福島第1原発1・2・3号機のメルトスルー及び4号機爆発について

福島第1原発1・2・3号機のメルトスルー及び4号機爆発について

更新 2011/06/21 10:00
東電は2011年5月12日、 事故後2月を過ぎてからメルトダウン(炉心溶融)を認めた。
1号機のメルトダウン・メルトスルーについて検討した。
東電は、原子炉の水位・圧力について3/11 19:30以前のデータを公開していない。
又、温度データについても3/20 22:00以前のデータを公開していない。
従って、事故直後の状況は推測するしかない。
私は、【平成21年度地震時レベル2PSAの解析(BWR)平成22年10月 独立行政法人 原子力安全基盤機構】の報告書のデータから、
今回の1号機の事故に最も近いケースを選んで1号機の事故を考えてみた。
1号機はBWR-3 MarkⅠであるので【2.1 BWR-3 MarkⅠ型原子炉施設の事故進展解析】を採用しようとしたが、
制御棒が挿入できない仮定があり断念した。
この時の仮定は、圧力容器破損事象(RVR)を大LOCA 時の注水失敗(AE)及び未臨界確保失敗(C)の事象に、
地震時に発生する可能性が高い全交流電源喪失(B)が重畳した複合事象(ABCE)である。
解析結果は、約0.7 時間後に燃料落下開始、約0.9 時間後に原子炉圧力容器破損、約9.6 時間後に格納容器の過温破損である。
最も早いメルトダウンのケースとして考慮しなければならない。
今回、私が注目したのは、【2.2 BWR-4 MarkⅠ型原子炉施設(50 万kWe 級)の事故進展解析】である。
電源喪失(TBU)の事象では、地震によって電源喪失になり、高圧注水系(RCIC 等)による原子炉注水に失敗。
1号機では非常用復水器がほとんど機能していないのでこの解析結果を採用した。
解析結果は、約2.4 時間後に燃料落下開始、約3.3 時間後に原子炉圧力容器破損、約15.7 時間後に格納容器の過温破損である。
今回の検討には原子炉の大きさを考慮して、デブリの流れる時間をBWR-4 MarkⅠ型の解析より短くした。
約2.4 時間後に燃料落下開始、約3.3 時間後に原子炉圧力容器破損、約13.8時間後に格納容器の破損とした。
①事故の経過
東電の報告は黒字で示す。赤字は、JNES(原子力安全基盤機構)による原発事故シミュレーションより推定した。
3/11 14:46マグニチュード9.0の「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」が発生し、運転中の1号機、2号機、3号機は制御棒が入り、核分裂は停止した。
3/11 14::47非常用ディーゼル発電機2台が起動。津波到達までは非常用炉心冷却系は自動起動なし。
(非常用炉心冷却系_緊急炉心冷却装置は1度も起動せず。)
3/11 14::52非常用復水器が起動。
3/11 15:03非常用復水器が停止。
3/11 15:10非常用復水器の起動・停止を15:30まで繰り返す。
3/11 15:13原子炉水位計(燃料域)は-300cmを示し、スケールダウン。燃料棒全露出と考えられる。福島第一原発の事故に係る事故記録_20110516より
3/11 15:1615mを越す大津波により海水ポンプ、燃料タンクを奪われて、非常用ディーゼル発電機が停止。
3/11 15:37全交流電源喪失(TBU)。海水ポンプ、燃料タンクを奪われて、非常用ディーゼル発電機が停止。原子炉の冷却機能(緊急炉心冷却装置)が働かなくる。
逃し安全弁を開放せず。高圧注水系が起動せず。
3/11 18:01炉心温度が燃料(ペレット)自体が溶け始める2800度に達する。電源喪失(TBU)後2.4hr。
3/11 18:55原子炉圧力容器に穴があく。電源喪失(TBU)後3.3hr。
圧力容器の底に水がなかったので水蒸気爆発は起こさなかった。
3/11 19:30以前原子炉の水位・圧力・温度データは未公開である。
3/12 05:25格納容器に穴があく。電源喪失(TBU)後13.8hr後。格納容器に水蒸気と窒素は充満していたが格納容器の底に水がなかったので水蒸気爆発は起こさなかった。又、デブリがサプレッションプールに流れ込まなかった。
3/12 05:50淡水注入開始。
3/12 10:16格納容器のベント開始。
3/12 10:24格納容器のベント2回目。
3/12 10:25格納容器のベント3回目。
