【隠蔽工作】ネット上の福島県の子どもの甲状腺検査結果を原子力安全委員会が、すべて削除
原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」
識者が指摘
東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を
空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、
健康被害を予防する安定ヨウ素剤を
飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた
放射線事故医療研究会で指摘された。
空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、
健康被害を予防する安定ヨウ素剤を
飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた
放射線事故医療研究会で指摘された。
今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。
しかし研究会では、
原子力安全委員会の助言組織メンバー、
鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が
「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、
安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
しかし研究会では、
原子力安全委員会の助言組織メンバー、
鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が
「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、
安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から
内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、
少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、
少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
放射性ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺被曝では放射性ヨウ素の中では
比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、
広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は
「半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。
理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果、
放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、
約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり)
比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、
広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は
「半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。
理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果、
放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、
約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり)
原発事故の放出セシウム、原爆の168倍 保安院公表
経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原子力発電所事故と
、広島に投下された原子爆弾で大気中に放出された放射性物質の種類別の量を
まとめた資料を公表した。
単純計算すると、
原発事故の放出量はセシウム137が原爆の168.5倍、
ヨウ素131が2.5倍にあたる。
資料は、衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会の求めに応じ作成。
今年6月に保安院が公表した福島第一原発事故の炉心解析による試算値と、
2000年に国連科学委員会がまとめた広島原爆の試算値を
放射性物質ごとに一覧にした。
半減期が約30年と長いセシウム137で比べると、
原発事故が1万5千テラベクレル(テラは1兆)、
原爆が89テラベクレル。放射能汚染がそれだけ長期化する可能性を示している。
今年6月に保安院が公表した福島第一原発事故の炉心解析による試算値と、
2000年に国連科学委員会がまとめた広島原爆の試算値を
放射性物質ごとに一覧にした。
半減期が約30年と長いセシウム137で比べると、
原発事故が1万5千テラベクレル(テラは1兆)、
原爆が89テラベクレル。放射能汚染がそれだけ長期化する可能性を示している。
保安院は「原爆は熱線、爆風、中性子線による影響があり、
原発事故とは性質が大きく違う。影響を
放出量で単純に比較するのは合理的でない」としている。
原発事故とは性質が大きく違う。影響を
放出量で単純に比較するのは合理的でない」としている。
放出放射能57万テラベクレル 原子力研究機構が試算
日本原子力研究開発機構は22日、
東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された
放射性物質の総量は57万テラベクレル(テラは1兆倍)とする解析結果をまとめ、
原子力安全委員会に報告した。
新たな観測データなどをもとに再計算した結果、
ヨウ素が13万テラベクレル、
セシウムがヨウ素換算で44万テラベクレルになった。
従来の見積もり(63万テラベクレル)より1割程度少ないが、
同機構の茅野政道・副部門長は「誤差の範囲内と考えられる」としている。
ヨウ素が13万テラベクレル、
セシウムがヨウ素換算で44万テラベクレルになった。
従来の見積もり(63万テラベクレル)より1割程度少ないが、
同機構の茅野政道・副部門長は「誤差の範囲内と考えられる」としている。
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