「原子力発電は安い」は嘘。その理由は?








原発事故コスト:上乗せ最大1.6円 原子力委が増額修正

電源別の発電コスト(最大値)
電源別の発電コスト(最大値)
東京電力福島第1原発事故を受け、重大な原発事故に備えるための「事故コスト」を試算している内閣府原子力委員会の専門部会は8日、被害額などの想定を見直した結果、事故コストは1キロワット時当たり少なくとも0.006~1.6円になると修正した。試算は原子力委に報告後、政府が12年夏をめどに新たなエネルギー政策を策定する際の参考資料になる。
試算は、出力120万キロワットの新設炉が重大事故を起こす事態を想定。被害推定額と発生確率をかけ、稼働率60~80%の年間発電量で割って算定した。発生確率は最小で国際原子力機関(IAEA)の基準を満たす場合の「10万年に1回」、最大で全国の原発が延べ1500年近く稼働し、今回原子炉3基が事故を起こした国内の実績に基づいて「500年に1回」とした。
部会は10月25日、福島第1原発事故を踏まえ被害額は3兆8878億円になるとして、コストは1キロワット時当たり0.0046円~1.2円と試算した。しかし、「原子力政策大綱」の改定作業を行っている原子力委の有識者会議で「被害の想定が不十分」などと指摘されたため、被害額を約5兆円と見積もり試算し直した。コストは今後、除染や賠償費用が拡大した場合、被害額が1兆円増えるごとに最大で同0.32円ずつ上昇する。
政府は従来、原発の発電コストを1キロワット時当たり5~6円と試算。石炭・液化天然ガス(LNG)火力5~7円▽大規模水力8~13円▽太陽光37~46円--など他の電源と比べ最も安いと説明してきた。今回試算し直した事故コストを単純に上乗せすると、原発の発電コストは約5~7.6円となり、最大値では火力発電を上回った。ただし、政府は他の発電コストも見直す方針。【比嘉洋】
毎日新聞 2011年11月8日 11時48分(最終更新 11月8日 12時52分)


http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/296.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 11 月 09 日 00:32:45: igsppGRN/E9PQ
小出氏:原発事故の被害額は5兆円!?原子力委員会の原発コストと事故発生確率の再考について@たねまき




