セシウム137汚染食品による内部被曝の影響

【セシウム137汚染食品による内部被曝の影響】

28日の【低線量被曝のリスク管理に関するWG会合】は25日より更に酷い内容になった。
「子供は親や先生と一緒に生活するので大人と、年間線量を分けることは意味がないと思うが」
「週末、福島に行き住民の話を聞いた。みんな除染して住むというガッツがあった、そこがチェルノブイリと大きく違う。飯舘でも聞いた。」などとICRPの委員が云う。(T_T) 
しかし飯舘村は、会議が紛糾しているし、福島の住民だって、子供と妊婦だけでも避難の権利をと交渉している。

だが、本紙はずっと内部被曝についてリスクがあると云っている。
例えば下の図1は、その「ICRP PUB.111 原子力事故又は放射線緊急事態後における長期汚染地域に居住する人々の防護に対する委員会勧告の適用」の中にある「被曝の性質」に出てくる汚染食品摂取に係る体内蓄積量である。

図1=摂取量・摂取状況の違いによるセシウム137の体内蓄積量

図1は、1日1回1000ベクレルのセシウム汚染食品を摂取した場合と、1日1ベクレル又は10ベクレルの汚染食品を長期に摂取した場合の体内蓄積量を示している。1回1000ベクレルのセシウム汚染食品を摂取しても1年後には100ベクレル以下に減少するのに対し、10ベクレル/日を長期期摂取し続けると1400ベクレルが体内に蓄積され、かつ、以降は体内代謝との関係で平衡してしまう。1ベクレルの場合は、最大200ベクレルで平衡する。

図2は、ベラルーシに於いてゴメリ医科大学のバンダジェフスキー教授が調査したゴメリで亡くなった大人と子供の体内器官毎のセシウム蓄積量である。大人に対し、子供は平均2倍以上蓄積されていることが分かる。

福島では、東北大学加齢医学研究所の福本学教授らのグループが警戒区域内の牛の内部被曝を調査し、セシウムが血液濃度に対し、臓器に20~30倍高く蓄積されていることを確認すると共に、胎児は更に平均1.3倍が蓄積されていたことを確認している。

だがバンダジェフスキー教授の解剖結果では、臓器(成人)の各蓄積量を加算してもせいぜい2000ベクレル前後である。つまりその体内蓄積量に至る食品摂取量は、毎日10ベクレルを食べれば1年で体内平衡状態である1400ベクレルに達することになる。

図2=ゴメリで亡くなった大人と子供の体内器官毎のセシウム蓄積量

現在の厚生労働省による500ベクレル/Kgが如何に異様かが分かる。これからすると毎日10ベクレルを摂取し、ときおり100ベクレルとか200ベクレルの食品を摂取すれば、更に色んな臓器にセシウムが蓄積し、放射線を細胞に放射し続けることになる。

内部被曝では、セシウムから出るガンマ線のほかベータ線も電離作用に加わり、しかも特定部位に蓄積したセシウムは、周辺の狭い細胞群に対し電離作用を起し、かつ、間接的な化学作用を引き起こす。臓器に沈着した場合、面密度が高くなるから、少量でも部位に集まると、影響が大きい。上手く代謝で出てくれればいいが、特定部位に蓄積されると、ずっとそこで細胞に放射線を浴びせ続けることになる。

人間の体は、水で出来ているから、ベータ線もガンマ線も人体が遮蔽物として機能するので測定も分かり難い。
このように10ベクレル/毎日の摂取でさえ、高い蓄積量となり、その多くが臓器に蓄積することから、決して安全とは云えないのである。

基本的に、がんや疾患はある部位で起きる。(がんは1個の細胞から起きる。)
より毒性放射性物質の化学作用が高まれば(濃度が高まれば)、ミトコンドリアや膜細胞などが広く損傷されるし、同時に、電離作用によるDNA損傷も合わせて引き起こすことになる。口から入り、ずっと体のある場所にあって、放射線を周囲に出し続ける内部被曝は、やはり健康に良い影響を与えることはないと結論したい。

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