【これは必読!】食材の放射線被曝における学校給食改善の為の提案書
給食の食材を心配する方が非常に多くなっていると思います。しかし、市に問い合わせてもなかなか産地を教えてくれなかったりします。これじゃあ「安全です」と言われても不安はつのるばかりです。安全と言われていた牛肉の汚染が発覚し、それが日本全国に流通していましたので、ますます不安になります。牛肉以外にも不安な食材が多数ありますよね。
そんな中、1人のお母さんが【食材の放射線被曝における学校給食改善の為の提案書】を作り、市役所に提出して、教育委員会(保健給食担当)の方と話し、2学期からの牛肉の使用は当分見合わせることをお聞きできたのです。
▶IdoAの本気 ~いどあのほんき~(ブログ)
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この提案書の内容が冷静で素晴らしいのです。(ぜひPDFをダウンロードしてご利用ください)皆さんもこの提案書を使って市に掛け合ってみてはいかがでしょうか?
[以下転載]
食材の放射線被曝における学校給食改善の為の提案書
■問題点
1)原子力安全・保安院が発表した放射性物質の放出量から、食品の安全性は確立しておらず、現在の環境では従来の食育の考えのまま学校給食を続けることに問題がある。2)政府はストロンチウム90の検出や細部に亘る放射性核種の検出ができていない。3)牛肉におけるセシウムの検出の遅れなどから、市場に出回って消費された後に検出される恐れが今後あることを否めない現状である。■改善の提案
1)汚染された可能性がある地域で生産された食材を学校給食に使用しない。2)学校の献立表に使用食材の産地を明記し、判断を児童または保護者に委ねる。以下提出した資料です。《内部被曝》被曝には外部被曝と内部被曝の2種類があります。内部被曝は、放射線源が体内に取り込まれた時に起こるものです。体内への取り込みは、以下に分類できます。① 経口曝露 : 主に口から食べ物と入る② 経気道曝露 : 口・鼻から吸い込む③ 経皮曝露 : 皮膚から入るただし皮膚からの取り込みは正常な粘膜からでも生じえるとは思いますが、皮膚粘膜が傷ついている場合に大きくなります。経口曝露と経気道曝露は、通常の日常生活で起こります。経気道曝露は保護具を付けるとか部屋に出来るだけこもるとかの方法もありますが逃げないとなかなか防げません。しかし経口曝露は食品衛生法によりある程度守られ、情報が入れば口に入れないことも出来ます。これだけ大量の放射性物質が放出されて、食物が汚染を免れることはありえない。と言うことについての検証です。原子力安全・保安院の発表よりセシウム137 等を取り上げますと地震発生後、15時間~109時間の間に放出した放射性物質は、セシウム13715,000,000,000,000,000ベクレル=(1京5000兆ベクレル)=<15000テラベクレル>セシウム13418,000,000,000,000,000ベクレル=(1京8000兆ベクレル)=<18000テラベクレル>《爆発後関東一帯にできた放射性雲(放射性プルーム)の主物質》キセノン13311,000,000,000,000,000,000ベクレル=(1100京ベクレル)=<11000000テラベクレル>ヨウ素131160,000,000,000,000,000ベクレル=(16京ベクレル)=<160000テラベクレル>《人体に多大な影響を与える放射線核種》ストロンチウム892,000,000,000,000,000ベクレル=(2000兆ベクレル)=<2000テラベクレル>ストロンチウム90140,000,000,000,000ベクレル=(140兆ベクレル)=<140テラベクレル>《福島第一原発2号機の取水口スクリーン付近のコンクリート亀裂部からの流出量》ヨウ素131⇒2,800,000,000,000,000 ベクレル=(2800兆ベクレル)=<2800テラベクレル>セシウム134⇒940,000,000,000,000 ベクレル=(940兆ベクレル)=<940テラベクレル>セシウム137⇒940,000,000,000,000 ベクレル=(940兆ベクレル)=<940テラベクレル>《放射性プルーム(放射性雲)による降下物が関東に打撃を与えたデータ》(文部科学省)定時降下物(ヨウ素131)の調査結果の21日9時~22日9時採取、22日9時~23日9時採取、23日日9時~24日9時採取のデータを見ていると、関東全体が桁違いに数値が跳ね上がっています。