製品情報(アイソトープモニター)
ベルトールドジャパン株式会社
水質・食品放射線計測モニター(ベクレルモニター )
LB 200
ガンマ線スペクトロメーター
LB 2045
富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、生産地からの集配・配送を行う食流通分野向けに、連続的に放射能を測定することができる『食品放射能測定システム』を発売致します。
「食」に対する安全性への関心が高まる中で、大量の食品を確実に検査できる放射能量測定装置が求められています。現在、食品の放射能量測定は、対象となる食物の細部まで切り取り、サーベイメータで内部の放射能量を測定する前処理※1が必要なため、測定には多大な労力と時間がかかっています。また、抜き取り検査が一般的なため、全数の放射線量測定は、行われていませんでした。
今回発売する『食品放射能測定システム』は、高感度ガンマ線検出器を採用し、食品をダンボールなどの梱包状態のまま、ベルトコンベアに載せ、連続的かつ簡単に測定することができます。
放射性よう素及びセシウムについてもサーベイメータなどの検査方法に比べ、約12秒と短時間で設定した基準値以下であるか判別します。
放射性よう素及びセシウムについてもサーベイメータなどの検査方法に比べ、約12秒と短時間で設定した基準値以下であるか判別します。
本製品は、農作物の集配や配送など大量の食品を取り扱う分野に適しており、生産地の集配所や配送センターなどに販売する予定です。
※1 【ご参考】 厚生労働省 緊急時における食品の放射能測定マニュアル
1.特長
(測定イメージ)
(製品外観)
(1) | ベルトコンベアに載せるだけで、簡単に連続測定 |
(2) | 簡単に放射性よう素、セシウムの基準値以下を判別 |
(3) | 測定結果の印字が可能 |
2.主な用途
穀類、野菜類、肉、その他食品中の放射能測定
3.概略仕様
検出器 | NaI(Tℓ)シンチレータ | ||
検出限界(※1) | 134Cs+137Cs | 肉類(11.7kg) | 約140Bq/kg(精密測定時 約50Bq/kg) |
米類(30kg) | 約90Bq/kg(精密測定時 約35Bq/kg) | ||
葉菜類(10kg) | 約250Bq/kg(精密測定時 約100Bq/kg) | ||
測定時間 | 全数測定12秒/精密測定120秒(※2) | ||
測定可能サイズ | 長さ100cm×幅50cm×高さ50cm以下 | ||
外形寸法 | 本体 W360mm×D865mm×H1350mm(コンベア除く) | ||
質量 | 本体 約150kg(コンベア除く) |
※1: 検出限界はBGおよび測定物(箱等)の形状により変動します。
※2:肉類の精密測定時間は、150秒となります。
※2:肉類の精密測定時間は、150秒となります。
4.発売時期
2011年8月下旬より注文受付(9月初旬より順次出荷予定)
5.販売価格
4,300,000円(税別)~
6.目標販売台数
2011年度 500台
【お客様問合せ先】
富士電機株式会社
エネルギー事業本部 原子力・放射線事業部
放射線システム統括部 営業技術部
tel:042-585-6024
エネルギー事業本部 原子力・放射線事業部
放射線システム統括部 営業技術部
tel:042-585-6024
・メーカー名:応用光研工業
製品名:微量放射能測定装置 FNF401
価格:約430万円 自社製の3インチシンチレーターを使用。
測定試料:1L メーカー保証検出限界値 20分測定10Bq/kg以下
・メーカー名:キャンベラジャパン
製品名:CJNAI 食品・放射能測定装置
価格:約515万円 2インチシンチレーター使用。
測定試料:1L メーカー保証検出限界値 10分測定30Bq/kg
・メーカー名:ベルトールドジャパン
製品名:LB2045
価格:約300万円 2インチシンチレーター使用。
測定試料400mL メーカー
保証検出限界値:カタログには1Bq/kgとあるが、
メーカーに問い合わせたところ、メーカー保証無し。
LB2045は、鉛のチャンバー(厚さ5センチの鉛の部屋)に専用のビーカーを入れて使います。
シンチレーターには、専用のモニターが付いていて、表示されたスペクトル中に設定した放射性物質の山を見ることができます。画面上には最大2つまで核種の設定ができて、例えばヨウ素131とセシウム13*を一画面の中にみることができます。セシウムは134と137は別々に見ることはできなくて、セシウムの合算が表示されます。