3/12 11:20圧力容器温度上昇(残存したデブリ(溶融ウラン溶岩)の再臨界。
3/12 15:35大部分のデブリは鉄筋コンクリートシールドと基礎地盤の泥岩を突き抜けて200m下の砂岩層に到達。砂岩層で水蒸気爆発。
3/12 15:36格納容器とシールドの隙間から漏れた水素に引火、水素爆発。
3/12 20:20原子炉への海水注水開始。
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福島第1原発敷地内モニタリングデータ
3/11 18:45 56μSv/hrから3/11 20:20 67μSv/hrに上昇している。 圧力容器の穴あきと関連付けることは難しい。
3/12 04:00 69μSv/hから3/12 05:00 1590μSv/hrに急上昇している。 格納容器に穴のあいた時刻に一致している。
汚染水が建屋間で移動 福島1・2号機、配管など通じ水位保つ2011年6月4日
15m下の地下水脈から地下水がデブリの開けた穴から流入・流出すると推測している。
地下200mにできた空洞のデブリが冷えれば格納容器の汚染水はこの空洞に流出することも考えられる。
Gennpatusikichinai_houshasennryou_0201164
②アルゼンチンシンドロームが起きているのでは
チャイナシンドロームをもじって、アルゼンチンシンドロームを考えてみました。
地下200mに巨大な空洞が出来ているというお話です。可能性はゼロではないと思います。
早ければ3/12 03:37、遅くとも3/12 05:25に格納容器を抜けたデブリの動きを追った。
デブリとは、溶融したウラン燃料に鉄、コンクリートを混ぜた溶岩状のもので温度は2800℃である。
再臨界を繰り返しながら、地中に穴をあけていく。
沸騰水型原子炉の詳細図鉄筋コンクリート遮蔽壁
遮蔽壁の厚さは2m、格納容器の底のコンクリート埋込部と土台基礎を合わせた厚さ10m。
コンクリートの融点は2200℃、鉄筋は1450℃。太い縦筋及び基礎ボルトを溶かし、地盤の泥岩層に流れた。
PhotoPhoto
アルゼンチンシンドロームのデブリ降下の推定図
原子炉建屋の地盤は強固な泥岩層である。泥岩の融点は1150℃と鉄より300℃低い。デブリは原子炉建屋基礎のした15mの地下水にぶつかり小さな再臨界を起こして勢いを取り戻し、
122m下の砂岩層の大量の地下水によってデブリは大きな塊となり再臨界、水素・水蒸気爆発を起こし地下に大きな空洞を作ったと推測した。
平和的核爆発(セダン核実験)の例を挙げる。
爆発はマグニチュード4.75の地震に相当したと記録に有る。
東電、気象庁は、当日の地震データを公開して欲しい。
地震観測記録の分析に係わる報告_P43の地盤概要を参照
第3紀 鮮新世 500万年前~170万年前から第3紀 中新世 2500万年前~500万年前の層で構成されている。
基礎の下15m程には薄い砂岩・砂の層がある。サブドレンの地下水ポンプはこの砂岩層の水を吸い上げて原子炉建屋の浮き上がりを防いでいる。
この地下水からCs-134、Cs-137、I-131が検出されている。
原子炉基礎の下122m~229mには上下を泥岩で抑えられた砂岩層がある。
この砂岩層には大量の地下水が含まれている。
この層は原発の沖合い40kmにある磐城沖ガス田(主ガス層は第三紀漸新世~中新世の砂岩(3 枚)で、深さは 2,000~2,100m)につながるものである。
天然ガス(メタンガス)が含まれている可能性は大きい。4号機の爆発の原因はこのメタンガスかもしれない。
原子炉建屋から西方1200mの原発構内にある深井戸250mから、4/5にCs-134、Cs-137、I-131が検出されている。
20110601_1001
1号機の水素爆発の動画  
東電のプレスリリース「福島第一原子力発電所1号機付近での白煙発生について_20110312」
この中で「直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり白煙が発生しました。」の一文があります。
直下型の大きな揺れが発生は地下深くでの大爆発が考えられる文言です。
事故時の風は南から3m/s、残骸が南側に寄せられている。北側に爆発の起点があったと考えられる。デブリがペデスタルの北側に流れ、格納容器に穴をあけたかもしれない。
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 福島第1原発3号機メルトスルーについて