この3日間は原発から北東よりの風、南や南西(関東)に向かって風が吹いていました。<17日(自衛隊や警察の3号機への放水があった日)は北西よりの風で、福島の南東側太平洋に、午後1時ぐらいからは、南西よりの風で福島の北東側太平洋に降下。そして18日も北西よりの風で福島の南東側太平洋にむかって降下>20日のデータは定時降下物の調査結果と気象庁によるデータ、風向きと天気の関係が顕著です。20日は昼間、11時ぐらいから西へ向かう風が吹き午後2時ぐらいから西南西に向かっての風に変わり17時ぐらいから夜にかけては南南西に向かう風になりました。定時降下物の調査結果の20日9時~21日9時採取のデータの内容です。山形県山形市(19日)22,000,000 Bq/k㎡ <2200万ベクレル>(20日9時~21日9時)58,000,000,000 Bq/k㎡ <580億ベクレル><福島第一原発より南南西>茨城県ひたちなか市(19日)490,000,000 Bq/k㎡ <4億9000万ベクレル> から、(20日9時~21日9時)93,000,000,000 Bq/k㎡ <930億ベクレル>定時降下物の調査結果の21日9時~22日9時採取データの内容です。栃木県宇都宮市(19日)540,000,000 Bq/k㎡ <5億4000万ベクレル>(21日9時~22日9時)25,000,000,000 Bq/k㎡ <250億ベクレル>群馬県前橋市(19日)190,000,000 Bq/k㎡ <1億9000万ベクレル>(21日9時~22日9時)17,000,000,000 Bq/k㎡ <170億ベクレル>埼玉県さいたま市(19日)66,000,000 Bq/k㎡ <6600万ベクレル>(21日9時~22日9時)22,000,000,000 Bq/k㎡ <220億ベクレル>千葉県市原市(19日)44,000,000 Bq/k㎡ <4400万ベクレル>(21日9時~22日9時)14,000,000,000 Bq/k㎡ <140億ベクレル>東京都新宿区(19日)40,000,000 Bq/k㎡ <4000万ベクレル>(21日9時~22日9時)32,000,000,000 Bq/k㎡ <320億ベクレル>この急激な増加はキセノン133の半減期が5.2日、ヨウ素131の半減期が8日という事に由来します。1・2・3号機の爆発が起こってから順次これらの放射線核種がベータ崩壊を起こし、ガンマ線を放射しこの高い値を出しました。そして22日は朝から関東は雨でした。雨がこれらの放射性核種を伴い、浄水場へ降り注いだため飲料水の汚染が起こりました。<※この値は1平方キロメートルあたりのベクレル数ですから面積に対しての値です>《セシウムについて》セシウム137はバリウム137へとベータ崩壊するため、ガンマ線の強い発生源です。セシウム137はストロンチウム90と同様に主要な中寿命核分裂生成物となります。(30年と29.1年)これらは使用済み核燃料の放射能の原因となり、使用後、数年から最高で数百年間の冷却を必要とします。ご存知でしょうか?セシウム137とストロンチウム90は現在、チェルノブイリ原子力発電所事故の周囲の地域で発生している放射能の発生源の大部分を占めています。セシウム137は中性子の捕獲率が低いため、中性子捕獲によるセシウム137の処理ができず、自然に崩壊するのを待たねばなりません。《セシウム134》原子炉の運転では、核分裂生成物であるキセノン133のベータ崩壊で生じるセシウム133が中性子を捕獲して生成します。セシウム134が環境中に存在すれば、原子炉から放出されたか使用済み核燃料から出てきたものです。電気出力100万kWの軽水炉を1年間運転すると、原子炉の種類と運転状況で変るが、5~20京ベクレルが蓄積します。