2012年7月19日木曜日

特集名 原発事故を招いた裁判官の罪

『週刊金曜日 2011-10-7』
   平井靖嗣・編/金曜日2011年

特集名 原発事故を招いた裁判官の罪
--こりゃ、「法の精神」とはまったく関係がない。
天下りまでしているとは……。
司法もほとんどが原子力ムラの住民!?

「『広報よこはま』の“安全神話” 放射能の危険性過小評価に住民抗議」 下「」引用。
「神奈川県横浜市がこのほど、約一○○○万円の予算を投じて全戸配布した市の広報に対し、事実と異なって故意に放射能の危険性を過小評価しているという批判が市民の間で高まっている。
 問題となっているのは、『広報よこはま』の「放射線特集豪」。「専門家の話を聞く」と題し、東京大学の唐木英明名誉教授が放射能について語っているが、提示された「放射線被ばく早見図」では、年間一○○ミリシーベルト(mSv)の線の下にの「がんの過剰発生が確認されていない」などと書かれている。
 だが、文部科学省の委託調査では、原子力産業従事者の累積線量群が一○○mSv以下でも、がん死者数が増加する傾向が認められている。-略-だが一○月四日現在まで同「守る会」の抗議書に対し市長側からの回答はない。」



「東京都、大阪市などで署名活動開始 目標は原発賛否問う住民投票」

「原発事故を招いた裁判官の罪」 下「」引用。

「原発の設置許可取り消しや、建設・運転の差し止めを求める裁判は全国一四カ所で闘われ、一部はいまも続いている。だが、原告住民側の訴えが認められた判決が出たのはわずか二回だけ。その画期的判決も上級審で覆されている。裁判官たちは判断を停止したり、逃げたりしながら原発を認め続け、結果として重大な事故を招いた。」

「安全にお墨付きを与えた最高裁判事が東芝に天下っていた」三宅勝久・著。下「」引用。

「四国電力伊方原発1号炉と東電福島第二原発1号炉に対する設置許可処分取り消しを求めた二件の裁判(一九七二~七五年にかけての提訴)で、最高裁第一小法廷が「国の設置許可に違法性はない」として住民側敗訴の判決を下したのは九二年一○月。その時の判事・味村治(みむらおさむ)氏(故人)が、原発メーカー東芝の社外監査役に天下っていた。」

・↑ 味村治だけではない。
野崎幸雄(元仙台高裁長官)→北海道電力社外監査役(98年6月~)。
清水湛(元広島高裁長官)→東芝社外取締役(04年~09年)
・小杉丈夫(元釧路地裁・家裁判事補)→東芝社外取締役(09年~)
筧榮一(元検事総長)→東芝社外監査役・取締役(01年~04年)
・上田操(元大審院判事)→三菱電機監査役(49年~)
村山弘義(元東京高検検事長)→三菱電機社外監査役・取締役(00年~)
・田代有嗣(元東京高検検事)→三菱電機社外監査役(94年~)
土肥孝治(元検事総長)→関西電力社外監査役(03年~)


「日本初の原発運転差し止めを命じた井戸謙一元裁判官に聞く 裁判所は市民の「最後の砦」であれ」

「「原子力安全神話」に加担した全裁判官一覧 今こそ司法の共犯性を問う」 下「」引用。

「司法こそ、「市民の最後の砦」ではなく、「原発の最後の砦」ではないのか。
これまでの原発をめぐる35の訴訟で、その危険性を指摘した原告の勝訴は2件のみ。
それもすべて覆された。だが福島第1原発の大事故は一連の判決が妥当であったのか根本的な疑惑を投げかけている。
大半が国・電力会社の言い分丸呑みのこれらの判決を言い渡した者は、いったい誰なのか。-略-」

↑ 裁判ごとの判事の名前などがあげられている。

「もう、国の原子力安全基準に依拠した判断は通用しない 河合弘之 脱原発弁護団 全国連絡代表に聞く」 下「」引用。

「「連戦連敗」、「オオカミ少年」と揶揄されながらも、日本各地で原発裁判に取り組んできた弁護団がもはや原発の存続は容認できない、と、改めて全原発の停止を求めていく。-略-」

「茨城県東海村は「脱原発」へ向かうのか? 危なかった東海第二原発」 下「」引用。

「今年三月の東日本大震災によって、茨城県東海村の東海第二原発も危険な状況に陥りかけた。村長の口から飛び出したのは「脱原発」発言。しかし、議会からは賛否の声が……。-略-」

「この国は原発などを持ってはいけない国」本多勝一。
--どの国でも同じとボクは思います。









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