溶融燃料取り出しに10年 その前に損傷場所特定も「至難の業」


溶融燃料取り出しに10年 その前に損傷場所特定も「至難の業」


2011.9.18 09:32 (1/2ページ)
福島第1原発の事故処理で、廃炉に向けた最大の関門である「燃料取り出し」が具体化してきた。米スリーマイル島(TMI)原発事故(1979年)でも採用された原子炉を水で満たす「冠水」という方法で、10年以上かかるとみられている。原子炉は事故で損傷し、水がためられない状況にあり、まずは損傷場所の特定が必要だが、その作業でも数年はかかる見通しだ。
今回の事故では燃料が溶け落ちていることなどから、通常の取り出しシステムは使えない。そこで東京電力が考えているのがTMI原発事故で実績がある冠水。10年以上かけ、(1)損傷場所を補修(2)水張り(3)圧力容器内の燃料取り出し(4)格納容器に落ちた燃料の取り出し-の順に行う計画だ。
原子炉を水で満たすのは、取り出す際も燃料を冷却し続けるためで、水には放射線を遮蔽(しゃへい)する効果があり、作業の安全性を確保するねらいもある。通常時でも、燃料を取り出す際は、保管用のプールまで水中を移動させる。
しかし、実際はこの冠水の前段階である、損傷場所の特定すら困難な状況となっている。
原子炉建屋内は毎時数シーベルトという高い放射線量が測定され、損傷場所を探すために、人が容易には近づけない状況にあるからだ。

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さらに、原子炉建屋地下には炉から漏れた汚染水がたまっており、損傷場所が水につかっている可能性もある。
特定作業には遠隔操作できるロボットやファイバースコープ、超音波などを使った調査が有力視されているが、具体的な手法は決まっていない。ロボットも既存のものはないとされ、新たに開発する必要が出てくる可能性もある。
東京工業大の二ノ方壽(ひさし)教授(原子炉工学)は「格納容器の中にどのくらい水が入っているかまだわからないが、損傷は構造的に入り組んだ場所にあるとみられ、見つけづらい。容器下部の周辺をコンクリートや特殊樹脂などで埋め、閉じ込めてしまう方法も考えられる」とする。
日本原子力研究開発機構福島支援本部復旧支援部の中村博文部長は「TMIでは、圧力容器のふたを開けるまでに約5年かかったが、今回はそれ以上かかるのではないか」と指摘しており、さらに長期にわたる可能性もある。
(原子力取材班)

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