この時に核分裂で生じるセシウム137との放射能強度比(134Cs /137Cs比)は0.4~1.5の範囲に入ります。1986年4月26日に起こった旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では、4京ベクレルが放出されました。名古屋で採取した大気試料では、134Cs /137Cs比は0.55でありました。ほとんど全てのセシウムは、ヨウ素とキセノンのベータ崩壊を通じて生成します。ヨウ素やキセノンは揮発性であるため、核燃料や空気を通じて拡散し、放射性セシウムはしばしば初めに核分裂した場所から離れたところで生成する運命をたどります。《体内被曝》体内に入ると血液の流れに乗って腸や肝臓にベータ線とガンマ線を放射し、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、腎臓を経て体外に排出されます。(約10%)セシウム137は、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの100日から200日にわたってベータ線とガンマ線を放射し、体内被曝の原因となるため非常に危険です。セシウム137に汚染された空気や飲食物を摂取することで、体内に取り込まれます。1987年には、ブラジルのゴイアニアで廃病院からセシウム137が盗難に遭った上、光るセシウム137の塊に魔力を感じた住民が体に塗ったり飲んだりしたことで250人が被曝、4人が死亡する大規模な被曝事件が発生しています(ゴイアニア被曝事故)。
《生物濃縮》植物(農作物)での移行係数 (TF) は、農作物中濃度 (Bq) ÷ 土壌中濃度 (Bq) で表されます。カリウム (K) と似た挙動を示すとされていますが、動物と植物での挙動は異なります。《食肉》現在の最高値690000 Bq/kg(69万ベクレル)の“稲藁”を食料として育てた牛の食肉に対する汚染が拡大しています。<※この値は1キログラムあたりのベクレル数ですから重さに対しての値となります。>セシウムが時間を追うごとに表面化していくのは、ヨウ素やキセノンのベータ崩壊を通じて生成されるという特徴を持つためです。今回は放射性核種が原発から毎日少しづつ出続けているため日々溜まりやすい特定の場所「ホットスポット」が現れています。《植物》植物の種類および核種により移行係数は異なります。イネ、ジャガイモ、キャベツを試料とした研究によれば、安定同位体のセシウム133と比較すると放射性のセシウム137は植物に移行しやすい。米では胚と糠層のセシウム濃度が高く、キャベツでは外縁部のセシウムおよびストロンチウムの濃度が高くなることが報告されています。土壌の中での挙動は土質によって異なっていて、粘土質の土壌ではよく吸着されます。その場合は、植物には取り込まれにくいということになります。《菌類》降下した放射性物質が土壌の表層に多く存在するため、表層の物質を主な栄養源とする菌類の種では植物と比較すると、特異的に高い濃縮度を示すものがあり、野生のアンズタケ (Cantharellus cibarius) など一部のキノコでは、セシウム137の生物濃縮が行われ周囲の植物より高濃度に蓄積することが知られています。また、屋外で人工栽培されるシイタケやマイタケでも濃度が高くなる傾向があることが報告されています。《魚類》主に軟組織に広く取り込まれて分布し、生物濃縮により魚食性の高い魚種(カツオ、マグロ、タラ、スズキなど)での高い濃縮度を示すデータが得られていますが、底生生物を主な餌とする魚種(カレイ、ハタハタ、甲殻類、頭足類、貝類)では比較的濃縮度は低く、大型の魚種ほど、濃縮度が高くなることが示唆されています。若い魚や高水温域に生息する魚ほど、代謝が良く排出量が多くなるため蓄積量は少ないと考えられています。体内に取り込まれる経路は、餌がほとんどですが、鰓(えら)を通じて直接取り込まれる経路もあり、それぞれの経路の比率についてのデータは世界的に不足しているのが現状です。水圏での挙動は単純ではありません。