http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/295.html
首都圏に居住できない二つの理由
首都圏に居住できない二つの理由
(Cs-137はロシアの安全基準に抵触・プルトニウムは放射線管理エリアに相当)
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/295.html
投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 12 月 13 日 04:50:10: trv0OrkwFmReI
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投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 12 月 13 日 04:50:10: trv0OrkwFmReI
ヤブロコフらによると、
安全域だと考える土壌汚染レベルは、
セシウム137の汚染レベルが
0.1キュリー/km2つまり、
約3700Bq/m2までである
(注1)―表10.2,10.10,10.18で「安全な」対照群として0.1キュリー未満の汚染エリアが設定されている。
また、来日した医師スモルニコワ・バレンチナ先生は次のように述べている―「子供は20Bq/kgの土壌汚染だとまだ安全。子供は50Bq/kgから危険がはじまる。大人は200Bq/kgから危険です(注2)。」。要するに、0.1キュリーまでが安全域だというのは、チェルノブイリを経験したロシア人による共通見解であるが、このことはしっかり認識されていない。ジャーナリストの木下さんも同様の結論に達している(注3)。かくして、避難基準が明確になる。つまり、『セシウム137による土壌汚染レベルが、0歳-6歳なら20ベクレル/kgまで、小学生・中学生なら50ベクレル/kgまで。大人なら100ベクレル/kgまで、が安全域だと結論できる。』この基準を超えるようなところならば、移住した方が安全だと言える。しかし、首都圏(関東)土壌調査結果(注4)を見ると、50ベクレル未満のエリアはほとんど存在しない。他方、西日本の土壌調査結果(同注4)を見ると、20ベクレル/kg未満のところが全てだ。つまり、西日本の土壌は、乳幼児が地べたをハイハイしても安全である。
次に、プルトニウムの土壌汚染レベルが、放射線管理エリアに相当している点があげられる―(注5)と(注6)。米エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)が、神奈川県横須賀市泊町のベースと呼ばれる海軍基地の土壌、および御殿場の土壌において測定した結果、そのようなレベルのプルトニウムが検出された。もちろん福島県全域はプルトニウムで汚染されている。首都圏もそうだったわけで、α線核種が広範に飛散している(チェルノブイリではこれほどまでに広範囲にα線核種が散らばらなかった[ヤブロコフの『チェルノブイリ』に記載された超ウラン元素の汚染地図と比較すれば一目瞭然]。それが福島の事故とチェルノブイリとの違いだ)。
以上、土壌汚染のレベルが安全ではない二つの理由で、避難・移住するのが望ましい。
土壌汚染のレベルが危険なところで作られた農産物は同様に危険であり、西日本の安全な土壌で作られた地元の野菜を食べれば、内部被爆は避けられる(日本中どこでも汚染されており、西日本に移住しても同じだ―被爆は避けられない―という言説は、印象操作のためのもの。東日本から西日本への移住をしにくくするためのイデオロギー)。
また、ガイガーカウンターで空間線量を測定して、それで安全かどうかを判断しているのは、端的に言って情報操作のイデオロギーにひっかかっている。安全かどうかは土壌汚染のレベルが決める。空間線量で判断できるかのような錯覚を与えているのは、情報操作であることに気がつかねばならない。
はっきりいって、このようなことを指摘しても、大半の人は引っ越すことはできないだろうし、土壌汚染による健康被害の危険性は無視して暮らしてゆくだろう。しかし、衝撃波が来ると分かっているのといないのとでは対処の仕方が違うはずだ。来ると分かっていれば、子供は逃がし、大人もときどき汚染されていない空気を吸うために転地療法なり、疎開先での夏季休暇を長めにとったり、短期旅行に行ったりするはずだ。
(注1)ヤブロコフ『チェルノブイリ』から
(p.5) Nearly 400 million people resided in territories that were contaminated with radioactivity at a level higher than 4 kBq/m2 (0.11 Ci/km2) from April to July 1986.
(p.27)in 1986 up to 600 million men, women, and children lived in territories contaminated by Chernobylradionuclides at dangerous levels of more than 0.1 Ci/km2.
