ガレキの仕掛け人


例の動画についての考察(4/20追記)

以前mogmemoさんをめぐる問題についての考察を書いたloglogosです。
あの記事は累計4万5千人以上の人に読んでもらって、予想外に多くの方からまっとうな考察であるという評価をいただいた。
(もちろん一部の方からはあの記事自体が印象操作だという意見もいただいている。)

そして記事を読んでいただいた方々のなかで、O氏にmogmemoさんをどうにかしろと頼んだ広域処理反対派の人について情報を寄せてくれた人たちがいた

どんな情報をもらったのかというと、あるメーリングリストのメールである。
広域処理反対のためのメーリングリストで、登録している人は数十人、
普通の人から週刊金曜日に寄稿している環境ジャーナリストまでいろんな人が参加している。
そのなかで情報を寄せてくれた人は二人いた。

一人の人からは 
①千通近いメーリングリストのemailファイルをひとまとめにしたZipファイル


もう一人の人からは 
②Tさんという人が「自分がo氏にmogmemoさんの件をまかせた」と言ってるメール2通。ツイッターアカウントは見えるけれど他の氏名やメールアドレスを消してあるjpgファイル

②の2通のメールは①のZipファイルにも含まれていて、そちらの方では個人情報はそのまま、T氏や関係者のアカウント名もそのまま見える。


さて、当然考えたのは、このメールのファイルは偽物ではないか?ということ。

メールをみていただければわかるが、言葉があまりに大げさで、普通の大人がこんなこと書いてたらちょっと・・・という感じなのである。
つまりものすごい暇な人が千通あまりのニセメールを作成、
もしくは二通のメールのみを偽造して他のメールと一緒に送りつけてきたという可能性はゼロではない。



その目的は
1.Tさんを陥れるため

もしくは、ちょっと自意識過剰かも知れないが
2.ニセメールを元に記事を書いた!と糾弾して以前僕が書いたmogmemoさんに関する記事の信憑性を落とすため

のどちらかということになるだろう。

どっちにころんでも嬉しくない。

ので、メールを提供してくださった方には悪いが、今回のこの記事は、もらったメールをきっかけに知ることができた、
メールの真贋とは関係ない事実について書こうと思う。


【4月20日追記】

以下に掲載していたメールは個人情報やMLアドレスをマスクしていましたが、掲載メール2通の関係者と思しき人物からサーバ管理者であるFC2へ削除要請がありました。
2通のメールは真贋不明、偽物の可能性もあるとして掲載していましたが、削除要請で本物である可能性が高くなったようです。

仮にメールが本物だったとしても、mogmemoさんへの計画的な誹謗中傷や脅迫、虚偽風説流布業務妨害等の立件の証拠になりうるメールの掲載がプライバシーの侵害にあたるかどうかは議論の分かれるところとは思います。
しかしそうした議論は本記事の目的ではありませんし、検証の結果も変わりませんので要請を受け入れ、プライバシーに配慮し掲載を中止します。




その事実をどうやって知ったかを説明するには、まずは問題のメールを見ていただく必要がある。
当該メールが偽物という可能性があるので、②のファイルをさらに加工して差出人(Tさん)が見えないようにした。
グレーの四角の部分が自分が加工したもの。


3月9日1通目。


※削除しました



まずは ヤバい橋血祭り、など「誰と戦ってるんだ感」がほんとにすごいのと、
相当怪しそうな情報をさも事実のように語ってしまっていて、このメールがもし本物だったらこの人大丈夫かなという感じ。
「有力言論人」というのが次のメールのO氏のことだろう。
メーリングリストの参加者が一枚岩ではないこと、内容が外部に漏れるだろうというのは想定内のようだ。

3月9日2通目。こちらが本題。



※削除しました


前のメールと同じく自分の単なる推定を事実と思いこんでいる節がうかがえる。
後半はなんだか仲間内でもめているが、今回大事なのはメールの前半部分である。

前半の記述をまとめるとこうなる。

①パシフィックコンサルタンツのA氏と共同研究をしていた。A氏は広域処理の仕掛け人。

②師匠は焼却推進派。

③人形峠のウラン残土事件で放射性物質をばらまいた前科あり。



この3つの内容をみて既視感を覚えた人もいるんじゃないだろうか。
mogmemoさんの正体を暴く!と作られた動画の後半と全く同じ筋書きなのだ。
あの動画は名誉棄損および人権侵害のレベルなのでリンクは貼らないが、@portirland 氏、@wafewader 氏、@hindu_kush420 氏等が嬉しそうにPRしているのでそこからご覧ください。


動画の内容はこんな感じ。


①6:00以降「パシフィックコンサルタンツと共同研究?・・・・(A氏は)瓦礫広域処理の仕掛け人」

②5:54 「(師匠は)焼却派の御用学者との評。放射性廃棄物についても燃やせと?」

③2:25以降人形峠のウランレンガ問題について詳しい説明、5:35「すでに全国で放射性物質をばらまいた前科あり」



「仕掛け人」「前科あり」などのフレーズまで一緒である。

時系列でいうとこのメールが3月9日、動画の公開は3月18日。
ということはTさんと動画作成者って同一人物か仲間ということか?
と、ここで自分は俄然やる気になったわけです。

