてほしい。
「こんな思いを他の誰にもさせてはいけない。」

その思いは、
脳脊髄液減少症を長年放置されてきた患者の思いでもある。

原爆の碑に刻まれた言葉、
「やすらかに眠ってください。もう過ちはくりかえしませんから」

私にはその同じ言葉を、伝えたい人たちがいる。

20年前も、30年前も、交通事故はあったのだから、脳脊髄液減少症は今にはじまったことではない。
かつての交通事故で発症し、誰にも理解されないまま苦しみぬいて死んでいったであろう
脳脊髄液減少症患者もいたはずだ。

その人たちにも同じ言葉を伝えたい。

「やすらかに眠ってください。

もうこれからは絶対に、

同じ過ちは繰り返させませんから」

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