学校給食を変えるために(2)2011年12月14日(水)記 作成: 川根 眞也様 日時: 2011年12月14日 19:08

北海道札幌市 給食 0ベクレル/kgを宣言

11月29日付け北海道新聞朝刊に以下の記事が載りました。

** 引用はじめ **


【給食は「不検出」食材だけ 札幌市教委、放射能検査 全国有数の厳格対応】

札幌市教委が12月から独自に始める


学校給食食材の放射性物質検査について、


同市 の上田文雄市長は28日、


微量でも放射性物質を検出した食材は

放射性セシウムで


1 キロ当たり500ベクレルなどとされている


国の暫定基準値を下回っていても、


使わな い方針を示した。


道教委によると、


道内で学校給食食材の放射能検査を


始める予定の自 治体は、札幌以外にない。


道外で実施している自治体のうち


6月から始めた横浜市は、 


暫定基準値よりも低い場合は


「その都度、使用の可否を判断している」


(横浜市教委) という。



** 引用おわり **

先の『学校給食を変えるために 

2011年12月2日記』でも紹介した ように、

放射性セシウムを

毎日1ベクレル食べていても

700日後(2年後)には

200ベクレ ル弱たまります。

しかし、


毎日10ベクレル食べていると

700日後(2年後)には

体内の放 射性セシウムの蓄積量は

1400ベクレルを超えます。

(ICRP Publication111)

これは、 


体重60㎏の人で、

体重1㎏あたり23ベクレル/㎏。


体重15㎏の子どもでは体格が小さいので、

1400ベクレルまではいかないと思いますが、

体重1kgあたり30ベクレル/㎏を超 える可能性

があります。


ベラルーシのゴメリ医科大学元学長

ユーリ・I・バンダジェフキー氏は、

体重1kg あたり

50ベクレル/㎏以上、

セシウム137が蓄積すると、

生命に関する臓器が

深刻な 危機に陥ると

警告しています。


また、

体重1kgあたり

20ベクレル/㎏以上、

セシウ ム137が蓄積すると、

不整脈などの症状が現れる

としています。


欧州放射線リスク委員 会科学幹事の

クリス・バズビー博士が、

ユーリ・I・バンダジェフキー氏の報告に基づ き、

心筋の1%が死ぬだけで

心臓の25%の機能が失われることを

動画で報告しています 。 

youtube動画

『福島の子供たちに心臓病増加の危機!

      セシウムが影響!バズビー(字幕)』 



http://www.youtube.com/watch?

v=OmTz_VuFovQ&feature=share  

からだが小さな子どもほど、

この放射性セシウムの影響は大きいのです。

また、バナ ナなどにも含まれている

自然放射線カリウム40については、

このような破壊的影響は報 告されていません。

{しかし、カリウムについても代謝(食事でカリウムを

摂取して、 体内から古いカリウムが汗や

おしっことして排泄されること)がうまくできなくなると

深刻な病気になるケースも報告されています。}


カリウム40を引き合いに出して

セシ ウム134、137はまったく影響がないとする

議論がありますが、これはまったくの間違いです。


 東京新聞朝刊 4面などでは、

ベクレル→ミリシーベルトへの

計算式が載っています が、

これは決定的なあやまりです。


セシウム134、137の毒性について、

このような計算式で健康被害を

推定することはできません。


<例>

<例>【4,350Bq/kgの牛肉を

          150g食べた場合の暴露量】 


4,350Bq/kg


   ×0.15kg1

         
       ×(1.6×0.00001)注3

              =0.01ミリシーベルト 




注1 平成21年の国民健康・栄養調査での

    1日当たりの肉の摂取量

   (最も食べる量が多い 

    15~19歳男性の場合)=149.3g(150g) 


注2 食品安全委員会では、上限を

    年間5ミリシーベルトとすることについては、

    かなり 安全側に立ったものであると評価 

 

注3 放射性セシウムの実効線量係数

   :1.6×0.00001(134と137が等量と仮定) 

    出典:兵庫県のホームページより

    『暫定基準値を超えた稲わらを

         与えられた牛の肉につ いて』 
  つまり、


   1回食べてもたった0.01ミリシーベルト


   にしかならないから、


   何回か食べたくらいなら


   安全と言っているわけです 


まず第一に、


大人とこどもの心臓の大きさは

同じではありません


そして、

セシウム 134、137が

心臓にたまるのか、

脳にたまるのか、

膀胱にたまるのか、等々、

それぞれの 器官によって

影響がまったく違うのです。



数値を出して、


「合計1ミリシーベルトまで は安全」

という議論は、間のからだを

肉のかたまりをして考えています。

そもそも、 

ICPRの放射線防護モデルは、

DNAの発見以前に作られたもので、

ゲノム科学などの成果 を反映していません。


(児玉龍彦教授)


政府や放射線防護委員会や、

いわゆる「100ミ リシーベルトまでは安全」

と言っている放射線の専門家の言うことは

間違っています。  



特に胎児や乳児、小さい子どもには、

0ベクレル/kgの食品を

与えるべきです。

  

食品大手の明治の

粉ミルク「明治ステップ」850g缶から

最大30.8ベクレル/kgの 放射性セシウムが検出

されました。

これは埼玉県春日部市にある埼玉工場で

3月12日か ら20日に製造した粉ミルクで、

以下のような検査結果でした。 

[賞味期限-

放射性セシウム濃度] 

2012年

10月4日 -21.5ベクレル/㎏ 

10月21日-29. 0 

10月22日-30.8 

10月24日-22.5(12月7日毎日新聞朝刊)   