(p.261)Ukraine (Cs-137 levels of 5–15 Ci/km2) were significantly different from the same species bred in the less contaminated (<0.1 Ci/km2)
(p.259) Table10.2,p.263 Table10.10 Table10.18
(注2)http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/164.html
(注3)いったい、どのくらいの土壌汚染から凌げなくなると考えるのか
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3e2e18a95f357c459e2cc55833ae4010
小出先生が「1万Bq/㎡はびっくりして、私だったらその場には入らない」という発言をしていますが、この数値はBq/kgに直すと、150Bq/kg位です。また、チェルノブイリに詳しい専門家は「3000Bq/㎡から、健康被害がおきる可能性は否定できない」とも言います。これは、50Bq/kgです。チェルノブイリ後のフランスの平均的な汚染は30Bq/kg、西ドイツは90Bq/kg、イタリアは100Bq/kg。西ドイツやイタリアでは健康被害はおきていて、フランスは平均的な場所ではほぼおきていない。こう考えると、100Bq/kg程度から注意が必要になると僕は思いますし、150Bq/kgで、立ち入りたくないと言う感覚も理解できます。僕は考え方としては、自宅や周辺環境の平均的な数値が100Bq/kg位までなら、凌ぎたいと思う方が凌いで、すごすことはできるのだろうと思っていました(もちろんこの数値以下で、健康上の不安を覚える方が避難することは、当然の考えと思います)。
(注4)首都圏(関東)土壌調査結果
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/96efbe3938f5412586fcabb1334ad92b
西日本土壌調査結果(安全)
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/8e9aeb829ea2882e26bec3fc6ba84adf
北海道・九州・沖縄土壌調査結果(総じて安全)
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/f190d70441d29febddca274cdde1a3c4
(但し、北海道では数十Bq/kgの汚染場所が山間部などに存在する可能性はある。北海道よりは西日本への移住の方が安全;風向きから考えて)。
(注5)
*ヤブロコフ『チェルノブイリ』p.314
移住義務ゾーンの定義:
The zone of involuntary resettlement is an area outside the exclusion zone where the level of ground contamination from Cs-137 is above 15 Ci/km2, that from Sr-90 is above 3 Ci/km2, or that from Pu-239 and Pu-240 is above 0.1 Ci/km2.
*ウクライナ基準:
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Nas95-J.html
移住権利ゾーン;プルトニウム0.37~3.7(0.01Ci/km2-0.1Ci/km2)
放射能管理強化ゾーン;プルトニウム0.185~0.37(0.005Ci/km2-0.01Ci/km2)
*ECRR基準:
1.Zone of obligatory re-settlement: Caesium-137 – 40 Ci/km2, Strontium-90 – 3 Ci/km2,Plutonium – 0.1 Ci/km2,
2.Zone of re-settlement: Caesium-137 – 15 to 40 Ci/km2, Strontium-90 – 2 to 3 Ci/km2,Plutonium – 0.05-0.1 Ci/km2, when the annual dose can exceed 5 mSv/a.
But now over 28 thousand persons live in this zone {sic}, including 7,000 children. In the Ukraine all people were re-settled from the zone of 15 Ci/km2.
3.Zone with the right for re-settlement: Caesium-137 5 to 15 Ci/km2, Strontium-90 – 0.5 to 2 Ci/km2, Plutonium – 0.01 to 0.05 Ci/km2, when the permissible radiation limit for the population exceed 1 mSv/a.
4.Zone of living with periodical monitoring: Caesium-137 1 to 5 Ci/km2, when the permissible radiation limit for the population must not exceed 1 mSv/a.
(注6)http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/207.html
次に、プルトニウムの土壌汚染レベルが、放射線管理エリアに相当している点があげられる―(注5)と(注6)。米エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)が、神奈川県横須賀市泊町のベースと呼ばれる海軍基地の土壌、および御殿場の土壌において測定した結果、そのようなレベルのプルトニウムが検出された。もちろん福島県全域はプルトニウムで汚染されている。首都圏もそうだったわけで、α線核種が広範に飛散している(チェルノブイリではこれほどまでに広範囲にα線核種が散らばらなかった[ヤブロコフの『チェルノブイリ』に記載された超ウラン元素の汚染地図と比較すれば一目瞭然]。それが福島の事故とチェルノブイリとの違いだ)。
以上、土壌汚染のレベルが安全ではない二つの理由で、避難・移住するのが望ましい。
土壌汚染のレベルが危険なところで作られた農産物は同様に危険であり、西日本の安全な土壌で作られた地元の野菜を食べれば、内部被爆は避けられる(日本中どこでも汚染されており、西日本に移住しても同じだ―被爆は避けられない―という言説は、印象操作のためのもの。東日本から西日本への移住をしにくくするためのイデオロギー)。
また、ガイガーカウンターで空間線量を測定して、それで安全かどうかを判断しているのは、端的に言って情報操作のイデオロギーにひっかかっている。安全かどうかは土壌汚染のレベルが決める。空間線量で判断できるかのような錯覚を与えているのは、情報操作であることに気がつかねばならない。
はっきりいって、このようなことを指摘しても、大半の人は引っ越すことはできないだろうし、土壌汚染による健康被害の危険性は無視して暮らしてゆくだろう。しかし、衝撃波が来ると分かっているのといないのとでは対処の仕方が違うはずだ。来ると分かっていれば、子供は逃がし、大人もときどき汚染されていない空気を吸うために転地療法なり、疎開先での夏季休暇を長めにとったり、短期旅行に行ったりするはずだ。
(注1)ヤブロコフ『チェルノブイリ』から
(p.5) Nearly 400 million people resided in territories that were contaminated with radioactivity at a level higher than 4 kBq/m2 (0.11 Ci/km2) from April to July 1986.