東電は2011年5月24日、 事故後2月を過ぎてからメルトダウン(炉心溶融)を認めた。
3号機のメルトダウン・メルトスルーについて検討した。
東電は、原子炉の水位・圧力について3/11 19:30以前のデータを公開していない。
又、温度データについても3/19 06:30以前のデータを公開していない。
従って、事故直後の状況は推測するしかない。
私は、【平成21年度地震時レベル2PSAの解析(BWR)平成22年10月 独立行政法人 原子力安全基盤機構】の報告書のデータから、
今回の3号機の事故に最も近いケースを選んで3号機の事故を考えてみた。
3号機はBWR-4 MarkⅠであるので【2.3 BWR-4 MarkⅠ型原子炉施設の事故進展解析】を採用した。
この時の仮定は、電源喪失(TBU)である。
解析結果は、約1.7時間後に燃料落下開始、約3.6時間後に原子炉圧力容器破損、約6.9時間後に格納容器の過温破損である。
①事故の経過
東電の報告は黒字で示す。赤字は、JNES(原子力安全基盤機構)による原発事故シミュレーションより推定した。
3/11 14:46マグニチュード9.0の「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」が発生し、運転中の1号機、2号機、3号機は制御棒が入り、核分裂は停止した。
3/11 14::47非常用ディーゼル発電機2台が起動。津波到達までは非常用炉心冷却系は自動起動なし。
3/11 15:05原子炉隔離時冷却系を手動起動。
3/11 15:1615mを越す大津波により海水ポンプ、燃料タンクを奪われて、非常用ディーゼル発電機が停止。
3/11 15:25原子炉隔離時冷却系が自動停止。
3/11 15:38全交流電源喪失(TBU)。海水ポンプ、燃料タンクを奪われて、非常用ディーゼル発電機が停止。原子炉の冷却機能(緊急炉心冷却装置)が働かなくる。
3/11 16:03原子炉隔離時冷却系を手動起動。
3/12 00:00原子炉水位計は0cmを示し、スケールダウン。燃料棒全露出と考えられる。
福島第一原発の事故に係る事故記録_20110516より
3/12 11:36原子炉隔離時冷却系が自動停止。
3/12 12:35炉心の崩壊熱による蒸気を使用したタービン駆動のポンプによる高圧注水系が起動。非常用バッテリーが必要。
3/13 02:42バッテリー切れで高圧注水系が停止。
3/13 04:24炉心温度が燃料(ペレット)自体が溶け始める2800度に達する。高圧注水系が停止後1.7hr。
3/13 06:18原子炉圧力容器に穴があく。高圧注水系が停止後3.6hr。圧力容器の底に水がなかったので水蒸気爆発は起こさなかった。
3/13 08:41格納容器のベント開始。
3/13 09:36格納容器に穴があく。高圧注水系が停止後6.9hr後。格納容器に水蒸気と窒素は充満していたが格納容器の底に水がなかったので水蒸気爆発は起こさなかった。又、デブリがサプレッションプールに流れ込まなかった。
3/13 09:25原子炉内に消化系ラインからホウ酸を含んだ真水注入開始。
3/13 13:12消化系ラインから原子炉への海水及びホウ酸の注入開始。
3/14 01:10消化系ラインから原子炉への海水注入停止。
3/14 03:20消化系ラインから原子炉への海水注入再開。
3/14 05:20格納容器のベント2回目。
3/14 11:00大部分のデブリは鉄筋コンクリートシールドと基礎地盤の泥岩を突き抜けて200m下の砂岩層に到達。砂岩層で水蒸気爆発。
3/14 11:01格納容器とシールドの隙間から漏れた水素に引火、水素爆発。
使用済み燃料プールの燃料棒が即発臨界を起こす。
大部分の燃料棒は原発東側の海上5km以内に落下。
放射線が弱く、重く、毒性の強いプルトニウム、ストロンチウムが海上に落下、海底に沈降していると推定される。
3/15 06:144号機で爆発音。壁に8m四方の穴を2つ確認。その後、いつの間にか全体的に壁面が損傷。
福島第1原発敷地内モニタリングデータ_3/13-3/14
3/13 05:40 4.5μSv/hrから3/13 06:10 5.9μSv/hrに上昇している。 圧力容器の穴あきと関連付けることは難しい。
3/13 08:20 3.166μSv/hから3/13 09:20 281.7μSv/hrに急上昇している。 格納容器に穴のあいた時刻に一致している。