淡水には溶けにくく、湖底堆積物に含まれることが多くなりますし、海水には溶けて、魚などに摂取されやすくなります。《ストロンチウムについて》電気出力100万kWの軽水炉を1年間運転すると、100000テラベクレル(10京ベクレル)のストロンチウム90と2600000テラベクレル(260京ベクレル)のストロンチウム89が蓄積します、放射線強度比は約26ということです。今回の資料、地震発生後15時間~109時間の間に放出したストロンチウム90とストロンチウム89の値から考察すると放射線強度比は約14.3ということになります。ストロンチウム90⇒140テラベクレルストロンチウム89⇒2000テラベクレル実際に炉内の放射線強度比は約26に対して大気中に放出した放射線強度比は約14.3ですので、ストロンチウム89のほうが炉内に残っている割合が高いということです。今後30年以上にわたって放射能の発生源となる、地震発生後15時間~109時間の間に大気中に放出したセシウム137とストロンチウム90の放射線強度比は約0.01です。セシウム137⇒15000テラベクレルストロンチウム90⇒140テラベクレル今回の資料、地震発生後15時間~109時間の間大気中に放出したセシウム137とセシウム134の値から考察すると放射線強度比は約1.2ということになります。セシウム137⇒15000テラベクレルセシウム134⇒18000テラベクレル今回の資料、地震発生後15時間~109時間の間大気中に放出したセシウムとストロンチウムの値から考察すると放射線強度比は約0.065ということになります。セシウム137+セシウム134=(15000+18000)テラベクレル=33000テラベクレルストロンチウム90+ストロンチウム89=(140+2000)テラベクレル=2140テラベクレルこれは何を計算したのかというと、現在セシウムしか計測されていない大気中の降下物により汚染された野菜、家畜用わら、牧草の中に含まれるストロンチウムの線量を予測するために計算しました。例えば牛に食べさせる稲わらから690000ベクレルのセシウムが検出されましたが、セシウムとストロンチウムの大気中に放出した放射線強度比は約0.065ということから、ストロンチウムの線量を予測できます。4485ベクレルという値が算出できます。690000ベクレル×0.065=4485ベクレル《生体に対する影響》
《内部被曝》
10,000ベクレルのセシウム137を経口摂取した時の実効線量は、0.13ミリシーベルト (130マイクロシーベルト)になります。10,000ベクレルのストロンチウム90を経口摂取した時の実効線量は0.28ミリシーベルト(280マイクロシーベルト)になります。10,000ベクレルのストロンチウム89を経口摂取した時は0.026ミリシーベルト(26マイクロシーベルト)になります。ストロンチウム90とストロンチウム89の場合で線量が約10倍違うのは、ベータ線エネルギーと半減期の差が原因です。内部被曝では、外部被曝で騒がれるガンマ線よりベータ線エネルギーの方がダメージが大きくなります。ストロンチウム90は、ベータ崩壊してイットリウム90に壊変する時、高エネルギーのベータ線(228万電子ボルト)を放出するため線量が高くなります。また、ベータ線の届く距離は水中で1cmほどです。これは、分散することなく、228万電子ボルトが狭い範囲の細胞を破壊するということです。(★ 放射線は線源より四方八方に直線上に放射されています。線源が微少で点線源とみなせるとすれば放射線の強度は、距離の2乗に反比例して弱まります)《外部被曝》