(p.27)in 1986 up to 600 million men, women, and children lived in territories contaminated by Chernobylradionuclides at dangerous levels of more than 0.1 Ci/km2.
(p.261)Ukraine (Cs-137 levels of 5–15 Ci/km2) were significantly different from the same species bred in the less contaminated (<0.1 Ci/km2)
(p.259) Table10.2,p.263 Table10.10 Table10.18
(注2)http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/164.html
(注3)いったい、どのくらいの土壌汚染から凌げなくなると考えるのか
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3e2e18a95f357c459e2cc55833ae4010
小出先生が「1万Bq/㎡はびっくりして、私だったらその場には入らない」という発言をしていますが、この数値はBq/kgに直すと、150Bq/kg位です。また、チェルノブイリに詳しい専門家は「3000Bq/㎡から、健康被害がおきる可能性は否定できない」とも言います。これは、50Bq/kgです。チェルノブイリ後のフランスの平均的な汚染は30Bq/kg、西ドイツは90Bq/kg、イタリアは100Bq/kg。西ドイツやイタリアでは健康被害はおきていて、フランスは平均的な場所ではほぼおきていない。こう考えると、100Bq/kg程度から注意が必要になると僕は思いますし、150Bq/kgで、立ち入りたくないと言う感覚も理解できます。僕は考え方としては、自宅や周辺環境の平均的な数値が100Bq/kg位までなら、凌ぎたいと思う方が凌いで、すごすことはできるのだろうと思っていました(もちろんこの数値以下で、健康上の不安を覚える方が避難することは、当然の考えと思います)。
(注4)首都圏(関東)土壌調査結果
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/96efbe3938f5412586fcabb1334ad92b
西日本土壌調査結果(安全)
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/8e9aeb829ea2882e26bec3fc6ba84adf
北海道・九州・沖縄土壌調査結果(総じて安全)
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/f190d70441d29febddca274cdde1a3c4
(但し、北海道では数十Bq/kgの汚染場所が山間部などに存在する可能性はある。北海道よりは西日本への移住の方が安全;風向きから考えて)。
(注5)
*ヤブロコフ『チェルノブイリ』p.314
移住義務ゾーンの定義:
The zone of involuntary resettlement is an area outside the exclusion zone where the level of ground contamination from Cs-137 is above 15 Ci/km2, that from Sr-90 is above 3 Ci/km2, or that from Pu-239 and Pu-240 is above 0.1 Ci/km2.
*ウクライナ基準:
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Nas95-J.html
移住権利ゾーン;プルトニウム0.37~3.7(0.01Ci/km2-0.1Ci/km2)
放射能管理強化ゾーン;プルトニウム0.185~0.37(0.005Ci/km2-0.01Ci/km2)
*ECRR基準:
1.Zone of obligatory re-settlement: Caesium-137 – 40 Ci/km2, Strontium-90 – 3 Ci/km2,Plutonium – 0.1 Ci/km2,
2.Zone of re-settlement: Caesium-137 – 15 to 40 Ci/km2, Strontium-90 – 2 to 3 Ci/km2,Plutonium – 0.05-0.1 Ci/km2, when the annual dose can exceed 5 mSv/a.
But now over 28 thousand persons live in this zone {sic}, including 7,000 children. In the Ukraine all people were re-settled from the zone of 15 Ci/km2.
3.Zone with the right for re-settlement: Caesium-137 5 to 15 Ci/km2, Strontium-90 – 0.5 to 2 Ci/km2, Plutonium – 0.01 to 0.05 Ci/km2, when the permissible radiation limit for the population exceed 1 mSv/a.
4.Zone of living with periodical monitoring: Caesium-137 1 to 5 Ci/km2, when the permissible radiation limit for the population must not exceed 1 mSv/a.
(注6)http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/207.html
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