しかし異なる二者が同じように調べて、同じような結論に至っただけという可能性も否定できない。

・・・と見てみると動画作成者の自己紹介はこんな感じ。

岡山大学関係者ではありません。普通の勤め人で、
二週間ぐらいかけ、
ネットの情報だけでこつこつ調べました
原子力関係者だろうとは思っていたのですが、人形峠の論文を見つけたあたりから、
これは問題だと思うようになりました。岡山県と鳥取県で残土の押しつけが
あったというのは、現在の災害廃棄物と重なる構図です。



ほー、普通の勤め人がネットの情報だけでこつこつと。

なので自分はこれらの内容についてネットで調べてみて、同じような結論に至るか確認する作業を行った。


結果、①から②までの内容についてはGoogle先生で簡単に関係ありそうな情報を確認できた。
※①については研究の関係者名がずらりと書いてある論文で、名前の位置からA氏とmogmemoさんが会ったことすらない可能性は高い。T氏も動画作成者も論文を多く読みこなすという作業をしたことがないのではと感じた。
※②については最初に出てくるのが焼却処理に反対する人のブログ記事。
まあ情報が確認できるだけで、これを根拠に・・・と思ったことは申し添えておく。

でも③について、どんなに探しても関連情報が見つけられないのだ。
公開のネット上でも、うちの大学のデータベースでも見つけられず、
他大の友人に頼んで文献検索してもらってもmogmemoさんとウランレンガの関連を示す情報はなかった。
(我ながらしつこいというかがんばったと思う)

mogmemoさんと人形峠の関連で見つけられるのは、たい積場を今後1mSv/年になるようにして人が立ち入れる様にする事業(跡措置)についての報告書や、その関連の学会発表の資料のみ。
広域処理に反対する皆さんも上記の報告書を取り上げてはせっせと非難していたが、
肝心の人形峠製レンガについての資料はとりあげていない。
なぜならそんなものは存在しないからである。

つまりメールが本物だった場合は、そうした情報が「ない」状況で、なぜか動画作成者とTさんはほぼ同じ筋書きを語り、
mogmemoさんが放射性物質を全国にばらまいた前科があるというでっちあげを行ったということだ。

そしてもしメールが偽物だったとしてもあの動画が上記のでっちあげを主要な要素として構成されているという事実は変わらない


自分もまさか動画の主要な部分がデマとは思いもよらず、前回の検証でその印象操作に気づけなかったが不明は恥じるばかりだが、今回提供されたメールで気づくことができた。
その点、メールの提供者の方々には心から感謝したい。

なぜ事実でない「レンガ」にこだわったのかは動画作成者が自分で言っている。

岡山県と鳥取県で残土の押しつけが
あったというのは、現在の災害廃棄物と重なる構図です。


広域処理とmogmemoさんを結び付けるにはレンガ※でなくてはいけなかったからだ。
(※ちなみに人形峠のレンガの問題というのはコチラ。ウラン鉱床まで掘る途中で出た残土を岡山県も鳥取県も引き受けたがらなかったのでレンガにして配布しましたという話。放射能レベルは花崗岩程度だそうです。)

あの動画は広域処理反対のための道具として特化したものである可能性が非常に高いと思われる。
もちろん、そうじゃないよという動画作成者氏の反論もお待ちしております。

(※4月20日現在、動画作成者氏の反論はありません。)

以上、例の動画をめぐる考察でした。



ついでに感想を。

かえすもがえすも「反対のための道具」として作られた疑いの強い動画が無批判に拡散されたこと、そしてその拡散に国立大の教授等が関与していたことが残念でならない。
自分も初めそうだったように、あの動画やその後切り取られたツイートだけを見た人はその印象操作に確実にひっかかるだろう。

一方で、普段からmogmemoさんのツイートを読んでいた人たちは、あの動画が悪質な印象操作であることをすぐに見抜いていたらしいこと。
その後展開された様々なツイートの切り取りや誹謗中傷にも、良いところはよい、悪いところは悪いと論理的に反駁されていたこと。
そのことが、ネット上での議論の今後を考える上で、少なからぬ救いになるとおもう。

さいごに。

自分は広域処理に反対している人たちが全てあの動画の作成者と同じようなでっち上げを平気でする人物だとは思わないし、そんなことが言いたいわけではないです。

あといろいろ悩んだのですがメールが本物だとして、自分は今後Tさんの名前を出すつもりはないです。
やはり、mogmemoさんの個人情報を連呼する人たちと同じ土俵には立ちたくないからです。


ただ、自分の主張を通すために人を貶めようとしたり、事実を歪めるのが言論なのか?
それで得られたものに何か意味があるのか
?ということ。

それだけは言いたい。

http://www.pacific.co.jp/index.html

コメント

このブログの人気の投稿

米軍はほんとうのところ、「トモダチ作戦」でなにをしたのか

孤立する日本。 FUKUSHIMAよ立ち上がれ! 海外メディアは、”真実”を配信してくれている!

脳の放射線耐性と副作用 年齢と照射の範囲によって決まり,とても複雑です。例えば,全脳に40グレイという線量をかけるとします。これは成人では許される量かも知れません。 しかし,4歳の子供にこの線量を当ててしまえば知能の発達は期待できなくなります。逆に75歳の高齢者にこの量を当てればかなり高率に認知症(痴呆)になります。白質脳症というのが起こるのです。