外部被曝でも、ストロンチウム90が皮膚表面の1平方センチメートルに100万ベクレルが付着した時には、1日に100ミリシーベルト以上の被曝を受ける恐ろしい放射性物質です。(セシウム137が1メートルの距離に100万ベクレルの線源があった場合、ガンマ線によって1日に1.9 マイクロシーベルトの外部被曝を受ける)そして、一番問題なのは、体内摂取されると、骨の無機質部分に取り込まれ、長く残留するという事実です。<ストロンチウム90はカルシウムと似た性質です。化合物は水に溶けやすいものが多く、普段カルシウム補給に適すると考えられる食物(小魚など“小あじ・ししゃも・小女子・しらす、など骨まで食べる魚”)は確実に汚染されています>ストロンチウム90の物理的半減期は29.1年、生物学的半減期は50年、実効半減期は18年という長さ。6歳の小学生が24歳になる頃やっと半分に減るものの、ひたすら骨細胞にダメージを与え続けるということです。しかも、それは、たった一回口にした場合のことで、毎日毎日、何年間も食べ続けたら、ずっと蓄積され続け、結果、死ぬまで排出できないということになります。骨の無機質部分に取り込まれたストロンチウム90によって造血機能を侵された症例があります。1954年3月、ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験によって死の灰を浴びた第五福竜丸の船員は、東京大学医学部において「急性放射能症」と診断された。しかし患者の骨髄にストロンチウム90等の放射性同位体が沈着し、ベータ線を放出して造血細胞を破壊した事による造血機能の障害を認めた主治医の三好・熊取の両博士によって「急性汎骨髄癆(きゅうせいはんこつずいろう)」の病名が与えられました。<セシウム137は確かに、物理的半減期は30年と同じように長いけど留まる所が筋肉だからストロンチウムよりも代謝が早くて100~200日程度で排出されます。がしかし、これも、物理的半減期の30年間汚染は続いていますから、食べ続けていればストロンチウム90と同じことになります。>ヨウ素131やセシウム137に比べてストロンチウム90を検出することはとても大変です。ヨウ素131やセシウム137は、特有のエネルギーのピークを持ったγ線(電磁波)を放出しますから、そのγ線スペクトル分析で検出できます。(千切り状の検体と機械があれば即計れます。液体ならそのままの状態で計ればいいのです)しかしストロンチウム90の場合、まずは検体をマイクロウェーブ高温灰化装置で完全に灰化して、イットリウム担体とストロンチウム担体と王水(濃塩酸:濃硝酸、3:1の混合液体)で分解し…etc。2週間~1ヶ月位は掛かってしまうそうです。ですから、『セシウムとストロンチウムの大気中に放出した放射線強度比が約0.065』という計算値を使ってストロンチウムの線量を出すことしかできません。政府は健康被害が多大になるストロンチウム90とプルトニウムについてまだ対策をしていません。各自治体や、個人レベルで留まっています。最後に、ご存知でしょうか?テレビで放映されている汚染水処理システムは燃料貯蔵プールに対して行うシステムです。《使用済み核燃料プール》
(米国フェアウィンズ社チーフ原子力エンジニア)アーノルド・ガンダーセン氏の警告4号機の建屋は、M7以上の大きな余震などにより、崩落する危険性があります。これが起きたら最悪の事態です。使用済み核燃料プールにある燃料が全部、空気中にさらされることになる。これから補強工事をするということですが、もしも崩落が起きた場合、米国エネルギー省のブルックヘブン国立研究所によれば、18万6000人が死亡するというデータもあります。(4号機は炉心に燃料棒が入っていないため、一般報道では〝ノーマーク〟です)《原子炉そのものに対して》
アーノルド・ガンダーセン氏の警告3号機の温度が上がったり下がったりしている理由は、事故発生直後、冷却のため海水を大量に注いだからです。現在は水が蒸発して泥が残った状態で、新たに水を注いでも、泥に邪魔されて炉心にまで水が届かない。このため3号機は非常に危険な状態になっています。部分的な再臨界が起きているとも考えられ、再び水素が生じるほど高温化し、水素爆発が起きる可能性があります。日本政府はこの水素爆発を恐れ、窒素注入を始めています。《福井県の敦賀原発2号機は国際評価の「レベル5」の事故》福島第一の危機的状況の裏では、5月8日に福井県の敦賀原発2号機で、41億ベクレルの放射性ガスが外部に流出するという事故が発生しました。