内部被曝 |
内部被曝について
布施純郎医師(小杉クリニック)・中山憲医師(コロンビア大学)5月5日 ニューヨーク記者会見
<http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1840.htmlより書き起こし転載>
布施純郎医師(小杉クリニック)
次の3つのことを主張していきたいと思います。
1内部被ばくに関した情報の規制が存在し、市民の内部被ばくに対する警戒心が、なくなっています。
2首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害も出現しています。
3内部被ばくを軽視した政策、食品基準とがれき処理が実行されているという事です。
1.内部被ばくに関した情報の規制が存在し 市民の内部被ばくに対する警戒心がなくなっている事
事故当時から今に至るまで、政府からは安全であるとの主張のみであり、
テレビ新聞からは詳しい情報は得られていません。
政府が発表する被害の数値、汚染の数値などは、海外等の第三者機関が発表する数値とは食い違うものばかりで、数値が、過少になっているとしか思えない状況です。
日本の多くの医師は、内部被ばくに無関心であり、沈黙しています。
日本の甲状腺学会などの、各医学会なども、その通りです。
日本の医師たちは、内部被ばくについての学習を受けておらず、内部被ばくに関する関心を持ちにくくなっています。
そして、正確な情報を流さないマスメディアと政府の「あんぜんである」という情報で、
内部被ばくについての関心を、持ちにくくなっています。
内部被ばくは、吸入と食物からの経口摂取による、放射能物質の蓄積です。
ECRRなどは、内部被ばくのリスクは、外部被ばくのリスクの、200倍から600倍といっています。
内部被ばくによる被害は癌などの悪性疾患に限らず、免疫不全や血管障害など様々な疾患に悪影響を与えます。
しかし日本政府は内部被ばくと、それによる健康被害を低く評価しています。
2.首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害が出現している事
健康被害については図に示しているように、
倦怠感、下痢、鼻血、喉の違和感、胸痛、湿疹
などの症状を、多くの人に認められます。
我々は今後、子どもの甲状腺癌や白血病、大人のがん
がん以外にも循環器疾患、糖尿病、消化器疾患などの病気が
増えてくるのではないかと思っています。
日本全体放射性セシウムの土壌汚染マップです。
関東から東北を拡大したものです。
関東地方にはホットスポットが散在しています。
ホットスポットは
気候条件、風や雨などによって形成される島状に出現する、
放射能高濃度汚染地帯です。
福島県の拡大です。
二本松市というところの汚染は、
文科省の発表では、300kベクレル/㎡となっています。
それでもここは、避難区域ではありません。
現在実際の土壌の計測は、12メガベクレル/㎡以上です。
ここで人々は、普通に生活をしています。
これも政府が過小に数値を公表している一つの証拠です。
そしてこの事実は、日本のマスコミでは、報道されておりません。
3.内部被ばくを軽視した政策 食品基準とがれき処理が実行されているという事
中山憲医師(コロンビア大学)
日本政府は被ばくを軽視して内部被ばくを認めようとしません。
それを示す二つの事があります。
一つはこの食品安全基準
もう一つは汚染瓦礫の処理です
新しい食品安全基準はお米を含む一般食品が100ベクレル/kg
水と牛乳に関しては10ベクレル/kgと50ベクレル/kgです。
そこでベラルーシの基準を見てみます。
水は同じですが、主食のパンについては
ベラルーシが40ベクレルに対して、日本は100ベクレルです
そして乳児用の牛乳は、ベラルーシが37ベクレル/kgに対して
日本は、50ベクレル/kgです。
私たちはこの新しい基準でも、緩すぎると思います。
なぜならば、循環する食品の、50%が汚染されているからです。
ICRPの体内蓄積のグラフを見ますと
もし1日に10ベクレル/kgの食品を食べ続けたら、
600日で、1400ベクレル/kg、身体に残留します。
ユーリ・バンダジェフスキー先生の論文では、
1400ベクレルの体内残留は、約半数に
心電図に異常がでるレベルであると述べています。
ですので我々はこの基準は不十分と考えています。
次はがれきについて
日本政府はがれき約50億ポンド。
可能であればそれを燃やして、
燃やせなければ、それを埋め立てようとしています。
これは焼却場の図です。
島田市という焼却場で実際に試験焼却をした結果です。
34万3445ベクレルのがれきを、まず捨てます
それを燃やした結果、
煙突からは11万1912ベクレルが、大気中に拡散した。
ガスになった放射性物質は
約32%は大気中に拡散することになります。
日本政府は福島原発事故を再現させようとしています。
放射性物質は世界中に拡散していきます。
そして出てきた灰を海洋へ埋め立てようとしています。
甚大な海洋汚染につながります。
全く理解できない行為です。
原発事故による被害はその国だけにとどまらず世界中に拡散してしまいます。
以上の敬虔を踏まえて世界の安全安心のために我々が提案することは3つあります。
1.原発、放射線にかかわる情報には透明性が必要である事。
2.内部被ばくに注目し診断技術や病態解明に力を注いで周知させる事。
3.原発事故は世界規模の災害となるため世界全体で縮小するべきものであること。
<転載終了>
琉球大学名誉教授・矢ケ崎克馬氏の「内部被曝の知られざる内幕」