これは、

福島県二本松市の市民団体「TEAM二本松」の

独自検査で判明したこと。

「こ どものたべもの基金」の畠山浄さん

(石川県常福寺副住職)が明治に伝えた

(11月14日 )ところ、

明治は「検査しているので問題はない」と答えた

という。このため、

より精 密な民間機関に依頼したところ、

約45ベクレル/㎏が検出され、

もう1度11月28日に電 話で通報したところ、

約40万缶の無償交換を発表したのが、

8日後の12月6日だったと のこと。

(サンデー毎日12月25日号)

まったく、子どもの健康と安全を無視する

食品会 社であると断定せざるを得ません。  

原乳の粉乳は大部分が豪州などの外国産で

一部は北海道で、いずれも東日本大震災前 に

製造されたものである、とのこと。

明治によると、

粉乳などを水などと混ぜ合わせて

 霧状に噴霧したものを熱風で乾燥させて

粉ミルクを作っていたとのこと。

「乾燥の過程 で

取り込んだ外気に含まれたセシウムが影響した」

と明治は説明しています。  

原料がこの通りであるとすると、

水道水と空気が原因であると僕は思います。


<資料1>

僕が測った放射線量 

2011年3月15日これはさいたま市および川口市で

ロシア製の 放射線量計Radex1503で観測して

空間放射線量のグラフです。

この午後5時~6時の空気 をずっとあて続ければ

、このような粉ミルクができるのは当然です。 

 そして資料2が

埼玉県放射性降下物(ちり、雨水)の測定結果です。

2011年3月19日 から3月31日の期間のものです。

実はこれは埼玉県衛生研究所で

計測されているもので す。

6月10日、埼玉県衛生研究所に見学に行きまたが、

その際、

「なぜ3月19日以前の データがないのか?」

と聞きました。

この降下物(ちり。雨水)の測定は、

文部科学省 の委託事業のため、

検査は文科省の指示に基づいて行われていました。

3・11以前は
月 に1回測定すればいいことだったそうです。

なんと

「毎日測るように」と指示が出され たのは

3月18日だとのこと。

福島第一原発が

3月12日以降1号機、3号機、2号機、4号機と 

次々と爆発し、

大量の放射性物質が飛んできているにもかかわらず

文科省はその調査 すら指示しなかったのです。

データの隠ぺいならず、

データそのものを測定しないこと による

事実の隠ぺいを狙ったものだと思います。

朝日新聞の連載『プロメテウスの罠』 と同様の

「放射能を測定するな!」という指示が

ここにもあったのです。

<資料2>


埼玉県放射性降下物(ちり、雨水)の測定結果 


2011年3月19日 から3月31日 


埼玉県ホームページより


資料2は3月19日以降のものですが、


注目すべきなのは、


3月21日、22日、23日、24日 の


大量の放射性物質の降下量です。


この期間には雨が降っていました。


そして、


3月20 日未明に福島第一原発3号機の圧力容器、


格納容器の底が抜けたという分析をしている 方が


います。僕もこの見解に賛成です。 


てんさい(い)さん 


『2011年3月20日、


隠蔽された3号機格納容器内爆発』 


http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/517.html  


3月21日~24日、


異常な放射性物質の降下があったのです。


この事実については新聞 もテレビもまったく


報道していません。


そもそも3月15日の大量の放射性物質の


関東地 方への襲来について、


翌日3月16日の各紙朝刊ではほとんど


扱っていません。  


粉ミルク「明治ステップ」の異常な放射性物質は、


3月15日、3月21日、22日、23日、 24日の空気


および水道水によって


溜められたものではないでしょうか?


これはあくまでも僕の仮説にしかすぎませんが。 


放射性物質の襲来→


粉ミルク賞味期限(放射性セシウム濃度) 


3月15日→


賞味期限2012年10月4日(21.5ベクレル/㎏)


3月21日→10月21日(29.0ベク レル/㎏)


3月22日→10月22日(30.8ベクレル/㎏)


3月23日→10月23日(22.5ベクレル /㎏)


3月24日→?  この間の空気中に拡散した放射性


物質について、


つくばにある高エネルギー加速器研 究所(KEK)が


空気中に放出された放射性核種と


その量を分析しています。


資料3が


 「空気中に放出された放射性核種と


その量 Bq毎cm3 KEK 


2011年3月15日から5月2 6日」です。


<資料3> 


空気中に放出された放射性核種とその量 


Bq毎cm3 高エネルギー加速器研 究所(KEK) 


2011年3月15日から5月2 6日

地表に落ちた放射性物質のことだけが


報道されていますが、


地表に放射性物質が落ち るということは


空気中に相当量の放射性物質が


拡散していたのです。


それを知らずに


呼 吸していたということでもあるのです。


僕は3月12日以降、


福島県、宮城県のみならず 、


東北地方、関東地方の各自治体は


ヨウ素剤を配布すべきであったと考えています。


高 エネルギー加速器研究所(KEK)の


グラフにもあるように


3月いっぱいは相当な量の ヨウ素131が


関東地方一帯に降り注いでいたと思います。


すべての学校給食の食材は


0ベクレル/㎏にするべきだと思います。


内部被ばくを考 える市民研究会12月例会でも


どのように運動を進めるべきか


話し会いたいと思います。 






内部被ばくを考える市民研究会 


事務局 川根 眞也  

              http://www.radiationexposuresociety.com/ 

E-mail  kawane@radiationexposuresociety.com


   放射線量 2011年3月15日




埼玉県放射性降下物(ちり、雨水)の測定結果

 2011年3月19日 から3月31日





空気中に放出された放射性核種とその量 

Bq毎cm3 高エネルギー加速器研 究所(KEK)
 
2011年3月15日から5月2 6日

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