41億ベクレルとはかなりの量に思えますが、敦賀原発を管理する日本原子力発電は、「年間規定値の40万分の1で、周囲に影響はない」と説明しました。41億ベクレルを40万倍すると、1640兆ベクレル(1640テラベクレル)となります。※国際評価尺度では、外部への放出量が数百テラベクレル以上(数百兆ベクレル)になった場合、「レベル5」の事故とされます。おかしな話です。日本原子力発電の〝当社比〟による年間規定値、<1640兆ベクレル=1640テラベクレル>は国際評価の「レベル5」の事故を超えているということになります。また、菅直人首相の要請により、冷温停止に向け作業中だった静岡県・浜岡原発5号機では、作業の途中に配管が破断し、海水400tが漏れ出す事故が発生しました。そのうち約5tは原子炉内に流入したと見られ、一歩間違えれば、こちらも大事故に繋がりかねなかったことが判明しています。用語解説
放射性プルーム気体状(ガス状あるいは粒子状)の放射性物質が大気とともに煙突からの煙のように流れる状態を放射性プルームという。放射性プルームには放射性希ガス、放射性ヨウ素、ウラン、プルトニウムなどが含まれ、外部被ばく、内部被ばくの原因となる。放射性希ガスは、地面に沈着せず、呼吸により体内に取込まれても体内に留まることはないが、放射性プルームが上空を通過中に、この中の放射性物質から出される放射線を受ける(外部被ばく)。放射性ヨウ素などは、放射性プルームが通過する間に地表面などに沈着するため、通過後も沈着した放射性ヨウ素などからの外部被ばくがある。また、放射性プルームの通過中の放射性ヨウ素などを直接吸入すること及び放射性ヨウ素などの沈着により汚染した飲料水や食物を摂取することによっても放射性ヨウ素などを体内に取込むことになり、体内に取込んだ放射性物質から放射線を受ける(内部被ばく)。メガベクレル別名:MBq英語:megabecquerel放射能量(放射能の強さ)を示す単位(SI単位)。ベクレル(Bq)に100万倍を表すSI接頭辞「メガ」を付けて表すもので、例えば2メガベクレルは200万ベクレルに換算される。1ベクレルは1秒間に1個の原子核崩壊を起こして放射線を発する性質(放射能)の強さを表す。1メガベクレルの強さは秒間100万本の放射線が発せられることを表す。壊変(崩壊)原子核が不安定な状態から、放射線を出して別の原子核または安定な状態の原子核に変わっていく現象を壊変または崩壊という。 放出する放射線によってα壊変、β壊変、γ放射という。アルファ崩壊アルファ線を放出する放射性崩壊。アルファ崩壊をした原子核は、その結果、原子番号が2、質量数が4だけ減少した別の原子核に変わる。ベータ崩壊質量数を変えることなく、陽子・中性子の変換が行われる反応の総称で、β-崩壊(陰電子崩壊)、β+崩壊(陽電子崩壊)、電子捕獲、二重ベータ崩壊、二重電子捕獲が含まれる。ガンマ崩壊それぞれの崩壊を終えた直後の原子核には過剰なエネルギーが残存するため、電磁波(ガンマ線)を放つことにより安定化をしようとする反応である。γ崩壊は、励起された原子核がガンマ線を放出して崩壊する放射性崩壊。ガンマ崩壊は、アルファ崩壊やベータ崩壊と違い、核種が変わらない、つまり、原子番号や質量数が変わらない崩壊である参考文献※ 岡山大学大学院 環境学研究科 津田敏秀 教授 : 放射線による内部被曝について※ 文部科学省 データ※ 気象庁 データ※ 原子力安全・保安院 データ現代ビジネスhttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/6318
以上[食材の放射線被曝における学校給食改善の為の提案書]より転載
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以下は、上記提案書を10years_Afterさんがビジュアルデザインした物です。わかりやい、見やすい、カワイイ、内容の難しさを感じさせない読みやすさなど、言うことなしです!是非ダウンロードしてご使用ください。
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