下位機種のLB200との違いは、この核種の判別がモニター上でできること、検出限界が1ベクレル/kgまでできることにあります。LB200は核種の判別ができず、検出限界は20ベクレル/kgになります。
購入された方のブログhttp://wwtawwtar.blogspot.com/に
「検出限界1Bq/kgの精度を出すには約1時間ほど計測する必要があります。
10分だと50Bq/kg程度の精度になるようです。」 とありました。(追加2011/08/10)
・メーカー名:EMFジャパン
製品名:EMF211型ガンマ線スペクトロメータ
価格:約300万円 3インチシンチレーター使用。
測定試料:350mL
検出限界値:土壌や水、農作物、海産物、畜産物などの
15分間測定における実用的な測定下限(定量下限)は20Bq/kg、
10分間測定における実用的な測定下限(定量下限)は25Bq/kgです。
検出限界を1.0Bq/kg(試料として350cc専用ポリ容器に純水を入れた場合)とありますが、
「空調が完備した部屋に設置して10~24時間バックグラウンド測定を行い、
そのバックグラウンドデータを減算用データとして用いて10回連続して測定した
結果の平均値です。」と注意書きがあり、実用的な下限値ではありません。
実用的な下限値は、上記の15分で20Bq/kg程度ということですね。
ベルトールドジャパンに問い合わせた時に、カタログにある「1Bq/kg」をメーカー保証値としてくれなかったのも同様の理由なのでしょう。
メーカー名:富士電機 製品名:食品放射能測定システム 価格:4300000円~
ベルトコンベアで流れ作業で12秒で測定できるというシステムですが、検出限界が高すぎます。政府の暫定規制値以上の食品をはじく程度の性能では不十分です。間違っても市民測定所では購入しないでください。こどもたちのために安全な食品を提供しようと測定器購入を検討されている農家の方も、もっと検出限界の低い機器の購入をお願いします。(上記)
1.特長
(1) ベルトコンベアに載せるだけで、簡単に連続測定
(2) 簡単に放射性よう素、セシウムの基準値以下を判別
(3) 測定結果の印字が可能
(2) 簡単に放射性よう素、セシウムの基準値以下を判別
(3) 測定結果の印字が可能
2.主な用途
穀類、野菜類、肉、その他食品中の放射能測定
概略仕様
検出器 | NaI(Tℓ)シンチレータ | ||
検出限界(※1) | 134Cs+137Cs | 肉類(11.7kg) | 約140Bq/kg(精密測定時約50Bq/kg) |
米類(30kg) | 約90Bq/kg(精密測定時約35Bq/kg) | ||
葉菜類(10kg) | 約250Bq/kg(精密測定時約100Bq/kg) | ||
測定時間 | 全数測定12秒/精密測定120秒(※2) | ||
測定可能サイズ | 長さ100cm×幅50cm×高さ50cm以下 | ||
外形寸法 | 本体 W360mm×D865mm×H1350mm(コンベア除く) | ||
質量 | 本体 約150kg(コンベア除く) |
※1: 検出限界はBGおよび測定物(箱等)の形状により変動します。
※2:肉類の精密測定時間は、150秒となります。
※2:肉類の精密測定時間は、150秒となります。
■機種選定のポイント
・検出限界値
単にカタログに載っている数値を鵜呑みにするのでなく、メーカーに丁寧に問い合わせて、メーカー保証できる実用的な下限値なのかどうか確かめましょう。メーカー保証の限界値以下は、検出時間を長くすれば精度が高まるので測定可能は可能です。ただ、そのためには、もともとの性能がすぐれたものである必要があるでしょう。鉛の遮蔽の性能。シンチレーターの性能など。たんぽぽ舎や静岡の市民放射能測定所では、研究機関の協力のもと精度を確認した結果、3Bq/kgくらいまで測定できるとしています。私たちの二本松の測定室でも目指す精度です。
・シンチレーターのサイズ
シンチレータのサイズが3インチだと2インチの約3倍の感度になる(http://www.emf-japan.com/emf/emf1/emf211.htmlより)。精度を出していくためには大きい方がよい。
・測定試料の量
多いほうが、精度が出る。(市民測定所二箇所からの情報)
・メンテナンス