3/13 08:41 3号機のベント開始の影響とも考えられる。
しかし、この時刻の風は南西であり、ベントの水蒸気は原発の西側のモニタリングポスト付近の測定点には流れてこない。
格納容器に穴のあいた事故によるものと考えるのが相当である。
3号機のアルゼンチンシンドロームの模式図
アルゼンチンシンドロームは1号機と同様であるが1号機があけた地下空洞にデブリは落下したと考えます。このデブリによって大量のメタンガスが砂岩中から放出され、4号機の爆発の原因になったと推測します。メタンガスは3,4号機地下連絡通路から4号機圧力制御室プールの点検清掃作業用の点検フタより格納容器に入り、オペレーションフロアに流れたと考えられれる。
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4号機水素爆発メカニズムの推定_東電発表 
一般的に使用する必要の無い9つの弁は閉まっていたと考える方が妥当である。
当事者による調査は不当である。消防庁長官命令による消防研究センターの火災原因調査が必要である。蓋の外れた格納容器に溜まったメタンガスが爆発限界(5%)に達して、主に格納容器内で爆発したことも考えられる。繰り返し爆発したようである。シートプラグも吹き飛ばされ壁、柱を破壊しただろう。
今回の地震は横揺れが大きく、長かったので、定期点検で外し、床に置いていたシートプラグが激しく壁に衝突を繰り返したはず。5階の損傷は爆発以外に、この衝突も考えられる。防衛省 動画チャンネル 11-03-27 10:11:18にシートプラグらしきものが見える。
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 福島第1原発2号機メルトスルーについて
東電は2011年5月24日、事故後2月を過ぎてから2号機のメルトダウン(炉心溶融)を認めた。
2号機のメルトダウン・メルトスルーについて検討した。
東電は、原子炉の水位・圧力について3/11 20:00以前のデータを公開していない。
又、温度データについても3/20 22:00以前のデータを公開していない。
従って、事故直後の状況は推測するしかない。
私は、【平成21年度地震時レベル2PSAの解析(BWR)平成22年10月 独立行政法人 原子力安全基盤機構】の報告書のデータから、
今回の2号機の事故に最も近いケースを選んで2号機の事故を考えてみた。
2号機はBWR-4 MarkⅠであるので【2.3 BWR-4 MarkⅠ型原子炉施設の事故進展解析】を採用した。
3号機と同様である。
この時の仮定は、電源喪失(TBU)である。
解析結果は、約1.7時間後に燃料落下開始、約3.6時間後に原子炉圧力容器破損、約6.9時間後に格納容器の過温破損である。
①事故の経過
東電の報告は黒字で示す。赤字は、JNES(原子力安全基盤機構)による原発事故シミュレーションより推定した。
3/11 14:46マグニチュード9.0の「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」が発生し、運転中の1号機、2号機、3号機は制御棒が入り、核分裂は停止した。
3/11 14:47非常用ディーゼル発電機2台が起動。
3/11 14:52緊急炉心冷却装置は自動起動せず。
自動起動レベルに至らなかっため。
3/11 14:50原子炉隔離時冷却系(バッテリー電源)を手動起動(1回目)。
3/11 14:51原子炉隔離時冷却系(バッテリー電源)を自動停止(1回目)。
3/11 15:00残留熱除去系ポンプを起動。
3/11 15:02原子炉隔離時冷却系(バッテリー電源)を手動起動(2回目)。
3/11 15:1615mを越す大津波により海水ポンプ、燃料タンクを奪われて、非常用ディーゼル発電機が停止。
3/11 15:16残留熱除去系ポンプは電源喪失して停止。
残留熱除去系ポンプは16分間しか作動しなかった。
3/11 15:28原子炉隔離時冷却系(バッテリー電源)を自動停止(2回目)。
3/11 15:30原子炉の冷却機能(緊急炉心冷却装置)の手動起動出来ず。
緊急炉心冷却装置の作動時間はゼロ。
3/11 15:31バッテリー水没で高圧注水系は作動不能。
3/11 15:39原子炉隔離時冷却系(バッテリー電源)を手動起動(3回目)。
3/11 15:41全交流電源喪失(TBU)。海水ポンプ、燃料タンクを奪われて、非常用ディーゼル発電機が停止。原子炉の冷却機能(緊急炉心冷却装置)が働かなくる。