今日も種まきジャーナルです。
まだ原発コストが安いとお考えの方に、事故が起こる可能性が低いと考えている方に、是非見ていただきたいと思います。
どうぞ。

【以下、お時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで】
今日は、リスナーから初めてのメールをいただきました。
『小出先生の情報を集める中で、たねまきジャーナルのことを知って、毎度耳を傾けております』
ということでいただいたんですが、小出先生に是非解説していただきたいニュースとしてあげてくださったのが、この『原発にかかるコストが高いのか安いのか?』という話なんです。この方がおっしゃっているんですけれども、
『確か小出先生は、
「事故を考えなくても原発でかかるコストは、火力よりも高いんだ」
という趣旨のことをおっしゃっていたように思うのですが、政府側から聞こえてくる内容は、じゃあ何か重要なコストの見積もりは入っていないのでしょうか?今でもまだ、原子力は安いという情報が入ってくるんですが?』
というふうにおっしゃっております。
そこで、今日のニュースに戻るわけですけれども、この原発の発電コストについて、見直し作業が進んでおります。
国の原子力委員会の専門部会が、試算の案を取りまとめました。その案の基本になっているのは、
『原発が重大な事故を起こした時に、どれだけお金が要るのか、という被害額をどう考えるか?』
というのが一つの問題になってるんですが、これをおよそ5兆円というふうに考えたようです。
これについてどうですか?
被害額5兆円・・・
(小出氏)あまりにも馬鹿げています。
はい。要するに彼らは、これまで普通の人々は、1年間に1mSvまでしか被曝をしてはいけないし、させてはいけないという法律だったのですね。
もし、その法律を日本が法治国家として守ろうとするのであれば、福島県全域に匹敵するくらいの土地を放射線の管理区域にする、無人にしなければいけないというほどの、汚染が生じているのです。
それは、東電が生じさせた汚染なわけで、もしそれを本当に賠償しようとするのであれば、何十兆円かかるのか、何百兆円かかるのか、被害を勘定できないほどのお金がかかると思います。
それを原子力委員会は、なんと『5兆円』だと言うのですね。
それも最初は3兆8878億円という数字を出していたんですね。10月には。
「流石にそれは被害の想定が不十分だ」
ということで、見直して今回5兆円に引き上げたというんですが・・・
(小出氏)要するに、でも、もとから1年間に1mSvなんていうのは守らないと、原子力委員会が言っているわけですから、犯罪者が犯罪を重ねているようなものですね。
でも、政府は年間1mSv以上については、国が責任をもって除染をすると言いましたよね?
(小出氏)そうですね。でも、決してできませんので、「いったいそれをどうしてくれるのか?」ということを、これから問わなければいけないと思います。
うーん。
この原子力委員会の専門部会のメンバーのおひとりである、原子力資料情報室の伴さんとおっしゃいます。この方は、小出先生もご存じ?
(小出氏)はい。よく知っています。
あ、そうですか。
この共同代表を務めてらっしゃる伴さんも、こんなふうにおっしゃっております。
「年間1mSv以上を国が責任を持って除染をするというんだったら、(この方の計算だったら、)48兆円に損が費用は達するだろう」
という計算をなさっているようです。
(小出氏)多分それでも足りないと私は思いますけれども、要するに原子力委員会の言っているものの10倍はかかってしまうということですね。
そうですね。
そして、この伴さんの計算によれば、1kwは1時間あたり12円から16円かかるという計算になるんだそうです。
(小出氏)そうですね。
1時間で1kw作るのに12円から16円という数字。
これを小出先生はどんなふうにご覧になります?
(小出氏)原子力委員会自身が、1兆円の損害が生じるごとに、0.32円だと言っているわけですから、伴さんが言っているように48兆円、或いは50兆円だとすれば、16円かかると。もうそれは原子力委員会がそう言っているわけですね。
ある意味ね。
しかしながら、今回、原子力委員会の専門部会が取りまとめた試算は、こういう結果になりそうですね。
「原発の発電コストは、同じ1kw毎時で5円から最大で7.6円です」
もう一回申し上げますけど、原子力委員会の専門部会がまとめるのは、
「5円。少なかったら5円。最大でも7.6円」
ということになると、小出先生もなるほどと言われた原子力資料情報室の数字の、およそ半分以下ですか。半分以下の数字にしか、原子力委員会は出さないということになってきますが。
(小出氏)原子力をいかに進めようとしてきた組織なわけですし、今回の事故を引き起こした最大の犯罪者の一人だと、私は思いますけれども、その人たちが相変わらず自分たちの言い分を正当化しようとしているのですね。
これ、5円から7.6円という数字で見ますと、火力発電がちょうど5円から7円というふうに従来から考えてこられているので、そうすると原発の発電コスト最大の時には、火力発電を上回るという結果が導き出されるんですよ。
しかしながら、この根拠になっている数字が、まずは小出先生やっぱり小さすぎると。
(小出氏)<苦笑>そうです。彼らはもとからいわゆるモデルを作って計算をしているわけで、そのモデルが妥当でなければ意味のないことを彼らはやってきたのですね。
私が支持しているのは、立命館大学の大島さんという人の計算ですけれども、彼は、電力会社の有価証券報告書という実際の経営データを基にして、計算しているのです。
もうそれに基づけば、原発が一番高いということは、歴然としていることなのであって・・・
事故が起こらなくとも?
