福島県は26日、二本松市(旧大平村)の水田で収穫された早場米1検体から、1キロ当たり22ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県内の早場米からセシウムが検出されたのは初めてだが、暫定基準値の同500ベクレルを下回っており、県は同地区からの出荷を認めた。白米に精米して再調査した結果、セシウムは検出されなかったという。
県によると、早場米のモニタリング調査は、25日の会津坂下町(4検体)に続いて2回目。26日は郡山市と本宮市の3地区の4検体も調査したが、検出されなかった。これまでの研究でもセシウムはぬかにつく傾向が確認されているという。
福島・中通りの早場米、出荷可能に 検査で基準以下
福島県は26日、郡山市や本宮市など「中通り」地方で収穫した早場米の放射性物質を
調べた結果、サンプル5点のうち4点からは検出されず、
残り1点から国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を大きく下回る
同22ベクレルと微量の放射性セシウムを検出した、と発表した。
この結果により、同県では今季初めて、一部地域のコメの出荷が可能になった。
調べた結果、サンプル5点のうち4点からは検出されず、
残り1点から国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を大きく下回る
同22ベクレルと微量の放射性セシウムを検出した、と発表した。
この結果により、同県では今季初めて、一部地域のコメの出荷が可能になった。
県は申請があった早場米の水田107地点を指定。
旧市町村単位で検査した玄米のサンプルがすべて基準値以下となれば
出荷できる決まりになっている。
旧市町村単位で検査した玄米のサンプルがすべて基準値以下となれば
出荷できる決まりになっている。
今回は郡山、二本松、本宮の3市にある五つの水田のサンプルを調査。
その結果、旧大平村(現二本松市)、旧和木沢村の一部(現本宮市)、
旧喜久田村(現郡山市)で早場米を出荷できることになった。
このうち旧大平村で22ベクレルを検出したが、県が参考に白米の状態で調べたところ、
検出されなかった。
その結果、旧大平村(現二本松市)、旧和木沢村の一部(現本宮市)、
旧喜久田村(現郡山市)で早場米を出荷できることになった。
このうち旧大平村で22ベクレルを検出したが、県が参考に白米の状態で調べたところ、
検出されなかった。
県の鈴木義仁・農林水産部長は「食べていただくのに問題ない検査結果で
安堵(あんど)している」と話した。
安堵(あんど)している」と話した。
今回の検査対象は、県内で比較的土壌汚染の度合いが高い地域の早場米。
県は「(今回の結果に)楽観はできないが、稲が放射性物質を吸い上げる割合は
当初の設定よりも低いだろう」とみる。農家には、放射性物質のコメへの付着を
できるだけ避けるため、収穫時に土を巻き上げないようにしたり、
コンバインを洗浄したりするよう指導している。
県は「(今回の結果に)楽観はできないが、稲が放射性物質を吸い上げる割合は
当初の設定よりも低いだろう」とみる。農家には、放射性物質のコメへの付着を
できるだけ避けるため、収穫時に土を巻き上げないようにしたり、
コンバインを洗浄したりするよう指導している。
同県の早場米の検査結果が出るのは25日に次いで2回目。
25日には会津地方の同県会津坂下(ばんげ)町の4サンプルを検査し、
いずれも不検出だった。(井上亮)
25日には会津地方の同県会津坂下(ばんげ)町の4サンプルを検査し、
いずれも不検出だった。(井上亮)
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