3/11 15:39原子炉隔離時冷却系(バッテリー電源)を手動起動。
3/11 16:36原子炉の冷却機能(緊急炉心冷却装置)の手動起動出来ず。
3/11 16:03原子炉隔離時冷却系(バッテリー電源)を手動起動。
3/12 00:00原子炉水位計は0cmを示し、スケールダウン。燃料棒全露出と考えられる。
福島第一原発の事故に係る事故記録_20110516より
3/13 11:00格納容器のベント開始(1回目)。
3/14 11:01原子力建屋パネル開放
3/14 13:25原子炉隔離時冷却系はバッテリー切れにより停止(3回目推定)。
原子炉隔離時冷却系の作動時間合計1m+26m+68h21m=69時間48分。
3/14 15:07炉心温度が燃料(ペレット)自体が溶け始める2800度に達する。原子炉隔離時冷却系が停止後1.7hr。
3/14 17:01原子炉圧力容器に穴があく。原子炉隔離時冷却系が停止後が停止後3.6hr。
圧力容器の底に水がなかったので水蒸気爆発は起こさなかった。
3/14 16:00格納容器のベント開始(2回目)。
3/14 16:34消化系ラインから原子炉への海水注入開始。
3/14 18:06逃し安全弁を開放。
3/14 20:19格納容器の底にデブリが拡散して降下。小さな穴が開いた。
原子炉隔離時冷却系が停止後が停止後6.9hr。
3/14 21:00格納容器のベント開始(3回目)。効果不明。
3/15 00:02格納容器のベント開始(4回目)。効果不明。
3/15 06:10圧力抑制室(サプレッションプール)付近で異音発生。
3/15 08:20小さなデブリが鉄筋コンクリートシールドと基礎地盤の泥岩を突き抜けて15m下の薄い砂岩層に到達。
地下水を汚染。
原子炉逃し安全弁を開いたこと、海水を注入したことにより、
格納容器内で水蒸気が発生し、落下、流れるデブリを効率良く冷やしたものと考える。
デブリは地下200mの空洞には達していない。
3/15 08:25建屋五階付近から白煙確認。(3/27の参考映像
福島第1原発敷地内モニタリングデータ_3/14-3/15 
3/14 17:01 2号機圧力容器に穴があいた時刻付近には変動がない。西風が吹き続け小さな変化は検知できない。
3/14 20:00 44μSv/hから3/14 20:30 905.1μSv/hrに急上昇している。
風向が西から北北東に変わった事を考慮しても変化が大きい。
格納容器の底にデブリが拡散・降下して小さな穴が開いた時刻に一致している。
2号機のメルトスルー模式図
Gennpatusikichinai_houshasennryou_0Photo
 福島第1原発4号機の爆発について
3号機のメルトダウンによるデブリは1号機があけた地下空洞に落下したと考えます。
このデブリによって大量のメタンガスが砂岩中から放出され、3・4号機の爆発の原因になったと推測します。
4号機の場合メタンガスは3,4号機地下連絡通路から4号機圧力制御室プールの点検清掃作業用の点検フタより格納容器に入り、
オペレーションフロアに流れたと考えられれる。
メタンガスの場合、その爆発限界は5.3-14%(水素は4-75%)、空気に対する比重は 0.555(水素は0.0695)である。
水素より重いので、下の階の爆発の説明がつきます。
東電の公表したのは、
2011/03/15 06:14 音がして壁の一部破損を確認
2011/03/15 06:56 建屋の上が変形した模様
2011/03/15 09:38 建屋3階北西付近より火災確認
2011/03/16 05:45 再び建屋3階北西付近より出火した
衛星写真によれば、上記以外にも爆発があったことが報じられている。
建屋損壊の状況と一致しない。不思議であった。
特にオペレーティングフロアの状況は、格納容器内でメタンガスが爆発したなら納得できる。

原子力建屋4号機の場合、4階南側、4階北側、屋根、5階すべて、3階東側、4階東側と次々と事故が続いたようであり、
地下から断続的に供給されるメタンガスによる爆発の可能性を考えても良いのではないか。
4号機平面図
使用済み燃料プール、ドライヤーセパレータープール、格納容器ふた、燃料交換機、シールドプラグ、スタッドボルトテンショナーの位置を画像から読み取った。図面の入手先は1F4号機燃料プール漏洩について。 定期検査中の状況の入手先は レベル7への疑問 より
4号機の上空からの写真