(小出氏)そうです。事故が起きたらもう話にならないのです。
(解説員)先生、今回の試算もですね、例えば電源三法による国の財政支出も当然入れてないですよね?
(小出氏)多分入れてないと思います。
地元対策のものすごいお金は入ってないわけですよね?
(小出氏)そうです。はい。
なるほど。
(解説員)この時期にこういう試算を出してくる政府の意図というものは、やっぱり我々、しっかり考えないといけないですね。恐らくは、
『原発再稼働、維持キャンペーンの一環』
という見方もできると思うんです。
(小出氏)はい。おっしゃるとおりと思います。
それから、この計算式をよく見てみますと、重大事故が起こる発生する確率を割り出しているんですが、この発生する確率を一番小さな数字で『10万年に1回』としています。
(小出氏)<苦笑>
『10万年に1回』って言ったら、私らの感覚でみると「ほとんどない」っていう感じですけど。
(解説員)いや、チェルノブイリが25年前ですか。
(小出氏)そうですね。
(解説員)それを考えただけでも有り得ないですよね。
スリーマイルが起こり、そして今回3基同時になっているわけですけれども、10万年に1回というのが、最小の数字。最大の数字で、発生確率を500年に一回としてるんですね。
これ、「なんで500年に1回か?」っていうのを教えていただきたいんですけど、なんか根拠はあるんでしょうか?
(小出氏)<苦笑>あるなら聞いてみたいのですが。
これ、私推測ですよ。素人の推測ですが、今ある情報では、全国の原発が、延べ1500年近く稼働するという想定なんだそうです。
全国の原発を合わせたら、1500年近く稼働するという延べの想定。
これは、私の想像ですけど、
「寿命が40年のものが40基で、4×4=16ですよね。寿命30年として50基で1500年。みたいな数字かな?」
と私は想像するんですよ。
(小出氏)そうですね。今日まで日本では55年原子力をやってきたわけですし、既に少しずつ増えてきて、54基まで増えてしまったんですね。
ですから、私たちは『炉年』という単位で呼びますけれども、それで言えば、千数百炉年分は確かに運転してきて、今回の事故になっているわけで、実際の事故確率は、まぁ、実際データでいえば、千数百炉年に出るということになるんだと思います。
はぁ・・・。
今回原子炉3基が事故を起こしましたので。
(小出氏)そうですね、それで割ったんでしょうね。
多分1500÷3=500という数字ではないか?と思うんですけど。
(小出氏)多分そうやって計算したんだと、私も思います。
これ、科学的にどうなんですか?
(小出氏)<苦笑>
私らからしたら「なんでぇな?!」
だって40年しかたってないでしょ?
(小出氏)要するに数字の遊びをしています。
数字の遊びでしかないですよね!
(小出氏)はい。
だって、500年に1回しか1基が事故を起こす確率がないっていうんだったら、もう3基起こしたんやから、後の1500年は何もないんですか?
(小出氏)そういうことになってしまいますね。
でも、食べ物を多くの人が奪われ、土地を奪われ、仕事を奪われ、家を奪われ、故郷を奪われているって、こうしたことを数字にコストに置き換えるということ自体が、もうどうですか?小出先生。
(小出氏)できないんですよ。
もう途方もない苦しみができちゃってるのに、お金勘定をしようとして、「4兆円だ、5兆円だ」なんていう数字を出してくる人たちの神経が、私にはまったく判らないのです。
はい。ありがとうございました。
(小出氏)ありがとうございました。
【以上】
【参照記事】
原発事故コスト上乗せ最大1.6円 原子力委が増額修正
毎日新聞 2011年11月8日 11時48分(最終更新 11月8日 12時52分)
東京電力福島第1原発事故を受け、重大な原発事故に備えるための「事故コスト」を試算している内閣府原子力委員会の専門部会は8日、被害額などの想定を見直した結果、事故コストは1キロワット時当たり少なくとも0.006~1.6円になると修正した。試算は原子力委に報告後、政府が12年夏をめどに新たなエネルギー政策を策定する際の参考資料になる。
試算は、出力120万キロワットの新設炉が重大事故を起こす事態を想定。被害推定額と発生確率をかけ、稼働率60~80%の年間発電量で割って算定した。発生確率は最小で国際原子力機関(IAEA)の基準を満たす場合の「10万年に1回」、最大で全国の原発が延べ1500年近く稼働し、今回原子炉3基が事故を起こした国内の実績に基づいて「500年に1回」とした。
部会は10月25日、福島第1原発事故を踏まえ被害額は3兆8878億円になるとして、コストは1キロワット時当たり0.0046円~1.2円と試算した。しかし、「原子力政策大綱」の改定作業を行っている原子力委の有識者会議で「被害の想定が不十分」などと指摘されたため、被害額を約5兆円と見積もり試算し直した。コストは今後、除染や賠償費用が拡大した場合、被害額が1兆円増えるごとに最大で同0.32円ずつ上昇する。
政府は従来、原発の発電コストを1キロワット時当たり5~6円と試算。
▽石炭・液化天然ガス(LNG)火力5~7円
▽大規模水力8~13円
▽太陽光37~46円--など他の電源と比べ最も安いと説明してきた。今回試算し直した事故コストを単純に上乗せすると、原発の発電コストは約5~7.6円となり、最大値では火力発電を上回った。ただし、政府は他の発電コストも見直す方針。【比嘉洋】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111108k0000e040060000c.html

4/11大島堅一立命館大学教授インタビューby岩上安身

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