<http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1840.htmlより書き起こし転載>
布施純郎医師(小杉クリニック)
次の3つのことを主張していきたいと思います。
1内部被ばくに関した情報の規制が存在し、市民の内部被ばくに対する警戒心が、なくなっています。
2首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害も出現しています。
3内部被ばくを軽視した政策、食品基準とがれき処理が実行されているという事です。
1.内部被ばくに関した情報の規制が存在し 市民の内部被ばくに対する警戒心がなくなっている事
事故当時から今に至るまで、政府からは安全であるとの主張のみであり、
テレビ新聞からは詳しい情報は得られていません。
政府が発表する被害の数値、汚染の数値などは、海外等の第三者機関が発表する数値とは食い違うものばかりで、数値が、過少になっているとしか思えない状況です。
日本の多くの医師は、内部被ばくに無関心であり、沈黙しています。
日本の甲状腺学会などの、各医学会なども、その通りです。
日本の医師たちは、内部被ばくについての学習を受けておらず、内部被ばくに関する関心を持ちにくくなっています。
そして、正確な情報を流さないマスメディアと政府の「あんぜんである」という情報で、
内部被ばくについての関心を、持ちにくくなっています。
内部被ばくは、吸入と食物からの経口摂取による、放射能物質の蓄積です。
ECRRなどは、内部被ばくのリスクは、外部被ばくのリスクの、200倍から600倍といっています。
内部被ばくによる被害は癌などの悪性疾患に限らず、免疫不全や血管障害など様々な疾患に悪影響を与えます。
しかし日本政府は内部被ばくと、それによる健康被害を低く評価しています。
2.首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害が出現している事
健康被害については図に示しているように、
倦怠感、下痢、鼻血、喉の違和感、胸痛、湿疹
などの症状を、多くの人に認められます。
我々は今後、子どもの甲状腺癌や白血病、大人のがん
がん以外にも循環器疾患、糖尿病、消化器疾患などの病気が
増えてくるのではないかと思っています。
日本全体放射性セシウムの土壌汚染マップです。
関東から東北を拡大したものです。
関東地方にはホットスポットが散在しています。
ホットスポットは
気候条件、風や雨などによって形成される島状に出現する、
放射能高濃度汚染地帯です。
福島県の拡大です。
二本松市というところの汚染は、
文科省の発表では、300kベクレル/㎡となっています。
それでもここは、避難区域ではありません。
現在実際の土壌の計測は、12メガベクレル/㎡以上です。
ここで人々は、普通に生活をしています。
これも政府が過小に数値を公表している一つの証拠です。
そしてこの事実は、日本のマスコミでは、報道されておりません。
3.内部被ばくを軽視した政策 食品基準とがれき処理が実行されているという事
中山憲医師(コロンビア大学)
日本政府は被ばくを軽視して内部被ばくを認めようとしません。
それを示す二つの事があります。
一つはこの食品安全基準
もう一つは汚染瓦礫の処理です
新しい食品安全基準はお米を含む一般食品が100ベクレル/kg
水と牛乳に関しては10ベクレル/kgと50ベクレル/kgです。
そこでベラルーシの基準を見てみます。
水は同じですが、主食のパンについては
ベラルーシが40ベクレルに対して、日本は100ベクレルです
そして乳児用の牛乳は、ベラルーシが37ベクレル/kgに対して
日本は、50ベクレル/kgです。
私たちはこの新しい基準でも、緩すぎると思います。
なぜならば、循環する食品の、50%が汚染されているからです。
ICRPの体内蓄積のグラフを見ますと
もし1日に10ベクレル/kgの食品を食べ続けたら、
600日で、1400ベクレル/kg、身体に残留します。
ユーリ・バンダジェフスキー先生の論文では、
1400ベクレルの体内残留は、約半数に
心電図に異常がでるレベルであると述べています。
ですので我々はこの基準は不十分と考えています。
次はがれきについて
日本政府はがれき約50億ポンド。
可能であればそれを燃やして、
燃やせなければ、それを埋め立てようとしています。
これは焼却場の図です。
島田市という焼却場で実際に試験焼却をした結果です。
34万3445ベクレルのがれきを、まず捨てます
それを燃やした結果、
煙突からは11万1912ベクレルが、大気中に拡散した。
ガスになった放射性物質は
約32%は大気中に拡散することになります。
日本政府は福島原発事故を再現させようとしています。
放射性物質は世界中に拡散していきます。
そして出てきた灰を海洋へ埋め立てようとしています。
甚大な海洋汚染につながります。
全く理解できない行為です。
原発事故による被害はその国だけにとどまらず世界中に拡散してしまいます。
以上の敬虔を踏まえて世界の安全安心のために我々が提案することは3つあります。
1.原発、放射線にかかわる情報には透明性が必要である事。
2.内部被ばくに注目し診断技術や病態解明に力を注いで周知させる事。
3.原発事故は世界規模の災害となるため世界全体で縮小するべきものであること。
<転載終了>
琉球大学名誉教授・矢ケ崎克馬氏の「内部被曝の知られざる内幕」
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