北西の角に格納容器フタが見える。使用済み燃料プールから白煙が上がっている。
401403_3
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋上部_2011年4月15日撮影
屋根のトラスの下に黄色い格納容器フタが見える。
米衛星画像大手デジタルグローブ社が撮影した4号機 衛星写真
3/16 09:35~3/17 10:55間に屋根の損傷が進行。
_201115Photo_13
福島第1原発4号機の温度測定結果について_防衛省_20110320
防衛省技術研究本部の測定_3月20日
福島第1原発4号機の温度測定結果について_防衛省_20110323
防衛省技術研究本部の測定_3月23日
原子炉圧力容器内の水の方が使用済み燃料プールより温度が高いのは、
格納容器内でメタンガスが爆発し、水が沸かされたとしたら、納得できる。
4__201103204__20110323
福島第一原発4号機_2011年3月15日撮影
北側からの撮影。4階に8m四方の穴。
福島第一原発4号機原子炉建屋オペレーティングフロア2
黄色い格納容器のフタが見える。手前にあるのはスタッドボルトテンショナーか
_201115_2Photo_2
福島第一原発4号機西側の損壊状況
4階西側はすべての壁がない。柱のみ残っている。
福島第一原発4号機西側
鮮明な画像
Photo1_4__24_march_2011
福島第一原発4号機南側の損壊状況
北側4階と同じ位置に8m四方の穴。
福島第一原子力発電所4号機南側
3本の柱が完全に無くなっている。シールドプラグの衝突で根元から持って行かれた。
原子炉から白煙が上がっている。
Photo_3Img_6951
福島第一原子力発電所4号機南側
奥に燃料交換機、天井クレーンが無傷で見える。爆発は格納容器内で起きたことを証明するものである。
福島第一原発4号機使用済燃料プール上部
燃料交換機の下から白煙が登っている。
02Photo_5
福島第一原発4号機使用済燃料プール水のサンプリング状況
日本最大のコンクリートポンプ車。
福島第一原発4号機原子炉建屋_使用済燃料プール底部の支持構造物の設置工事
使用済み燃料プールのコンクリート躯体に損傷は無いようである。水漏れはどこからだろう?プールゲートがあやしいが、激しい水漏れはないのかもしれない。
Photo_6__4
4号機使用済み燃料プールの補強工事
2階の使用済み燃料プール下の補強壁(左側)がほとんど残っていない。外壁(右側)の内側の損壊も激しい。外から見たのでは分からなかった。この様な状況では4号機は原子炉まわりのコンクリート遮蔽壁をのぞいてそとの外壁は想定されている巨大な余震で崩れ去ると予想される。東電の補強工事もそれを考慮しているようだ。
_
Photo_4_
福島第一原発4号機原子炉建屋東側の損壊状況
1階から5階すべての壁が損傷している。ビルが傾いてもおかしくない。
福島第一原発4号機原子炉建屋
1階、2階は瓦礫で埋まって良くみえません。
_Photo_7
福島第一原発4号機海側
壁の大きな破片が大型配管の上に落下している。
福島第一原発4号機_空撮2
柱は残っている。耐震性はゼロ。次の予想される巨大な余震には耐えられない。
首の皮一枚で持っている状況です。早く燃料棒を運び出してください。上2枚の壁が残っている。爆発は下の方で起きている証拠である。
Photo_8__2
福島第一原発4号機東側3,4階部分の損傷
3,4階部分の損傷は水素爆発では説明できない。破片は4号機の3階のものと考える。
福島第一原発4号機東側
鮮明な画像である。
4_2404
沸騰水型原子炉の詳細図原子炉建屋天井クレーン_参考写真
Photo_11__3
原子炉建屋オペレーティングフロアにおける溢水_参考写真圧力容器の蓋のボルト・ナットの取り付け・取り外しをする為のスタッドテンショナーという機械_参考写真
Photo_9Photo_10

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脳の放射線耐性と副作用 年齢と照射の範囲によって決まり,とても複雑です。例えば,全脳に40グレイという線量をかけるとします。これは成人では許される量かも知れません。 しかし,4歳の子供にこの線量を当ててしまえば知能の発達は期待できなくなります。逆に75歳の高齢者にこの量を当てればかなり高率に認知症(痴呆)になります。白質脳症というのが起こるのです。