2012年6月19日火曜日

4号機 2011 3月15日のニュース


4号機の建物の屋根に損傷(3月15日 9:06更新)

東京電力の記者会見によりますと、15日午前7時すぎ、福島第一原子力発電所4号機の原子炉のある建物の5階の屋根に損傷が見つかったということです。
この損傷について、東京電力は、詳しいことは分からないとしています。

4号機は、地震発生当時は定期検査中でした。

4号機火災で放射線数値上昇か(3月15日 12:28更新)

枝野官房長官は、記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺の放射性物質の濃度について、「身体に影響を及ぼす可能性のある数値であることは間違いない」と述べるとともに、4号機で発生した火災が原因ではないかという見方を示しました。
この中で、枝野官房長官は、地震が発生したときには休止していた福島第一原子力発電所の4号機の建物で、火災が発生したことを明らかにしたうえで、「4号機の中には、使用済み核燃料があり、それが熱を持って水素が発生し、1号機や3号機と同じように水素爆発が起きているものと推測している。4号機は建屋に覆われた状態でなくなったため、放射性物質が大気中に排出される状況になっている。なんとか火災を早期に鎮火させ、使用済み核燃料の冷却を進めることで、事態を収束させたい」と述べました。
そのうえで、福島第一原子力発電所の周辺の放射性物質の濃度について、「10時22分の時点でモニタリングしたところ、2号機と3号機の間で30ミリシーベルト、3号機付近が400ミリシーベルト、4号機付近が100ミリシーベルトと、従来のマイクロシーベルトとは単位が1つ異なっている。身体に影響を及ぼす可能性のある数値であることは間違いない」と述べました。

さらに、枝野長官は「断定はできないが、4号機の爆発で、高い数値が出ているのではないかと思われる」と述べ、4号機で発生した火災が放射線数値の上昇の原因ではないかという見方を示しました。

福島第一4号機 火災消える(3月15日 12:37更新)

福島第一原子力発電所の4号機では、15日午前、格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールで火災が発生し、東京電力によりますと火災は消えたということです。
4号機では、原子炉のある建物で屋根付近に損傷が見つかったほか、使用済みの核燃料を保管するプールの温度が上がっているという情報もあり、東京電力が状況を確認しています。
東京電力によりますと、福島第一原発の4号機では、午前9時38分ごろ、原子炉がある建物の4階の北西部付近で出火を確認しました。
火災は、その後消えたということです。
4号機では、出火の確認の前に、爆発音のあと、原子炉のある建物で屋根付近に損傷が見つかっているほか、格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールの温度が、通常の40度から84度に上がっているという情報があるということです。
東京電力は、「4号機では水素爆発が起きたとみられるが、火災との関係など詳しいことは分からない」と話しています。

4号機の火災を巡っては、枝野官房長官が午前11時すぎからの記者会見の中で、「4号機については火災が起きている。原子炉は地震のあと止まっているが、プールに保管されている使用済み核燃料が熱を持っていることから水素が発生している。これまで1号機と3号機で起こったような水素爆発が起きたと推察される」と述べ、4号機でも水素爆発が起きたという見方を示しています。

4号機水素爆発 燃料棒露出か(3月15日 17:10更新)

東京電力は、15日午後4時からの記者会見で、「福島第一原子力発電所4号機で使用済み核燃料を入れているプールの水がなくなって、燃料棒が露出し、水素爆発が起きた可能性もある」と述べましたが、原因はまだ特定できていないとしています。
そして現在も、4号機の使用済み核燃料のプールに水があるかどうか、確認ができていないとしています。
また、放射線を測定するモニタリングポストの値が、15日午前10時22分現在で、3号機付近で1時間当たり400ミリシーベルトの高い放射線量が確認されたことについて、水素爆発した原子炉建屋の一部が飛び散って、高い値が出た可能性があるということです。

“4号機 水素爆発と推察”(3月15日 11:23更新)

枝野官房長官は、午前11時すぎからの記者会見で、「福島第一原子力発電所の4号機については火災が起きている。原子炉自体は震災発生時から休止しているが、内部に保管されている使用済み核燃料が熱を持っていることから水素が発生しており、これまで1号機と3号機で起こったような水素爆発が起きたと推察される」と述べて、水素爆発が起きたことを明らかにしました。



















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