メンテナンス態勢がどうなっているかどうか。一年に一度は調整してもらったほうがいいので、その際の費用を確認。海外に送らないとできないのか、国内でできるのかなど。日本のメーカーのほうが安心だと思います。
・サポート態勢
メーカーにちゃんとした技術者がいるかどうか確認する。電話や出張してもらって測定指導を受けることができるだけの態勢があるのかどうかが大事。技術者がいないただの代理店の場合は、どうしたら十分な技術サポートを受けれるのか要確認。
・核種弁別の可・不可
核種が弁別できる機種かどうかの確認。ヨウ素131、セシウム134、セシウム137などの原発に起因する放射性核種の弁別する性能について確認する。自然界に存在する放射性核種カリウム40も含めた総ベクレル量しか測定できない機種は避けましょう。暫定基準値以上の汚染ならはじけるかもしれませんが、今、私たちが食品の放射能測定する理由はこどもたちを放射能から守ることです。
以上の情報を収集した結果、「こどものたべもの基金」では、応用光研工業の微量放射能測定装置 FNF401 を導入することに決定しました。ご参考にください。
上記の機種に限ったことですが、20分測定での精度を比較すると 応用光研>EMFジャパン>キャンベラジャパン>ベルトールドジャパン の順番になるかと思います。シンチレーターのサイズによって精度が左右されるようですね。
追加として、
メーカー名:ベルトールドジャパン 製品名:LB200 価格:約100万円 25mmシンチレーター使用。測定試料:500mL 検出限界値:カタログには20Bq/Lとありますがスペック的にどんな条件下においての数値なのか分かりません。大学のゲルマニウム半導体検出器で同じサンプルを測定して同じ数値が出たことはあるとのこと。核種弁別できない機種です。
市民放射能測定所一覧
全国各地の市民放射能測定所の情報を共有します。
二本松市での測定所設置のための募金を呼びかける前の準備段階に、各地の測定所を見学させていただいたり、問合せに対して丁寧に対応していただきました。
市民放射能測定所を開設するのでしたら、今まで歩んできた方がたに生の情報を教えていただくところが始めたらいいでしょう。
チェルノブイリ原発事故時に開設され、それ以来ずっと、こどもたちを放射能汚染された食品から守るために測定を続けてきた測定所や、いったん測定器が壊れて中断していましたが福島第一原発事故を機に修理して再開した測定所もあります。先輩方の地道な歩みに学びながら、新たな市民放射能測定所を開設に取り組んでいきたいものです。
私たちの「こどものたべもの基金」http://johukuji.nanaoarchive.com/top/?p=1520では9月下旬開設を目指して準備を進めています。
■市民主体の放射能測定所一覧
測定器:応用光研工業製1台、キャンベラジャパン製1台 検出限界:約3Bq/kg
・小金井市放射能測定器運営連絡協議会:http:// hosyano usokute ishitsu -kogane i.jimdo .com/
・小金井市放射能測定器運営連絡協議会:http://
測定器:キャンベラジャパン製 検出限界:10Bq/kg
・有害化学物質削減ネットワーク:http://www.toxwatch.net/
検出限界:約3Bq/kg
・市民放射能測定センター(名古屋):http:// www.nag oyaseik atsuclu b.com/e ssay/fe ature/2 01103hu kusima_ genpatu /mirai_ net.htm l
・市民放射能測定センター(名古屋):http://
測定器:日立アロカメディカル(キャンベラジャパン製 CJNAI 食品・放射能測定装置) 検出限界:10分測定で30Bq/kg
・市民放射能測定所(福島):http:// www.crm s-jpn.c om/
測定器:ベルトールドテクノロジー製LB200 検出限界:20Bq/kg
★食品の放射能測定器について
・概要~機器の種類:http:// johukuj i.nanao archive .com/to p/?p=14 74
・機器のスペック:http:// johukuj i.nanao archive .com/to p/?p=17 90
・機器のスペック:http://
■食品の放射能検査データ
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